外観・デザイン
- 【背面モニター】
「Z 7」は上下のみ可動する「チルト式モニター」を搭載しているのに対し、「X-H1」は横位置時に上下チルト・縦位置時に上方向チルトすることができる「3方向チルト式モニター」を搭載しています。 - 【サイズ】
「Z 7」は「X-H1」より、幅が5.8mm、厚みが18mm(計測方法の違いでグリップ部とファインダー部を除いた本体サイズはほぼ同じだと思います)、小さくなっています。「Z 7」は約2.3倍も大きなセンサーを搭載しながらも「X-H1」より部分的には小型化しています。 - 【接続端子】
「Z 7」は「USB Type-C端子」を採用していますが、「X-H1」は「USBマイクロB端子」を採用しています。 - 【メモリーカード】
「Z 7」は「XQDカード」1枚のみのシングルスロットですが、「X-H1」は「SDカード」2枚のデュアルスロットです。「X-H1」は2枚のSDカード間でバックアップを取ることが可能です。
機能・特徴
- 【イメージセンサー】
「Z 7」は4575万画素のフルサイズセンサーを搭載しているのに対し、「X-H1」は2430万画素のAPS-Cセンサーを搭載しています。「Z 7」は約2.3倍も大きなセンサーを搭載することで、高感度性能や階調表現、ボケ表現など画質面でメリットがあります。 - 【連続撮影性能】
「Z 7」はAF/AE追従で5.5コマ/秒(AF追従のみでは9コマ/秒)の連写性能ですが、「X-H1」は電子シャッター時に約14コマ/秒・メカニカルシャッター時に約8コマ/秒の連写性能です。「X-H1」は専用の縦位置パワーブースターグリップ「VPB-XH1」を装着するとパフォーマンスが向上する「BOOSTモード」が利用でき、メカニカルシャッター時の連写が約11コマ/秒に向上します。 - 【瞳AF】
「Z 7」と「X-H1」はどちらも「顔認証」機能に対応していますが、「X-H1」はさらに「瞳AF(瞳にピントを合わせるオートフォーカス)」機能にも対応しています。「Z 7」の「顔認証」が「瞳AF」機能も含むのかは分かりません。
「Z 7 (Z7)」と「FUJIFILM X-H1」のスペック違いを比較
製品名 | ニコン Z 7 | 富士フイルム X-H1 |
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発売日 | 2018年09月28日 | 2018年03月01日 |
価格 | 44万円前後 | 24万円前後 |
シリーズ | Zシリーズ | FUJIFILM Xシリーズ |
マウント | ニコンZ系マウント(S-Lineレンズ) | フジフイルムX系マウント |
センサー | フルサイズ(FXフォーマット 裏面照射型 35.9×23.9mm) | APS-C(X-Trans CMOS III 23.5×15.6mm) |
ローパスフィルター | レス仕様 | |
ダスト除去機能 | ○ | |
画像処理エンジン | EXPEED 6 | X-Processor Pro |
画素数 | 4689万総画素、4575万有効画素 | 2430万有効画素 |
最大記憶画素数 | 8256x5504px | 6000x4000px |
ISO | 常用:64-25600、拡張:32-102400 | 常用:200-12800、拡張:100-51200 |
連写 | AF追従:9コマ/秒(14ビットRAW時は8コマ/秒)、AF/AE追従:5.5コマ/秒 | 電子:14コマ/秒、VPB-XH1装着時:11コマ/秒、メカ:8コマ/秒、電子先幕:6コマ/秒 |
連続撮影可能コマ数 | RAW:最大23コマ、JPEG:最大25コマ | 14コマ/秒時に非圧縮RAW:23コマ、可逆圧縮RAW:27コマ、JPEG:40コマ |
オートフォーカス方式 | ハイブリッドAF(コントラストAF+像面位相差AF) | インテリジェントハイブリッドAF(コントラストAF+像面位相差AF) |
測距点/AFエリア | 493点 | 91点(最大325点) |
測距輝度範囲 | EV-1~19、ローライトAF時:EV-4~19 | EV-1(像面位相差AF) |
電子式ビューファインダー | Quad-VGA OLED 0.5型 (約369万ドット/視野率100%/倍率0.8倍) | 0.5型有機ELファインダー (369万ドット/視野率100%/35mm換算の倍率0.75倍) 100fps |
モニター | 3.2インチ (210万ドット) | 3インチ (104万ドット) |
サブモニター(情報表示パネル) | ○ | |
シャッタースピード(メカ/機械式) | 1/8000-30秒 | |
電子先幕シャッター | ○ | 1/8000-30秒 |
電子シャッター | ○ | 1/32000-30秒 |
サイレントシャッター | ○ | |
フラッシュ同調速度 | 1/200秒 | 1/250秒 |
フリッカー対策 | 静止画フリッカー低減撮影 | フリッカー低減機能 |
バルブ撮影 | ○ | ○(最長60分) |
セルフタイマー | 2、5、10、20秒 | 2、10秒 |
顔認識 | ○(※2019年5月16日公開のファームウェア(Ver. 2.0)で「瞳AF」が追加されました) | ○(瞳AFも可) |
撮影枚数(静止画・動画) | ファインダー:約330コマ、モニター:約400コマ 85分 | 約310コマ |
RAW | 12/14bit(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)、サイズL/M/Sの選択可 | RAF:14bit |
JPEG | ○ | |
TIFF | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
カメラ内RAW現像 | ○ | |
動画 | 4K UHD(3840x2160) 30p 144Mbps、フルHD(1920x1080) 60p | DCI 4K(4096x2160) 24p、4K(3840x2160) 30p、フルHD(1920x1080) 60p |
4K出力 | APS-Cフォーマット時は全画素読み出し | 未確認 |
ハイフレームレート | 120fps(1920x1080) | |
ファイル形式 | MOV、MP4 | MOV |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 | |
音声記録方式 | 未確認 | リニアPCM ステレオ(24bit/48KHzサンプリング) |
撮影時間 | 29分59秒 | 4Kは約15分(ブーストモード時は30分)、フルHDは約20分、HDは約30分 |
Log | N-Log(外部レコーダーのみ記録、10ビットの場合のみ選択可) | F-Log |
ボディ内手ぶれ補正 | 5.0段分 | 5.5段分 |
内蔵フラッシュ | (クリップオンフラッシュEF-X8が付属) | |
防塵防滴仕様 | ○ | ○(-10℃耐低温性能にも対応) |
可動式モニター | チルト | 3方向チルト |
タッチパネル | ○(タッチパッドAFは非対応) | ○ |
pictbridge | ○ | |
水準器 | 未確認 | |
その他 | 8Kタイムラプスムービー、SnapBridge、回折補正 | フィルムシミュレーション |
英語対応 | 未確認 | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | ○(4.2) | ○(4.0) |
USB充電 | ○ | 未確認 |
USB給電(電源ON時の充電) | 未確認 | |
メモリーカード | XQDカードのシングルスロット | デュアルSDスロット(SDXC UHS-II対応) |
ジョイスティック(AFエリア移動用ボタン) | ○ | |
AF-ONボタン | ○ | |
マグネシウム合金 | ○ | |
幅 | 134mm | 139.8mm |
高さ | 100.5mm | 97.3mm |
奥行き(厚み) | 67.5mm | 85.5mm |
重さ | 585g、675g(総重量) | 623g、673g(総重量) |
バッテリー | EN-EL15b | NP-W126S |
バッテリーグリップ | バッテリーパック MB-N10 | VPB-XH1(ヘッドホン端子あり、ブーストモード対応) |
マイク端子 | 3.5mmステレオミニジャック | |
インターフェイス | USB Type-C、HDMI(タイプC)、シンクロ接点 | USB3.0(マイクロB)、マイクロHDMI(タイプD)、シンクロターミナル |