※2020年2月26日に「FUJIFILM X-T200 レンズキット」の発売日が2020年2月27日から3月に延期されることが発表されました。3月12日に「FUJIFILM X-T200 レンズキット」の発売日が3月25日に決定しました。
【富士フイルムのセンターファインダースタイル機】
最上位機・・・FUJIFILM X-H1
上位機・・・FUJIFILM X-T1桁
中位機・・・FUJIFILM X-T2桁
入門機・・・FUJIFILM X-T3桁
外観・デザイン
- 【サイズ】
「FUJIFILM X-T200」は「FUJIFILM X-T100」よりも、高さが0.7mm大きく、奥行きが7.7mm厚くなりましたが、質量は78gの軽量化を実現しています。「FUJIFILM X-T200」はフロントグリップとサムグリップが大型化したのみで、本体の厚みはほぼ変わっていないと思われます。 - 【可動式モニター】
「FUJIFILM X-T100」は、上下の可動以外にも、水平方向に反転してセルフィー撮影が可能な「3方向チルト式モニター」を搭載していました。「FUJIFILM X-T200」は「バリアングル式モニター」に変更され、一度モニターを起こす必要がありますが、自由にアングルを調整して撮影ができます。 - 【その他】
「FUJIFILM X-T200」は、背面の「セレクターボタン」が省略されて「AFセレクター(ジョイスティック)」、背面モニターが「3インチ(104万ドット)」から「3.5インチ(276万ドット)」、背面モニターの最高輝度が2倍の1000カンデラ(明るいモニター)、USB端子が「microUSB」から「USB Type-C」に変更されています。
機能・特徴
- 【イメージセンサー】
「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」はどちらも2424万画素センサー(ベイヤー配列のカラーフィルター)を搭載しています。しかし、「FUJIFILM X-T200」は銅配線センサーを採用することで、データの読み出し速度が3.5倍に向上し、ローリングシャッター歪みを低減、センサー全面に像面位相差画素を配置&アルゴリズムの進化によりオートフォーカス性能が向上しています。 - 【動画性能】
「FUJIFILM X-T100」は「4K 15p」までの4K動画でしたが、「FUJIFILM X-T200」はクロップせずに6K相当(6032×3392)のデータから動画を生成する「4K 30p」の撮影に対応しました。「FUJIFILM X-T100」は、4K動画としてではなく、15コマ/秒の「4K 連写」や被写体全体にピントを合わせる「4Kマルチフォーカス」機能で活用可能です。「FUJIFILM X-T200」はハイスピード動画が「HD(1280×720)」から「フルHD(1920×1080)」に向上し、ダイナミックレンジが広い「HDR(ハイダイナミックレンジ)動画」に対応しました。 - 【その他】
「FUJIFILM X-T200」は、ジャイロセンサーの振動検知を利用した電子式手ブレ補正「電子ジンバル」モード(富士フイルムのデジタルカメラで初搭載)や、動画の一部分を切り出すことで再生時間短縮やデータサイズ縮小が可能な「カット編集」機能が追加されました。また、「FUJIFILM X-T200」は連写機能が「約6コマ/秒」から「約8コマ/秒」に向上し、撮影可能枚数は「約430枚」から「スタンダード時は約270枚、エコノミー時は約450枚」になりました。
「FUJIFILM X-T200 (エックス・ティー・ニヒャク)」と「FUJIFILM X-T100 (エックス・ティー・ヒャク)」のスペック違いを比較
製品名 | 富士フイルム FUJIFILM X-T200 | 富士フイルム FUJIFILM X-T100 |
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発売日 | ダブルズームレンズキット: 2020年02月27日、レンズキット: 3月25日 | 2018年06月21日 |
予想価格 | レンズキットとダブルズームレンズキットのみ: 9~11万円前後 | ボディのみ: 7万5000円前後 |
シリーズ | FUJIFILM Xシリーズ | |
マウント | フジフイルムX系マウント | |
イメージセンサー | APS-C(23.5×15.7mm 銅配線正方画素CMOS、データ読み出し速度が3.5倍に向上) | APS-C(23.5×15.7mm CMOS) |
ダスト除去機能 | 圧電素子による超音波方式 | |
画素数 | 2424万有効画素 | |
最大記憶画素数 | 未確認 | 6000×4000px |
画像処理エンジン | 未確認 | |
ISO | 常用: 200~12800、拡張: 100~51200 | |
連写 | 8コマ/秒 | 6コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | 未確認 | 6コマ/秒時: JPEG26枚、3コマ/秒時: JPEGカードフルまで |
AF方式 | コントラストAF+像面位相差AF(インテリジェントハイブリッドAF) | |
測距点 | 未確認 | シングルポイントAF: 7x13点 |
ファインダー | 0.39型有機EL(236万ドット/視野率100%/倍率0.62倍/アイポイント約17.5mm/アイセンサー付き) | |
モニター | 3.5インチ (276万ドット、2倍の最高輝度1000カンデラ) | 3インチ (104万ドット) |
タッチパネル | ○(フリック動作ができる「タッチファンクション」対応) | |
可動式モニター | バリアングル(180°フリップさせて自分撮り撮影対応) | 3方向チルト(上下可動、水平方向に反転して自分撮り撮影対応) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | |
電子シャッター | 1/32000~30秒(メカ+電子シャッターも含めて) | |
電子先幕シャッター | ||
フラッシュ同調速度 | 1/180秒以下 | |
バルブ撮影 | ○(最長60分) | |
サイレント撮影 | ○(予想) | |
顔認識 | ○(瞳AFも対応) | |
セルフタイマー | 2、10秒、フェイスオートシャッター | |
撮影枚数 | スタンダード: 約270枚、エコノミー: 約450枚 | 約430枚 |
RAW | ○(RAF、非圧縮14bit) | |
JPEG | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
動画機能 | 4K(3840x2160) 30p 最大約15分まで、フルHD(1920×1080)/スクエアフルHD(1080×1080) 60p 最大約30分まで、HD(1280x720)/スクエアHD(720x720) 60p 最大約30分まで | 4K(3840x2160) 15p 最大約30分まで、フルHD (1920×1080) 60p 最大約30分まで、HD(1280x720) 60p 最大約30分まで |
スローモーション動画 | フルHD(1920×1080) 2/4/5倍 | HD(1280×720) 1.6/2/3.3/4倍 最大約7分 |
HDR動画 | ○ | |
ファイル形式 | MPEG-4、圧縮方式: MPEG-4 AVC/H.264、音声記録方式: リニアPCM(ステレオ 48KHzサンプリング) | MOV、圧縮方式: H.264、音声記録方式: リニアPCM(ステレオ) |
手ブレ補正 | 電子ジンバル(動画時の電子式手ブレ補正、画角がクロップ、使用レンズが限定) | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ||
水準器 | 未確認 | ○ |
カメラ機能 | パノラマ、アドバンストSRオート、美肌モード、フィルムシミュレーションモード、アドバンストフィルター(クリアフィルター)、霞除去、HDRアート、カメラ内RAW現像、リッチ&ファイン(X-T100はファームウェアVer. 1.10)、モノクロ 近赤外風(X-T100はファームウェアVer. 1.10) | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | 4.2 | 4.1 |
起動時間 | 約0.8秒、ハイパフォーマンスモード時: 約0.4秒 | |
メモリーカード | SDXC 512GBまで | SDXC UHS-I 256GBまで |
幅 | 121mm | |
高さ | 83.7mm | 83mm |
奥行き/厚み | 55.1mm | 47.4mm(最薄部33.4mm) |
質量/重さ | 321g、370g(総重量) | 399g、448g(総重量) |
カラー | ダークシルバー、シャンパンゴールド、シルバー | ダークシルバー、シャンパンゴールド、アルマイト塗装が施されたブラック |
USB充電 | ○ | 未確認 |
バッテリー | NP-W126S | |
オーディオ | 3.5mmステレオミニジャック(3.5mmマイク)/リモートレリーズ端子 | 2.5mm 3極ミニジャック |
インターフェイス | USB Type-C 3.1 Gen 1、HDMI(マイクロ/タイプD) | マイクロUSB2.0、HDMI(マイクロ/タイプD) |