「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」の違い


富士フイルム(Fujifilm)

富士フイルム「FUJIFILM X-T200 (エックス・ティー・ニヒャク)」と「FUJIFILM X-T100 (エックス・ティー・ヒャク)」の違いを比較しました。

「FUJIFILM X-T200」は2020年1月23日に発表された富士フイルムのエントリー向けミラーレスカメラです。「FUJIFILM X-T100」(2018年6月21日発売)の後継モデルなので外観・スペックを比較してみました。
※2020年2月26日に「FUJIFILM X-T200 レンズキット」の発売日が2020年2月27日から3月に延期されることが発表されました。3月12日に「FUJIFILM X-T200 レンズキット」の発売日が3月25日に決定しました。

【富士フイルムのセンターファインダースタイル機】
最上位機・・・FUJIFILM X-H1
上位機・・・FUJIFILM X-T1桁
中位機・・・FUJIFILM X-T2桁
入門機・・・FUJIFILM X-T3桁

「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」 1
「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」の正面比較

「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」 2
「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」の背面比較

「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」 3
「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」の上部比較

外観・デザイン
  • 【サイズ】
    「FUJIFILM X-T200」は「FUJIFILM X-T100」よりも、高さが0.7mm大きく、奥行きが7.7mm厚くなりましたが、質量は78gの軽量化を実現しています。「FUJIFILM X-T200」はフロントグリップとサムグリップが大型化したのみで、本体の厚みはほぼ変わっていないと思われます。
  • 【可動式モニター】
    「FUJIFILM X-T100」は、上下の可動以外にも、水平方向に反転してセルフィー撮影が可能な「3方向チルト式モニター」を搭載していました。「FUJIFILM X-T200」は「バリアングル式モニター」に変更され、一度モニターを起こす必要がありますが、自由にアングルを調整して撮影ができます。
  • 【その他】
    「FUJIFILM X-T200」は、背面の「セレクターボタン」が省略されて「AFセレクター(ジョイスティック)」、背面モニターが「3インチ(104万ドット)」から「3.5インチ(276万ドット)」、背面モニターの最高輝度が2倍の1000カンデラ(明るいモニター)、USB端子が「microUSB」から「USB Type-C」に変更されています。

機能・特徴
  • 【イメージセンサー】
    「FUJIFILM X-T200」と「FUJIFILM X-T100」はどちらも2424万画素センサー(ベイヤー配列のカラーフィルター)を搭載しています。しかし、「FUJIFILM X-T200」は銅配線センサーを採用することで、データの読み出し速度が3.5倍に向上し、ローリングシャッター歪みを低減、センサー全面に像面位相差画素を配置&アルゴリズムの進化によりオートフォーカス性能が向上しています。
  • 【動画性能】
    「FUJIFILM X-T100」は「4K 15p」までの4K動画でしたが、「FUJIFILM X-T200」はクロップせずに6K相当(6032×3392)のデータから動画を生成する「4K 30p」の撮影に対応しました。「FUJIFILM X-T100」は、4K動画としてではなく、15コマ/秒の「4K 連写」や被写体全体にピントを合わせる「4Kマルチフォーカス」機能で活用可能です。「FUJIFILM X-T200」はハイスピード動画が「HD(1280×720)」から「フルHD(1920×1080)」に向上し、ダイナミックレンジが広い「HDR(ハイダイナミックレンジ)動画」に対応しました。
  • 【その他】
    「FUJIFILM X-T200」は、ジャイロセンサーの振動検知を利用した電子式手ブレ補正「電子ジンバル」モード(富士フイルムのデジタルカメラで初搭載)や、動画の一部分を切り出すことで再生時間短縮やデータサイズ縮小が可能な「カット編集」機能が追加されました。また、「FUJIFILM X-T200」は連写機能が「約6コマ/秒」から「約8コマ/秒」に向上し、撮影可能枚数は「約430枚」から「スタンダード時は約270枚、エコノミー時は約450枚」になりました。



「FUJIFILM X-T200 (エックス・ティー・ニヒャク)」と「FUJIFILM X-T100 (エックス・ティー・ヒャク)」のスペック違いを比較
製品名富士フイルム FUJIFILM X-T200富士フイルム FUJIFILM X-T100
発売日ダブルズームレンズキット: 2020年02月27日、レンズキット: 3月25日2018年06月21日
予想価格レンズキットとダブルズームレンズキットのみ: 9~11万円前後ボディのみ: 7万5000円前後
シリーズFUJIFILM Xシリーズ
マウントフジフイルムX系マウント
イメージセンサーAPS-C(23.5×15.7mm 銅配線正方画素CMOS、データ読み出し速度が3.5倍に向上)APS-C(23.5×15.7mm CMOS)
ダスト除去機能圧電素子による超音波方式
画素数2424万有効画素
最大記憶画素数未確認6000×4000px
画像処理エンジン未確認
ISO常用: 200~12800、拡張: 100~51200
連写8コマ/秒6コマ/秒
連続撮影可能枚数未確認6コマ/秒時: JPEG26枚、3コマ/秒時: JPEGカードフルまで
AF方式コントラストAF+像面位相差AF(インテリジェントハイブリッドAF)
測距点未確認シングルポイントAF: 7x13点
ファインダー0.39型有機EL(236万ドット/視野率100%/倍率0.62倍/アイポイント約17.5mm/アイセンサー付き)
モニター3.5インチ (276万ドット、2倍の最高輝度1000カンデラ)3インチ (104万ドット)
タッチパネル○(フリック動作ができる「タッチファンクション」対応)
可動式モニターバリアングル(180°フリップさせて自分撮り撮影対応)3方向チルト(上下可動、水平方向に反転して自分撮り撮影対応)
シャッタースピード1/4000~30秒
電子シャッター1/32000~30秒(メカ+電子シャッターも含めて)
電子先幕シャッター
フラッシュ同調速度1/180秒以下
バルブ撮影○(最長60分)
サイレント撮影○(予想)
顔認識○(瞳AFも対応)
セルフタイマー2、10秒、フェイスオートシャッター
撮影枚数スタンダード: 約270枚、エコノミー: 約450枚約430枚
RAW○(RAF、非圧縮14bit)
JPEG
RAW+JPEG
動画機能4K(3840x2160) 30p 最大約15分まで、フルHD(1920×1080)/スクエアフルHD(1080×1080) 60p 最大約30分まで、HD(1280x720)/スクエアHD(720x720) 60p 最大約30分まで4K(3840x2160) 15p 最大約30分まで、フルHD (1920×1080) 60p 最大約30分まで、HD(1280x720) 60p 最大約30分まで
スローモーション動画フルHD(1920×1080) 2/4/5倍HD(1280×720) 1.6/2/3.3/4倍 最大約7分
HDR動画
ファイル形式MPEG-4、圧縮方式: MPEG-4 AVC/H.264、音声記録方式: リニアPCM(ステレオ 48KHzサンプリング)MOV、圧縮方式: H.264、音声記録方式: リニアPCM(ステレオ)
手ブレ補正電子ジンバル(動画時の電子式手ブレ補正、画角がクロップ、使用レンズが限定)
内蔵フラッシュ
防塵防滴仕様
水準器未確認
カメラ機能パノラマ、アドバンストSRオート、美肌モード、フィルムシミュレーションモード、アドバンストフィルター(クリアフィルター)、霞除去、HDRアート、カメラ内RAW現像、リッチ&ファイン(X-T100はファームウェアVer. 1.10)、モノクロ 近赤外風(X-T100はファームウェアVer. 1.10)
Wi-FiIEEE 802.11 b/g/n
NFC
GPS
Bluetooth4.24.1
起動時間約0.8秒、ハイパフォーマンスモード時: 約0.4秒
メモリーカードSDXC 512GBまでSDXC UHS-I 256GBまで
121mm
高さ83.7mm83mm
奥行き/厚み55.1mm47.4mm(最薄部33.4mm)
質量/重さ321g、370g(総重量)399g、448g(総重量)
カラーダークシルバー、シャンパンゴールド、シルバーダークシルバー、シャンパンゴールド、アルマイト塗装が施されたブラック
USB充電未確認
バッテリーNP-W126S
オーディオ3.5mmステレオミニジャック(3.5mmマイク)/リモートレリーズ端子2.5mm 3極ミニジャック
インターフェイスUSB Type-C 3.1 Gen 1、HDMI(マイクロ/タイプD)マイクロUSB2.0、HDMI(マイクロ/タイプD)
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