※2019年8月29日に「α6100」が日本国内で発表されました。
外観・デザイン
- 【背面モニター】
「α6000」は液晶モニターの可動域が上方向に約90度・下方向に約45度でしたが、「α6100」は上方向が約180度・下方向が約74度に広がりました。「α6100」はモニターを上方向に回転し、画面で映りを確認しながら自分撮り撮影ができます。「α6100」はタッチパネルにも対応したことで各種のタッチ操作が可能です。 - 【その他】
「α6100」は「α6000」より、厚みが4.8mm、質量が67g、大きく重くなりました。「α6100」はマイク端子が追加されています。
機能・特徴
- 【画像処理エンジン】
「α6100」は最新世代の画像処理エンジン「BIONZ X」や「フロントエンドLSI」を搭載したことにより、データ処理速度や解像感・質感描写力・色再現性などが向上しました。ISO感度は、静止画時の常用が25600から32000、動画時が12800から32000に向上しました。 - 【オートフォーカス】
「α6100」は像面位相差AFの測距点が179点から425点、コントラストAFが25点から425点に強化されました。「α6100」はAFポイントが増加したことで高密度に被写体を捕捉することができ、オートフォーカス速度は0.06秒から0.02秒に高速化しています。 - 【AI機能】
「α6100」はAIを活用したオートフォーカス時のトラッキングが可能になりました。被写体追尾AFは「ロックオンAF」から「リアルタイムトラッキング」、「瞳AF」は「リアルタイム瞳AF」に進化しています。「リアルタイム瞳AF」は犬や猫などの動物の瞳も検出することができます。 - 【サイレント撮影】
「α6100」は電子シャッターで撮影が可能になりました。無音のサイレント撮影ができ、約8コマ/秒の連写に対応しています。 - 【動画機能】
「α6000」はフルHD(1920×1080) 60pまでの動画性能でしたが、「α6100」は全画素読み出しの4K(3840×2160) 30pに対応しました。プロ向けのフォーマットを民生向けにした「XAVC S」規格や、フルHDで120fpsのスローモーション動画撮影にも対応しています。 - 【その他】
「α6000」はセンサーに付いたホコリなどのゴミを取る「アンチダスト機能」が搭載されていましたが、「α6100」では非搭載になりました。「α6100」は14bitのRAW撮影に対応し、USB給電が可能です。
「α6100 (a6100、ILCE-6100、アルファ・ロクセンヒャク)」と「α6000 (a6000、ILCE-6000、アルファ・ロクセン)」のスペック比較
カメラ名 | ソニー α6100 | ソニー α6000 |
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発売日 | 2019年10月25日 | 2014年03月14日 |
予想価格 | 9万円台 | 6万円台 |
タイプ | ミラーレス | |
シリーズ | α(アルファ)シリーズ | |
マウント | ソニーEマウント系 | |
センサー | APS-C(23.5×15.6mm Exmor CMOS) | |
アンチダスト機能 | 電源OFF時:帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能 | |
画像処理エンジン | 最新世代のBIONZ X、フロントエンドLSI | BIONZ X |
画素数 | 2500万総画素、2420万有効画素 | 2470万総画素、2430万有効画素 |
最大記憶画素数 | 6000x4000px | |
ISO感度 | 常用:100~32000、拡張:51200 | 常用:100~25600、マルチショットNR:51200 |
ISO感度(動画時) | 100~32000 | 100~12800 |
連写 | 最高約11コマ/秒(Hi+時)、最高約8コマ/秒(Hi時) | 最高約11コマ/秒(Hi時)、最高約6コマ/秒(Mid時) |
連続撮影可能枚数 | RAW:33枚、RAW+JPEG:31枚、JPEG L スタンダード:77枚 | RAW:21枚、RAW+JPEG:21枚、JPEG L スタンダード:49枚 |
AFスピード | 0.02秒 | 0.06秒 |
オートフォーカス | ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式) | |
測距点数 | 425点(位相差検出方式、撮像エリアの約84%をカバー)、425点(コントラスト検出方式) | 179点(位相差検出方式)、25点(コントラスト検出方式) |
被写体追尾AF | リアルタイムトラッキング(AI機能、動画時も対応) | ロックオンAF |
4D FOCUS | ○(予想) | |
拡張フレキシブルスポット | ○ | |
LA-EA3装着時の位相差AF | ○ | |
ファインダー | 電子式ビューファインダー 0.39型 (100%/1.07倍/144万ドット) | |
モニター | 3インチ (92.16万ドット) | |
タッチパネル | ○(タッチパッド機能) | |
可動式モニター | チルト式(上方向:約180度、下方向:約74度) | チルト式(上方向:約90度、下方向:約45度) |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | |
フラッシュ同調速度 | 1/160秒 | |
電子先幕シャッター | ○ | |
電子シャッター | ○ | |
サイレント撮影 | ○(8コマ/秒連写) | |
顔認識 | ○ | |
瞳AF | ○(リアルタイム瞳AF、動物、AF-Cモードに対応) | ○ |
バルブ撮影 | ○ | |
セルフタイマー | ○ | |
撮影枚数 | 380枚(ビューファインダー時)、420枚(液晶モニター時) | 310枚(ビューファインダー時)、360枚(液晶モニター時) |
RAW | ○(14bitに対応、非圧縮RAWは非対応) | ○ |
JPEG/RAW+JPEG | ○ | |
動画機能 | 全画素読み出しの4K (3840×2160) 30/24p、フルHD (1920×1080) 60p、4Kから静止画切り出し | フルHD (1920×1080) 60p |
スローモーション動画 | フルHD (1920×1080) 120p | |
ファイル記録方式 | XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠 | AVCHD規格 Ver.2.0準拠、MP4 |
圧縮形式 | MPEG-4 AVC/H.264 | |
音声記録方式 | XAVC S: LPCM 2ch、AVCHD: Dolby Digital (AC-3) 2ch、ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 | HD: Dolby Digital (AC-3) 2ch、ドルビーデジタルクリエーター搭載、MP4: MPEG-4 AAC-LC 2ch |
S-Gamut/S-Log、4K HDR | ||
ボディ内手ブレ補正 | ||
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵・防滴構造 | ||
マグネシウムボディ | ||
ホワイトバランス | 標準、雰囲気優先、ホワイト優先 | |
インターバル撮影 | ○(タイムラプス動画の素材撮影) | |
PlayMemories Camera Apps | ○ | |
水準器 | ||
ネットワーク | Wi-Fi、NFC、Bluetooth | Wi-Fi、NFC |
記録メディア | SDXCカード UHS-I(メモリースティックにも対応)、シングルスロット | |
幅 | 120mm | |
高さ | 66.9mm | |
奥行き | 49.9mm(59.4mm) | 45.1mm |
重さ | 本体のみ:352g、総重量:396g | 本体のみ:285g、総重量:344g |
カラー | ブラック、ホワイト | ブラック、シルバー、ホワイト、グラファイトグレー |
USB充電・給電 | ○ | ○(充電のみ) |
ヘッドホン端子 | ||
マイク端子 | ○ | |
インターフェース | マルチ/マイクロUSB端子、HDMIマイクロ端子(タイプD) | |
バッテリー | NP-FW50 |