外観・デザイン
- 【液晶モニター】
「Z6」は上下可動するチルト式モニター(3.2インチで210万ドット)が搭載されていますが、「ライカSL」は固定式モニター(2.95インチで104万ドット)です。「Z6」はローアングルでもハイアングルでも自由な角度で撮影しやすくなっています。 - 【ファインダー】
「Z6」は0.5型で約369万ドットの電子ビューファインダーを搭載していますが、「ライカSL」は0.66型で約404万ドットです。「ライカSL」はより高解像度で大型のファインダーを搭載しています。 - 【接続端子】
「Z6」はコネクターに「USB Type-C」を採用しているのに対し、「ライカSL」は「マイクロUSB」です。「Z6」はUSB充電も可能ですが、電源ON時に充電するUSB給電には対応していません。 - 【メモリーカード】
「Z6」は「XQDカード」1枚のみのシングルスロットですが、「ライカSL」は「SDカード」2枚のデュアルスロットです。「ライカSL」は2枚のSDカード間でバックアップを取ることができます。 - 【サイズ】
「Z6」は「ライカSL」より、幅が13mm、高さが3.5mm、質量が186g、小さく軽くなっています。「ライカSL」の厚み表記はグリップ部やファインダー部を含まない数値だと思うので明確な比較はできませんが、「Z6」と「ライカSL」はほぼ同じに近い奥行きだと思います。
機能・特徴
- 【価格】
「Z6」は27万円前後の販売価格ですが、「ライカSL」は83万円前後です。「ライカSL」は「Z6」の約3倍もの価格になっています。 - 【オートフォーカス】
「Z6」はコントラストAFと像面位相差AFを組み合わせた「ハイブリッドAF」ですが、「ライカSL」はコントラストAFのみ対応しています。「Z6」は状況に適したオートフォーカス方式で素早く高精度なピント合わせが可能です。 - 【手ブレ補正】
「Z6」は約5.0段分の補正効果を実現するボディ内5軸手ブレ補正を搭載していますが、「ライカSL」は非搭載です。「Z6」はレンズ内手ブレ補正がないレンズでも強力にブレを補正することができます。 - 【ネットワーク】
「Z6」は「Wi-Fi」と「Bluetooth」に対応していますが、「ライカSL」は「Wi-Fi」と「GPS」の対応です。「Z6」は「Bluetooth」によりスマートデバイスと常時接続することができ、位置情報をスマートフォンから取得して画像に付与することもできます。
「Z6」と「ライカSL」のスペック違いを比較
製品名 | ニコン Z6 | ライカ LEICA SL |
---|---|---|
発売日 | 2018年11月23日 | 2015年11月28日 |
価格 | 27万円前後 | 83万円前後 |
シリーズ | Zシリーズ | ライカSLシリーズ |
マウント | ニコンZ系マウント(S-Lineレンズ) | ライカL系マウント(APS-CのライカT/TLと互換あり) |
センサー | フルサイズ(FXフォーマット 裏面照射型CMOS 35.9×23.9mm) | フルサイズ(CMOS 36×24mm) |
ローパスフィルター | ○(予想) | レス仕様 |
ダスト除去機能 | ○ | |
画像処理エンジン | EXPEED 6 | LEICA MAESTRO II(ライカ・マエストロ・ツー) |
画素数 | 2528万総画素、2450万有効画素 | 2420万有効画素 |
最大記憶画素数 | 6048x4024px | 6000x4000px |
ISO | 常用:100-51200、拡張:50-204800 | 常用:50-50000 |
連写 | AF追従:12コマ/秒(14ビットRAW時は9コマ/秒)、AF/AE追従:5.5コマ/秒 | AF・AE・WB固定:11コマ/秒、7コマ/秒 |
連続撮影可能コマ数 | RAW:43枚、JPEG:51枚 | RAW:33枚、RAW+JPEG:30枚(バッファメモリーは2GB) |
オートフォーカス方式 | ハイブリッドAF(コントラストAF+像面位相差AF) | コントラストAF |
測距点/AFエリア | 273点 | 49点(529点の測距点に基づく) |
測距輝度範囲 | EV-2~19、ローライトAF時:EV-4~19 | 未確認 |
ファインダー | Quad-VGA OLED 0.5型 (約369万ドット/視野率100%/倍率0.8倍) | EyeResファインダー SXAG 0.66型 (約404万ドット/視野率100%/倍率0.8倍) |
モニター | 3.2インチ (210万ドット) | 2.95インチ (104万ドット) |
サブモニター(情報表示パネル) | ○ | |
シャッタースピード(メカ/機械式) | 1/8000-30秒 | 1/8000-60秒 |
フラッシュ同調 | 1/200秒 | 1/250秒 |
電子先幕シャッター | ○ | |
電子シャッター | ○ | 1/16000秒 |
サイレントシャッター | ○ | 未確認 |
フリッカー対策 | 静止画フリッカー低減撮影 | 未確認 |
バルブ撮影 | ○ | 30分まで対応 |
セルフタイマー | 2、5、10、20秒 | 2、12秒 |
顔認識 | ○ | |
瞳AF | ※2019年5月16日公開のファームウェア(Ver. 2.0)で「瞳AF」が追加されました。 | |
撮影枚数 | モニター時:約380コマ、ファインダー時:約310コマ、約85分 | 400コマ |
RAW | 12/14bit(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)、サイズL/M/Sの選択可 | DNG:14bit |
JPEG | ○ | |
TIFF | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
カメラ内RAW現像 | ○ | 未確認 |
動画 | 4K UHD(3840x2160) 30p 144Mbps、フルHD(1920x1080) 60p | 4K(4096x2160) 24p、4K(3840x2160) 30p、フルHD(1920x1080) 60p |
4K動画の撮影方式 | フルサイズで全画素読み出し | 未確認 |
ハイフレームレート | 120fps(1920x1080) | |
ファイル形式 | MOV、MP4 | |
映像/音声圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264、ステレオ | |
撮影時間 | 29分59秒 | 29分 |
動画機能 | N-Log(外部レコーダーのみ記録、10ビットの場合のみ選択可)、タイムコード | L-Log、4:2:2/10bit(HDMIのみ) |
ボディ内手ぶれ補正 | 5.0段分 | |
内蔵フラッシュ | ||
防塵防滴仕様 | ○ | |
可動式モニター | チルト | 固定式 |
タッチパネル | ○(タッチパッドAFに非対応) | ○(タッチパッドAFは未確認) |
pictbridge | ○ | |
水準器 | 未確認 | ○ |
英語対応 | 未確認 | ○ |
その他 | 6Kタイムラプスムービー、SnapBridge、回折補正 | タイムラプス、Leica Image Shuttle SL、Leica SL App |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ||
GPS | ○ | |
Bluetooth | ○(4.2) | |
USB充電 | ○ | |
USB給電(電源ON時の充電) | ||
メモリーカード | XQDカードのシングルスロット | デュアルSDスロット(スロット1:SDXC UHS-I対応、スロット2:SDXC UHS-II) |
作り | マグネシウム合金 | アルミ |
幅 | 134mm | 147mm |
高さ | 100.5mm | 104mm |
奥行き | 67.5mm | 39mm(グリップは除いた測量予想) |
重さ | 585g、675g(総重量) | 771g、847g(総重量) |
バッテリー | EN-EL15b | BP-SCL4 |
バッテリーグリップ | バッテリーパック MB-N10 | マルチファンクションハンドグリップ HG-SCL4 |
マイク端子 | 3.5mmステレオミニジャック | |
インターフェイス | USB Type-C、HDMI(タイプC) | マイクロUSB 3.0、HDMI(タイプA) |