※2018年8月30日に「FUJIFILM X-T100」のファームウェアVer. 1.10が公開されました。アドバンストフィルター「リッチ&ファイン」「モノクロ(近赤外風)」ファンクション機能「スクエアモード」の追加、AF-CのAF合焦改善などが更新内容です。
外観・デザインの違い
- 【可動式モニター】
「FUJIFILM X-T100」は「3方向チルト式液晶モニター」を搭載していますが、「EOS Kiss M」は「バリアングル液晶モニター」です。「3方向チルト式液晶モニター」は通常の上下の可動以外にも水平方向に反転して自分撮り撮影をすることができます。「バリアングル液晶モニター」は一度モニターを繰り出す必要がありますが、可動域が広く自分撮りにも対応します。「FUJIFILM X-T100」は液晶モニターでフリック動作ができる「タッチファンクション」に対応し、「EOS Kiss M」はファインダーを見たままタッチ操作でAFエリアを移動できる「タッチ&ドラッグAF」に対応します。 - 【ダイヤル】
「FUJIFILM X-T100」は上部左側に「Fn(ファンクション)ダイヤル」・右側に「モードダイヤル」「メインコマンドダイヤル」が設置されていますが、「EOS Kiss M」は右側に「モードダイヤル」が設置されているのみです。「FUJIFILM X-T100」はダイヤルを使用して各種の設定が直感的にでき、「EOS Kiss M」は「ビジュアルガイド」を見て分かりやすく撮影モードが選択できます。 - 【グリップ】
「FUJIFILM X-T100」はグリップ部がないフラットな形状ですが、「EOS Kiss M」はグリップ部が搭載されています。どちらも親指を引っ掛けるサムグリップが搭載されています。 - 【サイズ】
「FUJIFILM X-T100」は「EOS Kiss M」より幅が4.7mm・質量が48g大きく重くなっていますが、高さは5.1mm・奥行きは11mm小さくなっています。「EOS Kiss M」はグリップ部があるので奥行きが少し増していますが、本体の厚みはどちらもほぼ同じです。
機能の違い
- 【連写性能】
「FUJIFILM X-T100」は約6コマ/秒の連写性能ですが、「EOS Kiss M」はワンショットAF時に約10コマ/秒・AF追従時に約7.4コマ/秒の連写が可能です。 - 【動画機能】
「FUJIFILM X-T100」は4K 15pの動画性能ですが、「EOS Kiss M」は4K 24pに対応しています。「FUJIFILM X-T100」は4K動画としてではなく、15コマ/秒の「4K 連写」として静止画を切り出す機能で活用することができます。4K切り出し機能は「EOS Kiss M」も使用できます。「EOS Kiss M」は4K動画時にセンサー中央部をクロップし、オートフォーカスはコントラストAFになります。 - 【手ブレ補正】
「EOS Kiss M」は動画撮影時にボディ内電子手ブレ補正でブレを補正でき、レンズ内光学手ブレ補正が搭載された対応レンズを装着時にはより強力な「コンビネーションIS」が使用できます。静止画撮影時には、対応のレンズ内光学手ブレ補正搭載のレンズ装着時に手ブレ補正効果が高い「デュアルセンシングIS」が使用できます。どちらの機種もボディ内光学手ブレ補正は搭載されていません。 - 【バッテリーライフ】
「FUJIFILM X-T100」は約430枚の撮影可能コマ数ですが、「EOS Kiss M」は約235コマです。「FUJIFILM X-T100」はミラーレスカメラの入門機としては優れたバッテリーライフを実現しています。 - 【通信機能】
「FUJIFILM X-T100」は「Wi-Fi」「Bluetooth」機能に対応していますが、「EOS Kiss M」は「Wi-Fi」「NFC」「Bluetooth」機能に対応しています。どちらも撮影しながらスマートフォンに画像を自動転送する機能に対応しています。 - 【その他】
「FUJIFILM X-T100」は、カメラがシーンや被写体を判別して適切な撮影モードやピント位置を自動選択する「アドバンストSRオート」、画面内の主要な被写体を自動で認識し追従する「主要被写体認識」、優れた肌再現性ができる「美肌モード」、アドバンストフィルターの「霞除去」と「HDRアート」、被写体全体にピントを合わせる「4Kマルチフォーカス」、セルフタイマーの「フェイスオートシャッター」、「パノラマ」機能が使用できます。「EOS Kiss M」は「クリエイティブアシスト」「シーンインテリジェントオート」「カメラ内デジタルレンズオプティマイザ」「ホワイトバランスのホワイト優先」機能などが使用できます。
製品名 | 富士フイルム FUJIFILM X-T100 | キヤノン EOS Kiss M |
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発売日 | 2018年06月21日 | 2018年03月23日 |
価格 | 7万5000円前後 | 7万円前後 |
シリーズ | FUJIFILM Xシリーズ | EOS(イオス) Kiss Mシリーズ |
マウント | フジフイルムX系マウント | キヤノンEF M系マウント |
センサー | APS-C(23.5×15.7mm CMOS) | APS-C(22.3×14.9mm CMOS) |
ローパスフィルター | ○(予想) | |
画像処理エンジン | 未確認 | DIGIC 8 |
ダスト除去機能 | ○ | |
有効画素数 | 2424万有効画素 | 2580万総画素、2410万有効画素 |
最大記憶画素数 | 6000×4000px | |
ISO | 常用:200~12800、拡張:100~51200 | 常用:100~25600、拡張:51200 |
連写 | 6コマ/秒 | ワンショットAF時:約10コマ/秒、サーボAF時:約7.4コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | 6コマ/秒時:JPEG26枚、3コマ/秒時:JPEGカードフルまで | RAW:約10枚、RAW+JPEGラージ/ファイン:約10枚、JPEGラージ/ファイン:約33枚 |
オートフォーカス方式 | コントラストAF+像面位相差AF(インテリジェントハイブリッドAF) | コントラストAF+像面位相差AF(デュアルピクセルCMOS AF) |
測距点(シングルポイントAF) | 7x13点 | 143点(対応レンズ時)、99点 |
ファインダー | 0.39型有機EL(236万ドット/視野率100%/倍率0.62倍) | カラー電子ビューファインダー0.39型 (236万ドット) |
モニター | 3インチ (104万ドット) | |
タッチパネル | ○ | |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | |
電子シャッター | 1/32000~30秒(メカ+電子シャッター) | ○ |
電子先幕シャッター | ||
バルブ撮影 | ○ | |
サイレントシャッター/静音撮影 | ○(予想) | ○ |
顔認識 | ○(瞳AFも対応) | ○(「ONE SHOT」「顔+追尾優先AF」時に瞳AF対応) |
セルフタイマー | 2、10秒 | |
撮影枚数 | 静止画:約430枚、4K:約90分 | 静止画:約235枚、動画:約1時間25分 |
RAW | ○(RAF、非圧縮14bit) | ○(CR3、14bit) |
JPEG | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K(3840x2160) 15p、フルHD (1920×1080) 60p | 4K(3840x2160) 24p、フルHD (1920×1080) 60p |
動画撮影時間 | 4K時:約30分、フルHD時:約30分、HD時:約30分 | 未確認 |
ハイスピード/スローモーション動画 | HD(1280×720) 1.6/2/3.3/4倍 最大約7分 | HD(1280×720) 120p |
ファイル形式 | MOV | MP4 |
圧縮方式/音声記録方式 | H.264、リニアPCM(ステレオ) | MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-4 AAC-LC(ステレオ) |
手ぶれ補正 | デュアルセンシングIS、動画時:電子手ブレ補正(コンビネーションIS対応) | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ||
可動式モニター | 3方向チルト(自分撮り撮影対応) | バリアングル |
水準器 | ○ | |
カメラ内RAW現像 | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ○ | |
GPS | ||
Bluetooth | ○ | |
SDカード | SDXC UHS-I | |
幅 | 121mm | 116.3mm |
高さ | 83mm | 88.1mm |
奥行き | 47.7mm(最薄部33.4mm) | 58.7mm |
重さ | 399g、448g(総重量) | 351g、387g(総重量) |
USB充電/給電 | 未確認 | |
外部マイク | 未確認 | ○ |
バッテリー | NP-W126S | LP-E12 |
インターフェイス | USB2.0、HDMI(マイクロ/タイプD) | マイクロUSB、HDMI(ミニ/タイプD) |