共通の特徴
- サムヤン「AF35mm F2.8 FE」とソニー「FE 35mm F2.8 ZA」はどちらも小型軽量化を重視した単焦点レンズです。レンズの長さが短いパンケーキレンズに近い外観で、小型のミラーレス機と組み合わせて旅行やスナップ撮影に最適なサイズ感を実現しています。どちらもオートフォーカス対応レンズです。
「AF35mm F2.8 FE」の特徴
サムヤン 2017-07-28
「AF35mm F2.8 FE」はコストパフォーマンスが特徴のレンズです。サムヤン(Samyang)は韓国のメーカーで、日本ではケンコー・トキナーが取り扱っています。ソニーの「FE 35mm F2.8 ZA」とよく似たコンセプトで作られたレンズで、焦点距離、F値、最短撮影距離、フィルター径が同じになっています。どちらも付属のレンズフードに40.5mmのフィルター溝が設置されているので、レンズフードを装着していない状態では49mmのレンズフィルター、装着した状態では40.5mmのレンズフィルターを取り付けることができます。サイズは「FE 35mm F2.8 ZA」より、最大径が0.3mm、長さが3.5mm、重さが34gの小型軽量化を実現しています。「AF35mm F2.8 FE」は「FE 35mm F2.8 ZA」より3万円ほど安い価格設定になっているため、ライバルレンズの立ち位置にいる製品です。
「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」の特徴
ソニー(SONY) 2013-11-15
「FE 35mm F2.8 ZA」は描写性能が特徴のレンズです。ソニーから発売されたレンズですが、カールツァイスブランドの「ZAレンズ」になっています。ソニーとカールツァイスが共同開発しており、品質基準はツァイスが行っています。「ZAレンズ」は解像感やコントラストを追求したモデルで、小型のレンズとは思えない高品質な写りを実現しています。レンズ名の「Sonnar(ゾナー)」はドイツ語で太陽を意味する「Sonne(ゾンネ)に由来し、「T*(ティースター)」はカール・ツァイス独自のコーティング名称です。「AF35mm F2.8 FE」よりも高価でサイズが大きなレンズですが、純正レンズの安心感と高性能レンズの写りが楽しめるレンズです。
製品名 | サムヤン AF35mm F2.8 FE | ソニー Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA |
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発売日 | 2017年07月28日 | 2013年11月15日 |
価格 | 4万円前後 | 7万円前後 |
マウント | ソニーE | |
シリーズ | AF FEシリーズ | Zeiss(ツァイス)シリーズ |
タイプ | 単焦点 | |
センサー | フルサイズ | |
レンズタイプ | ミラーレス | |
焦点距離 | 35mm | |
オートフォーカス | ○ | |
マニュアルフォーカス | ○ | |
絞り | F 2.8~22 | |
絞り羽根枚数 | 7枚 | |
レンズ構成 | 6群7枚 | 5群7枚 |
コーティング | ウルトラマルチコート(UMC) | T*(ティースター) |
特殊レンズ | 非球面レンズ2枚、高屈折レンズ1枚 | 非球面レンズ3枚 |
最短撮影距離 | 0.35m | |
最大撮影倍率 | 0.12倍 | |
画角 | 63.1° | 63° |
フィルターサイズ | 49mm | |
フード付き | ○ | |
手ブレ補正機能 | ||
防塵・防滴構造 | 配慮した設計 | |
最大径 | 61.8mm | 61.5mm |
長さ | 33mm | 36.5mm |
重さ | 86g | 120g |