「α6500」と「α6300」の違い


ソニー(Sony)

「α6500 ILCE-6500 (A6500)」と「α6300 ILCE-6300 (A6300)」の違いを比較しました。

「α6500」は2016年10月7日に海外で発表(日本国内では10月28日に発表)されたソニーのミラーレスカメラです。2016年3月11日に発売された「α6300」の後継機や上位機と思われる機種なのでスペックを比較してみました。

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「α6500」と「α6300」の正面比較

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「α6500」と「α6300」の背面比較

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「α6500」と「α6300」の上部比較

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「α6500」と「α6300」の下部比較

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「α6500」と「α6300」の左側比較

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「α6500」と「α6300」の左側(端子)比較

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「α6500」と「α6300」の右側比較

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上部と下部を重ねた比較画像。「α6300」が赤色です。

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左側と右側を重ねた比較画像。「α6300」が赤色です。

外観・デザイン
  • 【ほぼ同じサイズ】
    「α6500」には新しくボディ内手ブレ補正が搭載されています。しかし、ボディ内手ブレ補正が非搭載の「α6300」とほぼ同じサイズを実現しており、マグネシウム合金製の小型なボディはキープされています。総重量は49gだけ増えました。
  • 【グリップ部の変更】
    「α6500」はグリップ部が厚くなったことでよりしっかりホールドすることが可能になりました。
  • 【カスタムボタンの追加】
    「α6500」はシャッターボタン横のカスタムボタン「C1」の位置が変更されて、「C1」に加えて「C2」ボタンも追加されています。背面右下の「C3」と合わせて、カスタムボタンは合計で2つから3つに増えました。
  • 【ダイヤルの形状変更】
    「α6500」はモードダイヤルとコントロールダイヤルのローレット部分が変更して操作感が向上しています。背面ボタンの印字は刻印に変更されて高品質なデザインになりました。
  • 【新シャッター】
    「α6500」はシャッター後幕の走行完了前にブレーキ機構を追加してメカ構造の工夫を行うことで、低振動でブレを低減し、シャッター音の静音化も実現しています。シャッターボタンは少し大きくなりました。
  • 【アイセンサーの動作】
    「α6500」はチルト液晶を可動した状態ではアイセンサーが無効になりEVF(電子ビューファインダー)には切り替わらなくなっています。チルト液晶は上90°・下45°で同じ可動域です。
  • 【アイカップの変更】
    「α6500」は「α6300」より柔らかいアイピースカップに変更されて使用感が向上しています。

追加した機能
  • 【5軸ボディ内手ブレ補正】
    「α6500」はEマウントのAPS-C機(α6000シリーズ)で初めて5軸ボディ内手ブレ補正(補正効果は約5段分)を搭載しています。動画撮影時にも5軸で手ブレ補正が可能です。
  • 【タッチパネル】
    「α6500」はタッチパネルに対応しています。タッチ操作やフォーカス位置の選択や移動(タッチパッド機能)など快適な操作性を実現しています。タッチシャッターには非対応です。
  • 【スロー&クイックモーション機能】
    「α6500」は、撮影フレームレートを1~120fpsまでの8段階から、記録時のフレームレートは24p/30p/60pから選択可能です。撮影後にすぐスロー効果やクイック効果のプレビューを確認できます。
  • 【静止画切り出し】
    「α6500」は動画から静止画を切り出す機能が搭載されています。4K動画からは約800万画素、フルHD動画からは約200万画素の静止画を制作できます。
  • 【新測光モード】
    「α6500」は新たに「ハイライト重点測光」と「画面全体平均測光」が追加されています。
  • 【スポット測光】
    「α6500」はフォーカスエリアが「フレキシブルスポット」や「拡張フレキシブルスポット」時にスポット測光位置をフォーカスエリアに連動させる設定が可能です。測光サークルの大きさを「スポット:標準」と「スポット:大」から選択可能です。
  • 【オートホワイトバランス(AWB)時の優先設定】
    「α6500」は白熱電球などの光源下でホワイトバランスがオート時に優先する色味を「標準」「雰囲気優先」「ホワイト優先」から設定可能です。
  • 【自動電源OFF温度】
    「α6500」は撮影時にカメラの電源が自動で切れる温度を設定することができます。自動電源OFF温度を「高」に設定することで、より長時間の動画撮影が可能です。
  • 【Bluetooth】
    「α6500」は新たに「Bluetooth」に対応しています。(海外仕様でのみ確認できます)

向上した機能
  • 【常用ISO感度】
    「α6300」は常用ISO 100~25600・拡張ISO 100~51200でしたが、「α6500」は常用ISOで100~51200を実現しています。新開発のフロントエンドLSIにより、中感度から高感度域での解像感や質感の描写力が向上しています。センサーは新開発されたものが搭載されています。
  • 【動画時のAF追従性】
    「α6500」は「α6300」より動画撮影時のオートフォーカスの追従性が倍以上に向上しています。静止画撮影時に変更はありません。
  • 【バッファメモリの増量】
    「α6500」は大容量のバッファメモリと新フロントエンドLSIを搭載したことで、307枚の連続撮影が可能です。連写撮影後の即時再生にも対応しています。書き込み残り枚数も表示可能になりました。
  • 【新メニュー】
    「α6500」は新インターフェースにより、メニューの分類方法が変更されてグループ表記が画面上部に追加されています。タブごとに色分けがされ、設定したい項目に簡単アクセスが可能です。



製品名ソニー α6500 ILCE-6500ソニー α6300 ILCE-6300
発売日2016年12月2日2016年3月11日
価格14万5000円前後13万円前後
シリーズα(アルファ)シリーズ
マウントソニーE系マウント
センサーAPS-C(23.5×15.6mm Exmor CMOS)
アンチダスト機能帯電防止コートとイメージセンサーシフト駆動の併用帯電防止コートおよび超音波振動によるアンチダスト機能
アンチダスト作動クリーニングモード実行時電源OFF時
画像処理エンジンBIONZ X
総画素数2500万画素
有効画素数2420万画素
最大記憶画素数6000×4000px
ISO100~51200100~25600
拡張ISO100~51200
AF方式ファストハイブリッドAF(像面位相差AF+コントラストAF)
電子先幕シャッター
サイレントシャッター(静音撮影)
4Dフォーカス
AF速度0.05秒
AFポイント(測距点)425点像面位相差AF、169点コントラストAF
瞳AF機能
連写Hi+時:11コマ/秒、Hi時:8コマ/秒、Mid時:6コマ/秒、Lo時:3コマ/秒
連続撮影枚数307枚(約36秒間の連写)
連続撮影枚数JPEG Lサイズ エクストラファイン:233枚、JPEG Lサイズ ファイン:269枚、JPEG Lサイズ スタンダード:301枚、RAW:107枚、RAW+JPEG:100枚JPEG Lサイズ エクストラファイン:44枚、JPEG Lサイズ ファイン:47枚、JPEG Lサイズ スタンダード:55枚、RAW:21枚、RAW+JPEG:21枚
撮影可能コマ数(バッテリーライフ)ファインダー時:約310枚、液晶モニター時:約350枚ファインダー時:約350枚、液晶モニター時:約400枚
実動画撮影時ファインダー時:約65分、液晶モニター時:約70分ファインダー時:約70分、液晶モニター時:約75分
連続動画撮影時ファインダー時:約105分、液晶モニター時:約105分ファインダー時:約115分、液晶モニター時:約115分
ファインダー電子式ビューファインダー (235.92万ドット/視野率100%/倍率10.7倍)
モニター3インチ (92.16万ドット)
シャッタースピード1/4000~30秒
セルフタイマー2、5、10秒
RAW14bit
JPEG
RAW+JPEG
動画4K(3840x2160) 30p 100M、フルHD(1920x1080) 60p 50M
4K動画仕様4K 24p時は画素加算のない全画素読み出しで約2.4倍(6K相当)から出力、4K 30p時は約1.6倍
ハイフレームレート120fps
ファイル形式XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠、MP4
手ぶれ補正5.0段分
内蔵フラッシュ
ゴミ取り機能
ライブビュー
可動式モニターチルト
水準器
タッチパネル
顔認識
英語対応
バルブ撮影
Wi-Fi
NFC
GPS
SDカード
SDHCカード
SDXCカード○(UHS-Iに対応、UHS-IIは非対応)
メモリースティックDuo
120mm
高さ66.9mm
奥行き53.3mm48.8mm
重さ410g361g
総重量453g404g
防塵防滴仕様○(配慮した設計)
バッテリーNP-FW50
インターフェイスマルチ/マイクロUSB端子、HDMIマイクロ端子(タイプD)、ヘッドホン端子は非搭載
USB給電
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