- ペンタックスは、Kシリーズで最上位モデルのデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 II」を5月22日に発売する
- ローパスフィルターレス仕様のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載。中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645Z」にも採用している高性能画像処理エンジン「PRIME III」を採用
- 従来機「PENTAX K-3」ではボディ内手ブレ補正が3.5段分だったが、4.5段分に向上。流し撮り撮影時も状況に応じて制御
- イメージセンサーユニットを1画素ずつ微細にずらしながら4回撮影して画像を一枚に合成する超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」を実現。画素ごとにRGB各色の情報を取得し、ディテールや色再現に優れる(使用時に三脚などでカメラを固定する必要あり)
- 最新のAFアルゴリズムとリアルタイムシーン解析システムの組み合わせで、コンティニュアスAF時のAF追従性能を改善
- 光学ローパスフィルターと同様のモアレ軽減効果が得られる「ローパスセレクター機能」を搭載。ON/OFFで強弱の選択ができる
- GPSを本体に内蔵。撮影画像に緯度・経度・高度・UTC(協定世界時)・方位情報を記録できる
- マグネシウム合金を採用し、防塵・防滴構造の小型堅牢ボディを実現
- HDR撮影でRAWでの保存が可能
- 大きさは、約131.5mm(幅)×102.5mm(高)×77.5mm(厚)。重さは、本体のみで約700g(バッテリー、SDカード付きで約785g)
- 販売形式と市場価格は、「PENTAX K-3 II ボディ」が126,000 円、「PENTAX K-3 II 18-135WR レンズキット」が169,740円、「PENTAX K-3 II 16-85WR レンズキット(近日発売)」が189,180円
「PENTAX K-3 II」と「PENTAX K-3」の主な違いは、画質やAF性能の改善、ボディ内手ぶれ補正機構を3.5段分から4.5段分に向上、新開発「リアル・レゾリューション・システム」のやGPS機能の搭載など。内蔵フラッシュは非搭載になっている。
PENTAX K-3 II | PENTAX K-3 | |
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発売日 | 2015年05月22日 | 2013年11月01日 |
レンズマウント | ペンタックスKマウント系 | |
センサー | APS-C(23.5×15.6mm CMOS) | |
画素数 | 2471万総画素 2435万有効画素 | |
連写 | 8.3コマ/秒 | |
ISO感度 | 100~51200(標準) | |
モニター | 3.2インチ (103.7万ドット) | |
シャッタースピード | 30~1/8000 | |
撮影枚数 | 720枚 | |
静止画フォーマット | RAW:○ JPEG:○ RAW+JPEG同時撮影:○ | |
動画 | フルHD (1920×1080) 60fps | |
可動式モニター | 固定式 | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
ネットワーク | GPS:○ | |
記録メディア | SDカード:○ SDHCカード:○ SDXCカード:○ | |
幅×高さ×奥行き | 131.5×102.5×77.5mm | 131.5×100×77.5mm |
重さ | 700 (本体のみ) 785g (総重量) | 715 (本体のみ) 800g (総重量) |
内蔵フラッシュは非搭載になりましたが、「PENTAX K-3 II」は前モデルから確実な正常進化になったようですね。リアル・レゾリューション・システムのセンサーユニットを移動させて4回撮影後に合成するのは、オリンパスのセンサーを移動させて8回撮影した画像を合成するハイレゾショットに似た技術ですが、リアル・レゾリューション・システムは1画素ごとにRGB各色の情報を得るらしいので優れた色再現性に期待できそうですね。