「LAVIE Tab E 8FHD1」は2万円前後で購入できるエントリー向けのAndroidタブレットです。「LAVIE Tab E 8FHD1」はディスプレイの画面解像度が「WUXGA(1920x1200ドット)」ですが、「WXGA(1280x800ドット)」の「PC-TAB08H01」も用意されています。
その他にも、7インチ、10.1インチ、10.3インチ、11インチ、11.5インチ、12.6インチのタブレットも発売されているので、自分の使用用途に合わせて豊富なラインナップから選ぶことができます。
NECには一般的な家電量販店などで購入できる「カタログモデル」と、「NEC Direct限定モデル」があり、「LAVIE Tab E 8FHD1」は「NEC Direct限定モデル」です。
NEC Directの「LAVIE Tab E 8FHD1」はこちらから。
まずは「LAVIE Tab E 8FHD1」のスペックについて見ていきます。以下の通りです。
製品名 | LAVIE Tab E 8FHD1 |
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発売日 | 2020年1月23日 |
予想価格 | 2万円前後 |
LTEモデル | Wi-Fiモデルのみ |
発売時のOS | Android 9.0 |
SoC(プロセッサー) | CPU: MediaTek Helio P22T オクタコア (8x2.3GHz) |
RAM | 3GB(LPDDR3) |
ストレージ | 32GB |
外部メモリー | microSDXCカード(256GB) |
モニター | 8インチ、WUXGA(1920x1200ドット)、ワイドLED IPS液晶、タッチ検出数: 10点 |
防水・防塵機能 | |
生体認証 | 顔認証 |
背面/アウトカメラ | 1300万画素 CMOS、オートフォーカス |
正面/インカメラ | 500万画素 CMOS、固定フォーカス |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
NFC | |
FeliCa | おサイフケータイに非対応 |
GPS | ○ |
ワンセグ/フルセグ | |
バッテリー容量 | 5000mAh、駆動時間: 約13時間(Web閲覧時)、充電時間: 約3.5時間 |
接続端子 | microUSB、イヤホンジャック |
オーディオ | モノラルスピーカー、Dolby Audio対応 |
その他 | 加速度センサー |
サイズ | 幅122.6x高さ198.2x奥行き/厚み8.2mm |
質量/重さ | 305g |
カラー | シルバー |
それでは本体を見ていきます。最初は箱が小さくてビックリしました。
タブレットを取り出します。簡易包装なのでスッキリしています。
本体以外の付属品は、microSDカードを取り出す用のピン、安全上のご注意・サポートガイド、かんたん!セットアップシート、microUSBケーブル、ACアダプターなどです。
本体がこちらです。シンプルなデザインで、とにかく小さくて驚きます。タブレットは10インチ以上が多いので、8インチは貴重な存在だと思います。
背面です。
アップルの「iPad Pro 11インチ」と比べて見ました。「LAVIE Tab E 8FHD1」は片手で簡単に持てるスリムボディです。
残念ながら、背面のカメラ部は出っ張っています。カバーなどを装着しない場合は傷つけないように注意が必要です。
本体の上部にはイヤホンジャックとスピーカーがあります。「LAVIE Tab E 8FHD1」はモノラルスピーカーです。
底部の左側には「microUSB」端子が装着できます。今は「USB Type-C」が主流ですが、安価なタブレットなのでこれは許容範囲だと思います。
右側面は「microSDカード」を装着する用のトレイ部分のみです。
左側はボリュームボタンと電源ボタンがあります。電源ボタンは加工が入って感触が違うので、区別し易いようになっています。
「microSDカード」を装着します。ピンを右側の穴に押し込むと、トレイが画像のように出てくるので、そのままトレイを引っ張り出します。
「microSDカード」をトレイに乗せて、本体に差し込みます。
充電したら起動します。バッテリーがない場合は、満充電に約3時間30分ほど掛かるようです。
電源ボタンを長押しして起動できました。お借りしたタブレットなので、初期設定画面はなかったです。
SDカードの使用目的を選択します。
SDカードのフォーマットを行います。少し時間が掛かりました。
次はインターネットに接続します。「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」をタッチします。
「WLAN」をタッチして、いつも使っている無線LANに接続します。
「フォトスク」を開いてみます。ハイエンド機と比べると、動作にカクつきを感じることがありますが、エントリー機なので快適なほうだと思います。
次はYouTubeを開いてみます。動画再生は問題なさそうです。音質はモノラルスピーカーですが、Dolby Audioに対応しているので、それなりと言った感です。
試しに、歯車マークを押して4Kの動画品質で風景サンプルを再生してみました。ちょっと止まっては動くを繰り返すので、快適とは言い難いです。ですが、8インチのサイズ的にも、ディスプレイの解像度的にも、4Kは不必要なので、「自動」の設定で問題ないと思います。
次は、屋外でカメラ機能を試してみます。
サイズと傾きのみ補正しました。
初期設定のままでの撮影です。
風景撮影はピントがすぐに合焦して快適にできました。
等倍で見るとこんな感じです。エントリー機として解像感は問題ないと思います。
正面カメラでも等倍を撮影してみました。背面カメラも正面カメラもホワイトバランスが青みがかっていて、少し暗めな印象です。好みのアプリや設定で変更すると良いかもしれません。
「LAVIE Tab E 8FHD1」を使ってみた印象は、とにかくサイズ的に持ちやすいと思いました。手に持ちながら歩いてもあまり苦にならず、質量も305gで軽すぎず重すぎずで良好です。あまり選択肢がないAndroidタブレットでこの存在は貴重だと思います。
鞄に入れて持ち運ぶ際も、収納性が良いと思います。通勤電車で動画を見たり、書籍を読むのにも活躍してくれそうです。もちろん、家で使う場合にも、机のスペースを取り過ぎない大きさなのは良いと思いました。
処理性能に関しては、エントリー向けですが、オクタコアCPUなので悪くないと思います。ただ、ハイエンドスマホやタブレットを普段使っている場合は、あまり滑らかではないと正直感じます。ゲームも高負担なものではプレイが難しいと思います。
バッテリーは結構持つ印象です。使用用途によってかなり変わりますが、動画視聴・撮影やゲームなどをしなければ、1日は問題なく使用が可能でした。満充電して持ち出せば外出先で使えると思います。
2万円前後の入門機だと考えると、コストパフォーマンスは高いと思います。ネットで簡単な調べ物をする用に家で常時置くと便利です。キッズ向けや、家族用、簡単なプレゼン用など活用できる幅は広いと思います。スタンド機能付きカバーもアクセサリーで用意されています。
参考になれば幸いです。
NEC Directで「LAVIE Tab E 8FHD1」を見る。
ライター:kou