※2023年2月7日に「Z fc」のブラックモデル(海外では2022年11月に発売済み)が3月3日から発売されることが発表されました。
「Z fc」はフィルムカメラ「FM2」(1982年発売)を彷彿とさせるクラシカルデザインを採用しています。「Z fc」の「f」は「fusion」(精密機器の感触と高画質の融合)、「c」は「casual」(気軽)を意味します。
特長の違い
- 「Z fc」は「Z 50」がベースになったモデルです。外観の主な変更点は、フラットデザイン、「チルト」→「バリアングル」、「microUSB」→「USB Type-C」(USB給電に対応)、アイピースが「四角型」→「丸型」、ダイヤルが「撮影モード」→「ISO感度」・「シャッタースピード」・「露出補正」、内蔵フラットの省略です。機能の主な変更点は、測距輝度範囲が「EV-4」→「EV-4.5」(ローライトAF時)、「オートモード時に露出補正」や動画時の「瞳AF/動物AF」に対応、AFロックオン、バッテリーライフの向上です。その他のスペックはほぼ同じになっています。
「Z fc (zfc、ゼット・エフ・シー)」と「Z 50 (z50、ゼット・フィフティ)」のスペック違いを比較
製品名 | ニコン Z fc | ニコン Z 50 |
---|---|---|
発売日 | 2021年07月23日 | 2019年11月22日 |
予想価格 | 13万円前後 | 12万円前後 |
シリーズ | Zシリーズ | |
マウント | ニコンZ系マウント | |
センサー | APS-C(23.5×15.7mm CMOS、ニコンDXフォーマット) | |
ローパスフィルター | ○(予想) | |
ダスト除去機能 | イメージダストオフデータ取得 | |
画像処理エンジン | EXPEED 6 | |
画素数 | 2151万総画素、2088万有効画素 | |
最大記憶画素数 | 5568x3712px | |
ISO | 常用: 100-51200、拡張: 204800 | |
連写 | AF/AE追従: 約5コマ/秒、約11コマ/秒(12ビットRAW時またはJPEG) | |
連続撮影可能コマ数 | RAW: 最大44コマ、JPEG: 最大100コマ | RAW: 最大35コマ、JPEG: 最大100コマ |
オートフォーカス方式 | ハイブリッドAF(コントラストAF+像面位相差AF) | |
測距点/AFエリア | 209点(最大水平約87%、垂直約85%をカバー) | |
顔認識 | 静止画&動画: 瞳AF/動物AF | 静止画: 瞳AF/動物AF(ファームウェアVer.2.00) |
露出補正 | オートモード時に露出補正が可能(Zシリーズで初) | |
測距輝度範囲 | EV-3~19、ローライトAF時: EV-4.5~19 | EV-2~19、ローライトAF時: EV-4~19 |
ファインダー | XGA OLED 0.39型 (約236万ドット/視野率100%/倍率1.02倍/アイポイント19.5mm) | |
接眼部 | 丸型のアイピース | 四角型のアイピース |
モニター | 3.0インチ (約104万ドット)、「ライブビュー情報表示の消灯」が可能 | 3.2インチ (約104万ドット) |
可動式モニター | バリアングル | チルト(下側180度回転で自分撮り対応) |
タッチパネル | ○ | |
サブモニター | ○(上部右肩の情報表示パネル、絞り値を表示) | |
シャッタースピード | メカ/機械式: 1/4000-30秒、フラッシュ同調: 1/200秒以下、バルブ撮影 | |
電子先幕シャッター | ○ | |
電子シャッター | ○(サイレント撮影) | |
フリッカー対策 | 静止画フリッカー低減撮影 | |
セルフタイマー | 2、5、10、20秒 | |
RAW | 12/14bit | |
JPEG | ○(RAW+JPEGも可能) | |
TIFF | ||
カメラ内RAW現像 | ○(一括現像も可能) | |
動画機能 | 4K UHD(3840x2160) 30/25/24p 最大144Mbps、フルHD(1920x1080) 60/50/30p 最大56Mbps | |
4K UHDの撮影方式 | クロップなし | |
ハイフレームレート | スローモーション動画: 120/100fps(1920x1080) | |
ファイル形式 | MOV、MP4 | |
映像圧縮方式 | H.264/MPEG-4 AVC | |
音声記録方式 | リニアPCM、AAC | |
タイムコード | ○ | |
ボディ内手ブレ補正 | 電子手ブレ補正 | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
ダイヤル | ISO感度ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤル | 撮影モードダイヤル |
防塵防滴仕様 | 防塵・防滴に配慮した設計 | |
pictbridge | ○ | |
水準器 | ○ | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | 4.2 | |
共通仕様 | AF-ONボタン、マグネシウム合金、4Kを超える2088万画素(5568x3712)のタイムラプス動画、自分撮りモード、ワイドエリアAF、SnapBridge、回折補正、クリエイティブピクチャーコントロール | |
その他 | シーンモード、スペシャルエフェクトモード | |
メモリーカード | シングルスロット: SDXC UHS-I | |
バッテリー | EN-EL25 | |
撮影可能コマ数 | ファインダー: 約310コマ、モニター: 約360コマ | ファインダー: 約280コマ、モニター: 約320コマ |
動画撮影可能時間 | 約80分(ファインダー&モニター) | 約75分 |
最長記録時間 | 動画: 29分59秒 | |
幅 | 134.5mm | 126.5mm |
高さ | 93.5mm | |
厚み/奥行き | 43.5mm | 60mm |
質量/重さ | 390g、445g(総重量) | 395g、450g(総重量) |
バッテリーグリップ | (Z fc用エクステンショングリップ Z fc-GR1はあり) | |
外部マイク入力 | 3.5mmステレオミニジャック | |
ヘッドホン出力 | ||
USB充電 | ○(USB給電にも対応) | ○ |
インターフェイス | USB Type-C、HDMI(タイプD) | マイクロUSB、HDMI(タイプD) |
カラー | シルバー、人工皮革張り替えのプレミアムエクステリア(有料)でサンドベージュ・ミントグリーン・ナチュラルグレー・コーラルピンク・ホワイト・アンバーブラウンに変更可能、ブラック(追加で2023年3月3日から発売) | ブラック |