「GFX 100S」と「GFX 100」の違い


富士フイルム(Fujifilm)

富士フイルム「GFX 100S (ジー・エフ・エックス・ヒャク・エス)」と「GFX 100」の違いを比較しました。

「GFX 100S」は2021年1月27日に発表された富士フイルムのミラーレスカメラです。「GFX 100」(2019年6月発売)と同じ1億200万画素の中判センサーを搭載し、本体を大幅に小型軽量化しています。両機種の外観・スペックを比較してみました。

「GFX 100S」の「S」は、「Small」「Second」「Shooting」を意味するようです。「GFX 100S」は「GFX 50S」(2017年2月発売)の上位モデルです。

「GFX 100S」と「GFX 100」 1
「GFX 100S」と「GFX 100」の正面比較

「GFX 100S」と「GFX 100」 2
「GFX 100S」と「GFX 100」の背面比較

「GFX 100S」と「GFX 100」 3
「GFX 100S」と「GFX 100」の上部・底部比較

「GFX 100S」と「GFX 100」 4
「GFX 100S」と「GFX 100」の側面(左側・右側)比較

特長の違い
  • 【サイズ】
    「GFX 100S」は「GFX 100」よりも本体サイズが、幅は6.2mm、高さは39.8mm、質量は334g、小さく軽くなっています。「GFX 100S」は、「GFX 100」の縦位置グリップ一体構造ではないので、大幅な小型軽量化を実現しています。「GFX 100」は縦向きでの撮影に優れ、バッテリーが2個搭載できます。
  • 【手ブレ補正】
    「GFX 100」はボディ内手ブレ補正段数が「5.5段分」でしたが、「GFX 100S」は「6.0段分」に向上しました。「GFX 100S」は、手ブレ補正ユニットを「GFX100」から20%の小型化と10%の軽量化をし、かつ補正効果を高めています。
  • 【ファインダー】
    「GFX 100」は電子式ビューファインダーが着脱式(付属)でしたが、「GFX 100S」は一体型です。「GFX 100」は「EVFチルトアダプター(別売り)」を利用すると、EVFで自由なアングルの撮影が可能になります。「GFX 100S」はSDカードとバッテリー込みで900g、「GFX 100」はEVFも込みで1400gなので、「GFX 100S」は500gの軽量化をしています。
  • 【その他】
    「GFX 100S」は、新設計のフォーカルプレーンシャッターが「GFX100」から22%の小型化と16%の軽量化し、フィルムシュミレーションに新しい「ノスタルジックネガ」が追加されました。発売時の価格は「GFX 100」が123万円前後に対し、「GFX 100S」は69万9000円前後です。



「GFX 100S (ジー・エフ・エックス・ヒャク・エス)」と「GFX 100」のスペック違いを比較
製品名富士フイルム GFX 100S富士フイルム GFX 100
発売日2021年02月25日2019年06月28日
発売時の価格69万9000円前後123万円前後
シリーズGFXシリーズ
マウントフジフイルムG系マウント
センサー中判/ラージフォーマットセンサー(43.8x32.9mm ベイヤーCMOS、裏面照射型構造)
ローパスフィルター○(予想)
ダスト除去機能圧電素子による超音波方式
画像処理エンジンX-Processor 4
画素数1億200万有効画素(11648x8736px)
ISO常用: 100~12800、拡張: 50~102400
ダイナミックレンジ未確認14 stop
連写5コマ/秒(非圧縮RAWで14枚、ロスレス圧縮RAWで15枚、圧縮RAWで16枚、JPEGで42枚)、電子シャッター: 2.9コマ/秒5コマ/秒(非圧縮RAWで13枚、ロスレス圧縮RAWで14枚、圧縮RAWで15枚、JPEGで41枚)、電子シャッター: 2.9コマ/秒
オートフォーカス方式インテリジェントハイブリッドAF(コントラストAF/像面位相差AF)、376万の像面位相差画素(カバー率 約100%)
低輝度限界コントラストAF: -2.5EV、像面位相差AF: -5.5EV-2.0EV
AF測距点シングルポイントAF: 25x17、ゾーンAF: 117点
顔検出瞳AFにも対応
ファインダー有機EL 0.5型 (約369万ドット/視野率100%/倍率0.77倍)、アイポイント: 約23mm、アイセンサー着脱式ファインダーが付属
着脱式ファインダーEVF-GFX2 有機EL 0.5型 (約576万ドット/視野率100%/倍率0.86倍/アイポイント: 約23mm/アイセンサー)、EVFチルトアダプター EVF-TL1(別売り): 縦チルト(0~90°/5段階)と横回転(プラスマイナス45°)が可能
モニター3.2インチ (約236万ドット)、タッチパネル対応
可動式モニター3方向チルト式(上90°、下45°、右60°)
リアサブモニター背面下部に設置: 2.05型(256x64) モノクロ有機EL、各種の設定や露出補正ゲージ・ヒストグラムなどを表示、「背面メインモニター」の情報を「リアサブモニター」に表示することで、「背面メインモニター」ではフレーミングのみに集中可能
サブ液晶モニター上部に設置: 1.8型(303x230)
シャッタースピードメカ: 1/4000~30秒、電子: 1/16000~30秒、電子先幕: 1/4000~30秒、バルブ撮影: 最長60分、フラッシュ同調: 1/125秒以下
サイレントシャッター○(予想)
セルフタイマー2、10秒
RAWRAF: 16/14bit(RAF)
JPEG
RAW+JPEG未確認○(8/16bit)
TIFF16bit TIFF対応(カメラ内RAW現像)
動画機能DCI4K(4096x2160) 30p 400Mbps、4K(3840x2160) 30p 400Mbps、フルHD(2048/1920x1080) 60p 200Mbps
動画撮影時間DCI4K&4K&フルHD: 最大約120分までDCI4K&4K: 最大約60分まで、フルHD: 最大約80分まで
ファイル形式MOV(MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265、リニアPCM ステレオ[24bit/48KHzサンプリング])、MP4(MPEG-4 AVC/H.264、AAC)MOV(MPEG-4 AVC/H.264 4:2:0 8bit、HEVC/H.265 4:2:0 10bit、リニアPCM ステレオ[24bit/48KHzサンプリング])
動画機能4K 30p 4:2:0 10bit(カメラ内SDカード記録)、4K 30p 4:2:2 10bit(HDMI外部出力)、F-Log、HLG規格のハイダイナミックレンジ(HDR)、All-Intra/Long-GOP、Apple ProRes RAW(ATOMOS社のNINJA V使用時)
ボディ内手ブレ補正6.0段分、電子防振(動画のみ)、ブレ防止モードブースト(動画のみ)5.5段
内蔵フラッシュ
防塵防滴仕様防塵・防滴・-10℃耐低温性能
水準器○(予想)3D電子水準器
Wi-FiIEEE 802.11 b/g/nIEEE 802.11 a/b/g/n/ac
NFC
GPS
Bluetooth4.2
フリッカー低減未確認
USB充電/給電USB PD対応USB PD対応(充電は電源OFF時)
バッテリーグリップ一体型(縦撮影にも適した縦位置グリップ一体構造)
バッテリーNP-W235NP-T125(バッテリーを2つ搭載可能)
撮影枚数460コマ、実撮影電池寿命 4K: 約60分 フルHD: 約65分800コマ、実撮影電池寿命 4K: 約100分 フルHD: 約150分
ノスタルジックネガ○(フィルムシュミレーション)
その他35mmフォーマットモード、ピクセルシフトマルチショット、フィルムシミュレーション、カラークロームエフェクト、スムーススキンエフェクト、グレインエフェクト、3軸加速度・3軸ジャイロ(手ブレ補正仕様)、マグネシウム合金
メモリーカードデュアルSDスロット(SDXC UHS-II対応)
150mm156.2mm
高さ104.2mm144mm、EVF装着時: 163.6mm
奥行き/厚み87.2mm(最薄部44mm)75.1mm、EVF装着時:102.9mm(最薄部48.9mm)
質量/重さ821g、総重量: 900g1155g、総重量: 1320g、EVF装着時: 1400g
インターフェイスUSB Type-C (3.2 Gen1)、HDMIマイクロ(タイプD)、3.5mmステレオミニジャック(マイク/ヘッドホン用)、シンクロターミナル
この記事が参考になりましたらSNSやサイトで紹介してください!

ウェブサービス(API)から取得した人気カメラ・スマホ
訂正フォーム