「GFX 100S」の「S」は、「Small」「Second」「Shooting」を意味するようです。「GFX 100S」は「GFX 50S」(2017年2月発売)の上位モデルです。
特長の違い
- 【サイズ】
「GFX 100S」は「GFX 100」よりも本体サイズが、幅は6.2mm、高さは39.8mm、質量は334g、小さく軽くなっています。「GFX 100S」は、「GFX 100」の縦位置グリップ一体構造ではないので、大幅な小型軽量化を実現しています。「GFX 100」は縦向きでの撮影に優れ、バッテリーが2個搭載できます。 - 【手ブレ補正】
「GFX 100」はボディ内手ブレ補正段数が「5.5段分」でしたが、「GFX 100S」は「6.0段分」に向上しました。「GFX 100S」は、手ブレ補正ユニットを「GFX100」から20%の小型化と10%の軽量化をし、かつ補正効果を高めています。 - 【ファインダー】
「GFX 100」は電子式ビューファインダーが着脱式(付属)でしたが、「GFX 100S」は一体型です。「GFX 100」は「EVFチルトアダプター(別売り)」を利用すると、EVFで自由なアングルの撮影が可能になります。「GFX 100S」はSDカードとバッテリー込みで900g、「GFX 100」はEVFも込みで1400gなので、「GFX 100S」は500gの軽量化をしています。 - 【その他】
「GFX 100S」は、新設計のフォーカルプレーンシャッターが「GFX100」から22%の小型化と16%の軽量化し、フィルムシュミレーションに新しい「ノスタルジックネガ」が追加されました。発売時の価格は「GFX 100」が123万円前後に対し、「GFX 100S」は69万9000円前後です。
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「GFX 100S (ジー・エフ・エックス・ヒャク・エス)」と「GFX 100」のスペック違いを比較
製品名 | 富士フイルム GFX 100S | 富士フイルム GFX 100 |
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発売日 | 2021年02月25日 | 2019年06月28日 |
発売時の価格 | 69万9000円前後 | 123万円前後 |
シリーズ | GFXシリーズ | |
マウント | フジフイルムG系マウント | |
センサー | 中判/ラージフォーマットセンサー(43.8x32.9mm ベイヤーCMOS、裏面照射型構造) | |
ローパスフィルター | ○(予想) | |
ダスト除去機能 | 圧電素子による超音波方式 | |
画像処理エンジン | X-Processor 4 | |
画素数 | 1億200万有効画素(11648x8736px) | |
ISO | 常用: 100~12800、拡張: 50~102400 | |
ダイナミックレンジ | 未確認 | 14 stop |
連写 | 5コマ/秒(非圧縮RAWで14枚、ロスレス圧縮RAWで15枚、圧縮RAWで16枚、JPEGで42枚)、電子シャッター: 2.9コマ/秒 | 5コマ/秒(非圧縮RAWで13枚、ロスレス圧縮RAWで14枚、圧縮RAWで15枚、JPEGで41枚)、電子シャッター: 2.9コマ/秒 |
オートフォーカス方式 | インテリジェントハイブリッドAF(コントラストAF/像面位相差AF)、376万の像面位相差画素(カバー率 約100%) | |
低輝度限界 | コントラストAF: -2.5EV、像面位相差AF: -5.5EV | -2.0EV |
AF測距点 | シングルポイントAF: 25x17、ゾーンAF: 117点 | |
顔検出 | 瞳AFにも対応 | |
ファインダー | 有機EL 0.5型 (約369万ドット/視野率100%/倍率0.77倍)、アイポイント: 約23mm、アイセンサー | 着脱式ファインダーが付属 |
着脱式ファインダー | EVF-GFX2 有機EL 0.5型 (約576万ドット/視野率100%/倍率0.86倍/アイポイント: 約23mm/アイセンサー)、EVFチルトアダプター EVF-TL1(別売り): 縦チルト(0~90°/5段階)と横回転(プラスマイナス45°)が可能 | |
モニター | 3.2インチ (約236万ドット)、タッチパネル対応 | |
可動式モニター | 3方向チルト式(上90°、下45°、右60°) | |
リアサブモニター | 背面下部に設置: 2.05型(256x64) モノクロ有機EL、各種の設定や露出補正ゲージ・ヒストグラムなどを表示、「背面メインモニター」の情報を「リアサブモニター」に表示することで、「背面メインモニター」ではフレーミングのみに集中可能 | |
サブ液晶モニター | 上部に設置: 1.8型(303x230) | |
シャッタースピード | メカ: 1/4000~30秒、電子: 1/16000~30秒、電子先幕: 1/4000~30秒、バルブ撮影: 最長60分、フラッシュ同調: 1/125秒以下 | |
サイレントシャッター | ○(予想) | |
セルフタイマー | 2、10秒 | |
RAW | RAF: 16/14bit(RAF) | |
JPEG | ○ | |
RAW+JPEG | 未確認 | ○(8/16bit) |
TIFF | 16bit TIFF対応(カメラ内RAW現像) | |
動画機能 | DCI4K(4096x2160) 30p 400Mbps、4K(3840x2160) 30p 400Mbps、フルHD(2048/1920x1080) 60p 200Mbps | |
動画撮影時間 | DCI4K&4K&フルHD: 最大約120分まで | DCI4K&4K: 最大約60分まで、フルHD: 最大約80分まで |
ファイル形式 | MOV(MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265、リニアPCM ステレオ[24bit/48KHzサンプリング])、MP4(MPEG-4 AVC/H.264、AAC) | MOV(MPEG-4 AVC/H.264 4:2:0 8bit、HEVC/H.265 4:2:0 10bit、リニアPCM ステレオ[24bit/48KHzサンプリング]) |
動画機能 | 4K 30p 4:2:0 10bit(カメラ内SDカード記録)、4K 30p 4:2:2 10bit(HDMI外部出力)、F-Log、HLG規格のハイダイナミックレンジ(HDR)、All-Intra/Long-GOP、Apple ProRes RAW(ATOMOS社のNINJA V使用時) | |
ボディ内手ブレ補正 | 6.0段分、電子防振(動画のみ)、ブレ防止モードブースト(動画のみ) | 5.5段 |
内蔵フラッシュ | ||
防塵防滴仕様 | 防塵・防滴・-10℃耐低温性能 | |
水準器 | ○(予想) | 3D電子水準器 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | 4.2 | |
フリッカー低減 | 未確認 | ○ |
USB充電/給電 | USB PD対応 | USB PD対応(充電は電源OFF時) |
バッテリーグリップ | 一体型(縦撮影にも適した縦位置グリップ一体構造) | |
バッテリー | NP-W235 | NP-T125(バッテリーを2つ搭載可能) |
撮影枚数 | 460コマ、実撮影電池寿命 4K: 約60分 フルHD: 約65分 | 800コマ、実撮影電池寿命 4K: 約100分 フルHD: 約150分 |
ノスタルジックネガ | ○(フィルムシュミレーション) | |
その他 | 35mmフォーマットモード、ピクセルシフトマルチショット、フィルムシミュレーション、カラークロームエフェクト、スムーススキンエフェクト、グレインエフェクト、3軸加速度・3軸ジャイロ(手ブレ補正仕様)、マグネシウム合金 | |
メモリーカード | デュアルSDスロット(SDXC UHS-II対応) | |
幅 | 150mm | 156.2mm |
高さ | 104.2mm | 144mm、EVF装着時: 163.6mm |
奥行き/厚み | 87.2mm(最薄部44mm) | 75.1mm、EVF装着時:102.9mm(最薄部48.9mm) |
質量/重さ | 821g、総重量: 900g | 1155g、総重量: 1320g、EVF装着時: 1400g |
インターフェイス | USB Type-C (3.2 Gen1)、HDMIマイクロ(タイプD)、3.5mmステレオミニジャック(マイク/ヘッドホン用)、シンクロターミナル |