【FUJIFILM X100シリーズ】
第1世代「X100」(2011年3月、First)
第2世代「X100S」(2013年2月、Second)
第3世代「X100T」(2014年11月、Third)
第4世代「X100F」(2017年2月、Fourth)
第5世代「X100V」(2020年2月、ローマ数字「5(V)」)
外観・デザイン
- 【モニター】
「FUJIFILM X100F」は背面モニターが固定式でしたが、「FUJIFILM X100V」はチルト式になりました。モニターを上下に可動させることで、ローアングルやハイアングルの撮影が簡単になります。また、画面解像度は「約104万ドット」から「約162万ドット」に向上し、タッチパネルに対応しました。 - 【ファインダー】
「FUJIFILM X100V」と「FUJIFILM X100F」はどちらも光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)を切り替えて撮影できる「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」を搭載しています。「FUJIFILM X100V」はOVF時に「倍率が約0.5倍→約0.52倍」「視野率が約92%→約95%」、EVF時に「大きさが0.48型→0.5型」「解像度が約236万ドット→約369万ドット」に向上しました。 - 【その他】
「FUJIFILM X100V」は「FUJIFILM X100F」よりもグリップ部が大型化しました。背面モニターが可動式になったことで、本体の厚みや質量は少し増えています。「FUJIFILM X100F」は接続端子が「マイクロUSB」でしたが、「FUJIFILM X100V」は「USB Type-C」になりました。
機能・特徴
- 【イメージセンサー】
「FUJIFILM X100F」は2430万画素のAPS-Cセンサーを搭載していましたが、「FUJIFILM X100V」は2610万画素になりました。富士フイルム独自のカラーフィルターを採用したイメージセンサーは「X-Trans CMOS III」から「X-Trans CMOS 4」、画像処理エンジンは「X-Processor Pro」から「X-Processor 4」に進化しています。「X-Trans CMOSセンサー」は、モアレや偽色の発生を抑えながらも、光学ローパスフィルターレス仕様の高い解像度を実現します。 - 【レンズ】
「FUJIFILM X100V」と「FUJIFILM X100F」はどちらも35mm判換算で35mm相当 F2のレンズを搭載していますが、「FUJIFILM X100V」はレンズが新設計(非球面レンズが1枚から2枚に増加)になりました。「FUJIFILM X100V」はクローズアップ時の画質が向上し、最短撮影距離~無限遠まで高い描写力を実現します。 - 【動画機能】
「FUJIFILM X100F」はフルHD(1920×1080) 60pまでの動画性能でしたが、「FUJIFILM X100V」はDCI 4K(4096×2160)または4K(3840x2160) 30pの撮影が可能になりました。また、「FUJIFILM X100V」はフルHD 120fpsのスローモーション動画も撮影できます。 - 【その他】
「FUJIFILM X100V」は、OVF時の撮影可能枚数が「390枚」から「420枚」、EVF時が「270枚」から「350枚」にバッテリーライフが向上しました。「FUJIFILM X100V」は「Bluetooth」機能が搭載されました。
「FUJIFILM X100V (エックス・ヒャク・ブイ)」と「FUJIFILM X100F (エックス・ヒャク・エフ)」のスペック違いを比較
カメラ名 | 富士フイルム FUJIFILM X100V | 富士フイルム FUJIFILM X100F |
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発売日 | シルバー: 2020年2月27日、ブラック: 3月12日 | 2017年02月23日 |
予想価格 | 16万円前後 | 14万円前後 |
シリーズ | FUJIFILM X100(レンジファインダースタイル、レンズ一体型) | |
イメージセンサー | APS-C(23.5×15.6mm X-Trans CMOS 4、裏面照射型) | APS-C(23.6×15.6mm X-Trans CMOS III) |
ローパスフィルター | レス仕様(予想) | レス仕様 |
画素数 | 2610万有効画素 | 2430万有効画素 |
最大記憶画素数 | 6240x4160px | 6000x4000px |
画像処理エンジン | X-Processor 4 | X-Processor Pro |
ISO感度 | 標準: 160~12800、拡張: 80~51200 | 標準: 200~12800、拡張: 100~51200 |
レンズ | フジノン単焦点レンズ | |
焦点距離とF値 | 23mm(35mm判換算で35mm相当) F2~16 | |
デジタルテレコンバーター | 50mm相当、70mm相当に対応 | |
レンズ構成 | 6群8枚(非球面レンズ2枚)、9枚絞り羽根、NDフィルター(4段分) | 6群8枚(非球面レンズ1枚)、9枚絞り羽根、NDフィルター(3段分) |
最短撮影距離 | 約10cm | |
コンバージョンレンズ | ワイドWCL-X100 II: 約0.8倍の19mm(28mm相当)、テレTCL-X100 II: 約1.4倍の33mm(50mm相当) | |
レンズフィルター | 49mm | |
絞りリング | ○ | |
コントロールリング | ○(予想) | ○ |
連写/連続記録枚数 | 約11コマ/秒(JPEG: 約38コマ、可逆圧縮RAW: 約17コマ、非圧縮RAW: 約17コマ)、約8コマ/秒(JPEG: 約76コマ、可逆圧縮RAW: 約18コマ、非圧縮RAW: 約18コマ)、約30コマ/秒(電子シャッターで1.25xクロップ)、約20コマ/秒(電子シャッター) | 約8コマ/秒(JPEG: 約60コマ、可逆圧縮RAW: 約25コマ、非圧縮RAW: 約23コマ) |
シャッタースピード | メカニカル: 1/4000~30秒、15分 | メカニカル: 1/4000~30秒 |
電子シャッター | 1/32000~30秒、15分 | 1/32000~30秒 |
メカ+電子シャッター | 1/32000~30秒、15分 | 1/32000~30秒 |
サイレントシャッター | ○(予想) | ○ |
バルブ撮影 | ○(最長60分) | |
セルフタイマー | 2、10秒 | |
オートフォーカス方式 | インテリジェントハイブリッドAF(コントラストAF/像面位相差AF) | |
オートフォーカスエリア | 最大325点(13x25)、117エリア(13x9) | 最大325点(13x25)、91エリア(13x7) |
低輝度性能 | 像面位相差: EV -5.0、コントラスト: EV -2.0 | 未確認 |
オートフォーカスモード | ワイド/トラッキング/ゾーンAF、AF-S/AF-C | |
ファインダー | アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー、OVF: 電子式ブライトフレームファインダー(逆ガリレオ式) | |
光学式ファインダー | 倍率: 約0.52倍、視野率: 約95%、最高輝度: 1500カンデラ | 倍率: 約0.5倍、視野率: 約92% |
電子式ファインダー | 0.5型 有機EL、約369万ドット、視野率: 約100%、倍率: 0.66倍、アイポイント: 約16.8mm、最高輝度: 1500cd、アイセンサー付き | 0.48型 液晶、約236万ドット、視野率: 約100%、倍率: 0.64倍、アイポイント: 15mm、最高輝度: 1145cd、アイセンサー付き |
エレクトロニックレンジファインダー(ERF) | ○(OVF時に小型EVFを表示して画像を一部拡大可能) | |
撮影枚数 | EVF: 350枚、OVF: 420枚、約50分(フルHD 顔検出OFF時)、約45分(4K 顔検出OFF時) | EVF: 270枚、OVF: 390枚、約60分(フルHD 顔検出OFF時) |
静止画フォーマット | RAW: ○(非圧縮14bit、RAF)、JPEG: ○、RAW+JPEG同時撮影: ○ | |
カメラ内RAW現像 | ○(予想) | ○ |
動画機能 | DCI 4K(4096×2160)/4K(3840x2160) 30p 200/100Mbps 最大約10分まで、フルHD(1920×1080) 60fps 200/100Mbps 最大約15分まで | フルHD(1920×1080) 60fps 36Mbps 最大約14分まで、HD(1280×720) 60fps 18Mbps 最大約27分まで |
ファイル形式/圧縮方式/音声記録方式 | MOV(MPEG-4 AVC/H.264準拠)、リニアPCM ステレオ(2ch/24bit/48KHzサンプリング) | MOV(MPEG-4 AVC/H.264準拠)、リニアPCM ステレオ(48KHzサンプリング) |
動画性能 | ハイスピード(スローモーション): フルHD(1920x1080) 120/100p 200Mbps 最大約6分まで、F-log、HDMIで4:2:2 10bit出力 | |
手ブレ補正機構 | ||
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵・防滴構造 | アダプターリング「AR-X100」とプロテクトフィルター「PRF-49」(どちらも別売り)を装着して対応、ボディには約70箇所のシーリング | |
モニター | 3インチ(約162万ドット) TFTカラー液晶、タッチパネル | 3インチ(約104万ドット) TFTカラー液晶 |
可動式モニター | チルト式 | 固定式 |
水準器 | 未確認 | ○ |
顔認識/瞳AF | ○ | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | 4.2 | |
フィルムシミュレーションモード | 17モード(「クラシックネガ」と「ETERNA/エテルナ」が追加) | 15モード |
異なる機能 | アルミニウム(ボディの天面と底面)、アルマイト処理、フォーカスリミッター、カラークロームエフェクト/カラークローム ブルー、多重露光 | マグネシウムダイカスト(予想)、instaxプリンタープリント、多重露出、ハイパフォーマンス設定 |
共通機能 | インターバルタイマー、グレイン・エフェクト、パノラマ | |
速度 | 起動時間: 約0.5秒 | 起動時間: 約0.5秒、AF最速: 0.08秒、シャッタータイムラグ: 0.01秒、最短撮影間隔: 0.2秒 |
十字ボタン | ○(MENU OK、DRIVEボタン) | |
フォーカスレバー | ○(AFセレクター/ジョイスティック) | |
ホットシュー | ○(アクセサリーシュー) | |
ビルトイン(Built-In)ISOダイヤル | ○(ISOダイヤルの外周部を引き上げた状態でロック・操作が可能) | ○(外周部を持ち上げて回転すると小窓の中の数字が表示されてISO感度を設定可能) |
記録メディア | SDXC UHS-Iカード(512GBまで) | SDXC UHS-Iカード(256GBまで) |
幅 | 128mm | 126.5mm |
高さ | 74.8mm | |
奥行き/厚み | 53.3mm(最薄部は32.7mm) | 52.4mm(最薄部は32mm) |
質量/重さ | 428g、総重量: 478g | 419g、総重量: 469g |
バッテリー | NP-W126S | |
カラー | シルバー、ブラック | |
USB充電 | ○ | |
USB端子 | USB Type-C 3.1 Gen 1 | マイクロUSB 2.0 |
インターフェース | HDMIマイクロ(タイプD)、2.5mmマイク/リモートレリーズ端子 |