「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の違い


「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の違い

マイクロソフト「Surface Pro 7 (サーフェス・プロ・セブン、第7世代)」と「Surface Pro X (サーフェス・プロ・エックス)」の違いを比較しました。

「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」は2019年10月2日に同時発表されたマイクロソフトのタブレット型PCです。「Surface Pro X」はLTE接続が常時可能な「Surface Proシリーズ」の派生モデルだと思われます。両機種の外観・スペックを比較してみました。

※2020年10月2日に「マイクロソフト SQ2」を搭載した「Surface Pro X」が10月13日から追加して発売されることが発表されました。また、「Surface Pro X Signature キーボード」にプラチナ、アイスブルー、ポピーレッドが追加されました。
※2022年1月7日に「Surface Pro X」のWi-Fiモデルが1月11日から発売されることが発表されました。

「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」 1
「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の正面比較

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「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の背面比較。キックスタンドが開いた状態です

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「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の側面比較。キックスタンドが開いた状態です

外観・デザイン
  • 【サイズ】
    「Surface Pro 7」は12.3インチ(2736x1824)のディスプレイに対し、「Surface Pro X」は13インチ(2880x1920)です。本体は「Surface Pro 7」が「Surface Pro X」より、幅が7mm狭く、高さが5mm大きく、奥行きが1.2mm厚く、質量が1g重いサイズになっています。「Surface Pro X」はベゼル幅を狭くした狭額縁設計を採用し、本体の大きさを抑えながらディスプレイを大型化しています。
  • 【その他】
    「Surface Pro 7」はUSB端子に「USB Type-C」と「USB Type-A」を1つずつ採用していますが、「Surface Pro X」は「USB Type-C」2つです。また、「Surface Pro 7」は「microSDスロット」と「イヤホン端子」を搭載していますが、「Surface Pro X」はどちらも非搭載です。

機能・特徴
  • 【プロセッサ】
    「Surface Pro 7」は「Windows OS」のPCに採用される一般的な「x86プロセッサ」を搭載しているのに対し、「Surface Pro X」は「Windows OS」のPCではまだ少ない「ARMプロセッサ」です。「Surface Pro X」はクアルコムと共同開発したARMベースのSoC「Microsoft SQ1」により、省電力化や薄型化に優れ、起動速度の高速化、LTE常時接続が可能なモバイル向けPCになっています。しかし、「ARMプロセッサ」に対応していないアプリや互換性がないソフトウェアはインストールできないことやパフォーマンスが低下するので、汎用性に優れるのは「x86プロセッサ」を搭載した「Surface Pro 7」です。
  • 【Wi-Fi】
    「Surface Pro 7」はWi-Fi通信規格が「Wi-Fi 6(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax)」ですが、「Surface Pro X」は「Wi-Fi 5(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)」です。「Surface Pro 7」はより高速なWi-Fi通信に対応します。
  • 【その他】
    「Surface Pro X」は背面カメラの画素数が1000万画素(Surface Pro 7は800万画素)で、4K動画(Surface Pro 7はフルHD)に対応します。「Surface Pro X」はタイプカバーに「Surfaceペン」が収納できるので、カバンに入れた状態でなくなることがなく、充電も可能です。




「Surface Pro 7 (サーフェス・プロ・セブン、第7世代)」と「Surface Pro X (サーフェス・プロ・エックス)」のスペック違いを比較
製品名マイクロソフト Surface Pro 7マイクロソフト Surface Pro X
発売日2019年10月22日2020年01月14日、SQ2: 2020年10月13日
予想価格(一般向けモデルの最安構成)10万9780円前後8/128GB: 12万9800円前後、8/256GB: 14万9800円前後、16/256GB: 18万5800円前後、16/512GB: 21万9800円前後、SQ2: 20万4380円前後~
LTEモデル/SIMカードSIMカード: nanoSIMx1とeSIM、Snapdragon X24
対応バンドLTE: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 46 / 66
発売時のOSWindows 10 HomeWindows 10 Home (ARM版Windows 10)
タイプ2in1(別売りキーボードの着脱で「ラップトップ」と「タブレット」モードの切り替えが可能。1台でノートパソコンとタブレット端末の2つの役割)
プロセッサー第10世代インテル Core i3-1005G1 (コアx2、スレッドx4)、i5-1035G4 (コアx4、スレッドx8)、i7-1065G7 (コアx4、スレッドx8)マイクロソフト SQ1、マイクロソフト SQ2
グラフィックスi3: UHD グラフィック、i7: Intel Iris Plus グラフィックス 640Adreno 685、SQ2: Adreno 690
RAM4GB、8GB、16GB LPDDR4x8GB、16GB LPDDR4x
ストレージ128GB、256GB、512GB、1TB (SSD)128GB、256GB、512GB (SSD)
オプション取り外し可能なソリッドステートデバイス
カードリーダーmicroSDXC用のスロットあり
バッテリー容量10.5時間のローカル動画再生通常のデバイス使用時間は最大13時間→最長15時間
セキュリティ(生体認証)Windows Helloの顔認証
モニター/解像度12.3インチ(2736x1824ドット)、267ppi、比率3:213インチ(2880x1920ドット)、267ppi、比率3:2、1400:1コントラスト比、照度: 450nits
パネルPixelSenseディスプレイ、10点マルチタッチ
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6)IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth5.0
NFC
GPS未確認
背面/アウトカメラ800万画素、オートフォーカス対応1000万画素、オートフォーカス対応
正面/インカメラ500万画素
動画機能背面&正面: フルHD(1080p)背面: 4K、正面: フルHD(1080p)
接続端子USB Type-C、USB 3.0 Type-Ax1、Surface Connectポート、Surfaceタイプカバーポート、Surface DialUSB Type-Cx2、Surface Connectポート、Surface キーボードコネクタポート、Surface Dial
3.5mmヘッドフォンジャック
防水・防塵機能
オーディオスピーカー1.6W ステレオスピーカー、Dolby Audio Premium2W ステレオスピーカー、Dolby Audio Premium
マイクデュアルマイク
スタンドキックスタンドが背面に取り付け
ファンi3&i5モデル: ファンレス、i7モデル: ファンありファンレス熱冷却
各種センサージャイロ、加速度、環境光、磁力計
テレビ(ワンセグ・フルセグ)
スタイラスペン(別売り)4096段階の筆圧を感知するSurfaceペン(1万3000円前後)Surface Slim ペン(1万5900円前後)
キーボード兼カバー(別売り)Surface Pro Signature Type Cover(旧モデルと互換あり)Surface Pro X キーボード: 1万6400円前後、Surface Pro X Signature キーボード (Surfaceスリムペン同梱): 2万9600円前後、タイプカバーにSurfaceペンを収納して充電が可能
その他Office HomeとBusiness 2019、マグネシウム合金Office HomeとBusiness 2019、陽極酸化アルミニウム
カラーマットブラック、プラチナマットブラック、プラチナ(SQ2モデル)
201mm208mm
高さ292mm287mm
奥行き(厚み)8.5mm7.3mm
重さi3&i5: 775g、i7: 790g774g
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