※2019年10月4日に国内でも「α9 II」が発表されました。
※2020年4月9日に公開された「α9 II」のファームウェアVer. 2.00で高周波フリッカーレス機能が追加されました。
「α9シリーズ」は高速連写・高速オートフォーカス性能を追求したシリーズです。スポーツ撮影などに適したプロフェッショナル向けで、事実上の最上位機種です。
外観・デザイン
- 【サイズ】
「α9 II」は「α9」より、幅が2mm、高さが0.8mm、厚みが4.3mm、質量が5g、大きく重くなりました。「α9 II」は「α7R IV」(2019年9月6日発売)と同じ系統のボディになり、グリップ部が大型化してよりホールドしやすい形状になりました。 - 【レイアウト】
「α9 II」は、「マルチセレクター」の形状が代わり、「AF-ONボタン」が大型化し、露出補正ダイヤルにロックボタンが追加、前ダイヤルが上向き化、後ダイヤルが埋め込み型ではなくなるなど、より使いやすい形に変更されています。 - 【インターフェイス】
「α9 II」は、「USB Type-C端子」が追加され、「有線LAN端子」がより高速なデータ転送速度を実現する「1000BASE-T」規格、FTPS規格、デュアルSDスロットがどちらも「SDXC UHS-II」に対応などの変更が加えられています。
機能・特徴
- 【連写性能】
「α9」はメカニカルシャッターの連写性能が約5コマ/秒でしたが、「α9 II」は約10コマ/秒に向上しました。電子シャッター時はどちらも最大60回/秒の演算によるAF/AE追従でブラックアウトのない約20コマ/秒の連写が可能です。 - 【手ブレ補正】
「α9」はボディ内手ブレ補正が5.0段分の効果でしたが、「α9 II」は5.5段分に向上しました。 - 【その他】
「α9 II」は、アンチフリッカーに対応し、AFアルゴリズムの最適化による追従安定性と精度の向上、アスペクト比4:3(5328x4000)の画像サイズ、音声メモ機能の追加、モバイルアプリ「Transfer & Tagging add-on」を利用したIPTCメタ情報や自動FTPアップロードによるサーバーへの納品、クリエイティブスタイルのシャープネスがプラスマイナス5段階に向上、などの変更点があります。
「α9 II ILCE-9M2 (アルファ・ナイン・ツー、a9m2、a9ii)」と「α9 ILCE-9 (a9)」のスペック違いを比較
製品名 | ソニー α9 II | ソニー α9 |
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発売日 | 2019年11月01日 | 2017年05月26日 |
予想価格 | 55万円前後 | 45万円前後 |
シリーズ | α(アルファ)シリーズ | |
マウント | ソニーE系マウント | |
センサー | フルサイズ(35.6×23.8mm Exmor RS CMOS メモリー内蔵積層型) | |
ローパスフィルター | ○(予想) | |
ダスト除去機能 | ○ | |
画像処理エンジン | BIONZ X、フロントエンドLSI | |
画素数 | 2830万総画素、2420万有効画素 | |
最大記憶画素数 | 6000x4000px | |
ISO | メカシャッター: 100-51200、電子シャッター: 100-25600、動画: 100-51200 | |
拡張ISO | メカシャッター: 50-204800、電子シャッター: 下限ISO 50、動画: 上限ISO 102400 | |
連写機能 | 電子シャッター: 20コマ/秒、メカニカルシャッター: 10コマ/秒 | 電子シャッター: 20コマ/秒、メカニカルシャッター: 5コマ/秒 |
連続撮影可能コマ数 | RAW: 239枚、RAW(非圧縮): 131枚、RAW+JPEG: 226枚、RAW(非圧縮)+JPEG: 120枚、JPEG: 361枚 | RAW: 241枚、RAW(非圧縮): 128枚、RAW+JPEG: 222枚、RAW(非圧縮)+JPEG: 118枚、JPEG: 362枚 |
オートフォーカス方式 | ファストハイブリッドAF(像面位相差AF、コントラストAF) | |
測距点 | 位相差検出方式: 693点(撮像エリアの約93%をカバー)、APS-C時の位相差検出方式: 299点(フルサイズレンズ時)、221点(APS-Cレンズ時)、コントラスト検出方式: 425点 | |
測距輝度範囲 | EV -3~20 | |
ファインダー | 電子式ビューファインダー Quad-VGA OLED Tru-Finder (約368万ドット/視野率100%/倍率0.78倍/フレームレス60・120fps) | |
モニター | 3インチ (144万ドット) | |
タッチパネル | ○(タッチパッド対応) | |
可動式モニター | チルト(上方向: 107度、下方向: 41度) | |
シャッタースピード | 1/8000-30秒 | |
電子先幕シャッター | ○ | |
電子シャッター | 1/32000-30秒 | |
サイレントシャッター | ○ | |
同調速度 | 1/250秒 | |
バルブ撮影 | ○ | |
セルフタイマー | ○ | |
顔認識 | ○ | |
リアルタイム瞳AF | ○(動物にも対応、動画撮影時のリアルタイム瞳AF[人物のみ]、Aマウントレンズ装着時も瞳AFに対応) | ○(ファームアップ後に動物にも対応、Aマウントレンズ装着時も瞳AFに対応) |
リアルタイムトラッキング | ○ | |
アンチディストーションシャッター | ○ | |
ブラックアウトフリー撮影 | ○ | |
アンチフリッカー撮影 | フリッカーレス撮影(蛍光灯など人工光の状況下でちらつちを防止し、露出や色合いのばらつきを低減) | |
撮影枚数 | ファインダー時: 約500枚 約110分、液晶モニター時: 約690枚 約120分 | ファインダー時: 約480枚 約105分、液晶モニター時: 約650枚 約120分 |
RAW | ARW: 14bit(非圧縮可) | |
JPEG、RAW+JPEG | ○ | |
カメラ内RAW現像 | ||
動画機能 | 4K(3840x2160) 30p 100M、フルHD(1920x1080) 60p 100M | |
4K動画 | 4K 24p: 画素加算のない全画素読み出し 約2.4倍の6K相当の情報量からオーバーサンプリング、4K 30p: 約1.6倍 | |
ハイフレームレート | 120fps(1920x1080) | |
ファイル形式 | XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠 | XAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠、MP4 |
映像圧縮方式 | XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264、AVCHD: MPEG-4 AVC/H.264 | XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264、AVCHD: MPEG-4 AVC/H.264、MP4: MPEG-4 AVC/H.264 |
音声記録方式 | XAVC S: LPCM 2ch、AVCHD: Dolby Digital (AC-3) 2ch、ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載 | XAVC S: LPCM 2ch、AVCHD: Dolby Digital (AC-3) 2ch、ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載、MP4: MPEG-4 AAC-LC 2ch |
Log | ||
スロー&クイックモーション撮影(S&Q) | ○ | |
手ブレ補正 | 5.5段分 | 5.0段分 |
内蔵フラッシュ | ||
防塵防滴仕様 | 配慮した設計(より強化) | 配慮した設計 |
pictbridge | ||
水準器 | ○ | |
英語対応 | ○(予想) | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 b/g/n |
NFC | ○ | |
GPS | ||
Bluetooth | ○(4.1、スマホから位置情報取得が可能) | |
USB充電/給電 | ○ | |
マルチセレクター | ○ | |
AF-ONボタン | ○ | |
メモリーカード | デュアルSDスロット(スロット1&スロット2: SDXC UHS-II対応) | デュアルSDスロット(スロット1: SDXC UHS-II対応、スロット2: SDXC UHS-I・メモリースティック対応) |
幅 | 128.9mm | 126.9mm |
高さ | 96.4mm | 95.6mm |
奥行き/厚み | 67.3-77.5mm | 63mm |
質量/重さ | 593g、総重量: 678g | 588g、総重量: 673g |
バッテリー | NP-FZ100 | |
バッテリーグリップ | VG-C4EM | VG-C3EM |
マルチインターフェースシュー | ○(デジタルオーディオインターフェースに対応) | ○ |
インターフェイス | USB Type-C 3.2 Gen 1、マルチ/マイクロUSB、HDMIマイクロ(タイプD)、シンクロターミナル、有線LAN(1000BASE-T)、ヘッドホン端子 | マルチ/マイクロUSB、HDMIマイクロ(タイプD)、シンクロターミナル、有線LAN、ヘッドホン端子 |