※2020年10月2日に「マイクロソフト SQ2」を搭載した「Surface Pro X」が10月13日から追加して発売されることが発表されました。また、「Surface Pro X Signature キーボード」にプラチナ、アイスブルー、ポピーレッドが追加されました。
※2022年1月7日に「Surface Pro X」のWi-Fiモデルが1月11日から発売されることが発表されました。
「Surface Proシリーズ」は一般的なWindowsパソコンと変わらないOSが搭載されていますが、別売りのキーボードを着脱することで表示モードの切り替えが可能です。仕事では通常の「ラップトップ/デスクトップモード」、自宅では「タブレットモード」という1台で2つの役割が行える「2 in 1 PC」です。
【関連】
・「Surface Pro 7」と「Surface Pro 6」の違い
・「Surface Laptop 3」と「Surface Laptop 2」の違い
外観・デザイン
- 【サイズ】
「Surface Pro 6」は12.3インチ(2736x1824)のディスプレイですが、「Surface Pro X」は13インチ(2880x1920)です。本体サイズは「Surface Pro X」が「Surface Pro 6」より、幅が7mm大きく、高さが5mm低く、厚みが1.2mm薄く、質量が1g軽くなっています。「Surface Pro X」はベゼル幅を狭くした狭額縁設計により、ディスプレイを大型化しながらも本体サイズを抑えています。 - 【ストレージ】
「Surface Pro 6」はストレージが最大で「1TBモデル」を選択できますが、「Surface Pro X」は「512GBモデル」までです。「Surface Pro X」はSSDを取り外すことができ、「Surface Pro 6」はmicroSDカードが利用できます。 - 【外部端子】
「Surface Pro 6」は「USB Type-A」や「Mini Displayポート」を採用していますが、「Surface Pro X」は「USB Type-C」2つです。「USB Type-C」はUSB PD充電が可能だと思われます。「Surface Pro 6」はイヤホンジャック端子が搭載されているのに対し、「Surface Pro X」は非搭載です。
機能・特徴
- 【プロセッサ】
「Surface Pro 6」は一般的な「Windows OS」のPCに採用される「x86プロセッサ」を搭載していますが、「Surface Pro X」は「Windows OS」のPCでは珍しい「ARMプロセッサ」です。「Surface Pro X」は、スマートフォンに搭載されるチップ「Snapdragonシリーズ」で知られるクアルコムと共同開発したARMベースのSoC「Microsoft SQ1」により、高い通信性能や、起動速度の高速化、省電力性能、薄型化、1ワットあたりの性能が「Surface Pro 6」の約3倍を実現しています。しかし、「ARMプロセッサ」に対応していないアプリや互換性がないソフトウェアはインストールできないことやパフォーマンスが低下するので、汎用性に優れるのは「x86プロセッサ」搭載のモデルです。 - 【カメラ】
「Surface Pro 6」は背面カメラが800万画素ですが、「Surface Pro X」は1000万画素です。動画機能は「Surface Pro X」が「4K」に対し、「Surface Pro 6」は「フルHD」までです。
「Surface Pro X (サーフェス・プロ・エックス)」と「Surface Pro 6 (サーフェス・プロ・シックス、第6世代)」のスペック違いを比較
製品名 | マイクロソフト Surface Pro X | マイクロソフト Surface Pro 6 |
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発売日 | 2020年01月14日、SQ2: 2020年10月13日 | 2018年10月16日 |
価格(一般向けモデルの最安構成) | 8/128GB: 12万9800円前後、8/256GB: 14万9800円前後、16/256GB: 18万5800円前後、16/512GB: 21万9800円前後、SQ2: 20万4380円前後~ | 11万9800円前後 |
LTEモデル | SIMカード: nanoSIMx1とeSIM、Snapdragon X24 | |
対応バンド | LTE: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 46 / 66 | |
発売時のOS | Windows 10 Home(ARM版Windows 10) | Windows 10 Home |
タイプ | 2in1(ノートパソコン、タブレット端末) | |
プロセッサー | マイクロソフト SQ1、マイクロソフト SQ2 | 第8世代インテル Core i5、i7 (コアx4) |
グラフィックス | Adreno 685、SQ2: Adreno 690 | i5とi7: UHD グラフィック620 |
RAM | 8GB、16GB LPDDR4x | 8GB、16GB |
ストレージ | 128GB、256GB、512GB (SSD) | 128GB、256GB、512GB、1TB (SSD) |
オプション | 取り外し可能なソリッドステートデバイス | |
カードリーダー | microSDXC用のスロットあり | |
バッテリー容量 | 通常のデバイス使用時間は最大13時間→最長15時間 | 13.5時間のローカルドライブ上の動画再生 |
セキュリティ(生体認証) | Windows Helloの顔認証 | |
モニター/解像度 | 13インチ(2880x1920ドット)、267ppi、比率3:2、1400:1コントラスト比、照度: 450nits | 12.3インチ(2736x1824ドット)、267ppi、比率3:2 |
ディスプレイ | PixelSenseディスプレイ、10点マルチタッチ | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | 5.0 | 4.1 |
NFC | ||
GPS | ○ | 未確認 |
背面/アウトカメラ | 1000万画素、オートフォーカス対応 | 800万画素、オートフォーカス対応 |
正面/インカメラ | 500万画素 | |
動画機能 | 背面: 4K、正面: フルHD(1080p) | 背面: フルHD(1080p)、正面: 1080p Skype HDビデオ |
接続端子 | USB Type-Cx2、Surface Connectポート、Surface キーボードコネクタポート、Surface Dial | USB 3.0 Type-Ax1、Surface Connectポート、Surfaceタイプカバーポート、Surface Dial、Mini DisplayPort |
3.5mmヘッドフォンジャック | ○ | |
防水・防塵機能 | ||
オーディオスピーカー | 2W ステレオスピーカー、Dolby Audio Premium | 1.6W ステレオスピーカー、Dolby Audio Premium |
マイク | デュアルマイク | |
スタンド | キックスタンドが背面に取り付け | |
ファン | ファンレス熱冷却 | i5モデル: ファンレス冷却システム、i7モデル: ハイブリッド冷却システム |
各種センサー | ジャイロ、加速度、環境光、磁力計 | ジャイロ、加速度、環境光 |
テレビ(ワンセグ・フルセグ) | ||
スタイラスペン(別売り) | Surface Slim ペン(1万5900円前後) | 4096段階の筆圧を感知するSurfaceペン(1万3000円前後) |
キーボード兼カバー(別売り) | Surface Pro X キーボード: 1万6400円前後、Surface Pro X Signature キーボード (Surfaceスリムペン同梱): 2万9600円前後、タイプカバーにSurfaceペンを収納して充電が可能 | Surface Pro 6 タイプカバー |
その他 | Office HomeとBusiness 2019、陽極酸化アルミニウム | Office HomeとBusiness 2019、マグネシウム合金 |
カラー | マットブラック、プラチナ(SQ2モデル) | ブラック、プラチナ |
幅 | 208mm | 201mm |
高さ | 287mm | 292mm |
奥行き(厚み) | 7.3mm | 8.5mm |
重さ | 774g | i5: 775g、i7: 792g |