「D850」と「EOS 5D Mark IV」の違い


ニコン(Nikon)

ニコン「D850」とキヤノン「EOS 5D Mark IV」の違いを比較しました。

ニコン「D850」はフルサイズセンサーを搭載したプロ・ハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラです。ライバル機のキヤノン「EOS 5D Mark IV」と外観・スペックを比較してみました。

「D850」と「EOS 5D Mark IV」 1
「D850」と「EOS 5D Mark IV」の正面比較

「D850」と「EOS 5D Mark IV」 2
「D850」と「EOS 5D Mark IV」の背面比較

「D850」と「EOS 5D Mark IV」 3
「D850」と「EOS 5D Mark IV」の上部比較

「D850」と「EOS 5D Mark IV」 4
「D850」と「EOS 5D Mark IV」の下部比較

「D850」と「EOS 5D Mark IV」 5
正面と背面を重ねた比較画像。「EOS 5D Mark IV」が赤色です。

「D850」と「EOS 5D Mark IV」 6
上部と下部を重ねた比較画像。「EOS 5D Mark IV」が赤色です。

「D850」の特徴
  • 「D850」は高画素と高速連写が特徴のニコンのデジタル一眼レフカメラです。ニコンのフルサイズ機は、最上位のプロ機に「D5」、プロ・ハイアマチュア向けに「D850」、小型軽量化モデルに「D750」や「D610」がラインナップされています。「D850」は、3635万画素の「D810」の後継機で、画素数がアップしただけでなく連写性能も向上しています。スポーツから風景撮影、ファッションやウエディング撮影など多目的に使用できるスペックを実現しています。「D850」には、「D5」と同じAFセンサー、RGBセンサー、画像処理エンジンが搭載されています。
  • 「D850」はローパスフィルターレス仕様の4545万画素CMOSセンサー(裏面照射型)が搭載されており、圧倒的な解像力を実現しています。高画素ながら連写性能にも優れ、ボディ単体では「EOS 5D Mark IV」と同じ約7コマ/秒ですが、バッテリーグリップを装着すると約9コマ/秒の高速撮影が可能です。さらに連続撮影可能コマ数にも優れており、RAW(圧縮14ビット)で74コマ、JPEGで200コマの連続撮影ができます(「EOS 5D Mark IV」はRAWで17コマ、JPEGで100コマ、UDMAモード7対応CFカード使用時ではRAWが約21枚 JPEGがCard Fullまで撮影できます)。
  • その他に、ライブビュー時の電子シャッターによる無音撮影、上下に可動できるチルト式モニター、フルHDでの120fpsスローモーション動画(「EOS 5D Mark IV」はHDで120fps)、Bluetooth機能によりスマートフォンと常時接続できる「SnapBridge」、ニコンフルサイズ(FX)機で史上最大となる0.75倍のファインダー倍率(「EOS 5D Mark IV」は0.71倍)、8Kのタイムラプス動画、撮影可能コマ数が約1840コマ(動画は約70分)で、バッテリーグリップ装着時は静止画が最大約5140コマ、動画が最長約215分になるバッテリーライフ(「EOS 5D Mark IV」はファインダー時が900コマ、ライブビュー時が300コマ)、ボタンが光る「ボタンイルミネーション」、などが「EOS 5D Mark IV」にはない特徴です。

「EOS 5D Mark IV」の特徴
  • 「EOS 5D Mark IV」は機能全般が優れたオールラウンダーのキヤノンのデジタル一眼レフカメラです。キヤノンのフルサイズ機は、最上位のプロ機に「EOS-1D X Mark II」、プロ・ハイアマチュア向けに「EOS 5D Mark IV」、小型軽量化モデルに「EOS 6D Mark II」、高画素機に「EOS 5Ds/R」がラインナップされています。「EOS 5D Mark IV」はどれか1つのスペックが飛び抜けているわけではなく、全体的な機能がどれも優れている万能な「EOS 5Dシリーズ」のカメラです。
  • 「EOS 5D Mark IV」の「D850」にはない最大の特徴は「デュアルピクセルCMOS AF」です。「D850」はライブビュー撮影時にコントラストAFのみ使用可能ですが、「EOS 5D Mark IV」は像面位相差AFを使用した高速オートフォーカス「デュアルピクセルCMOS AF」が使用できます。「デュアルピクセルCMOS AF」はコントラストAFのように、合焦前にピント位置が前後に動くことがなく、オートフォーカス速度が非常に高速になっています。追従性にも優れており、動画撮影を強力にサポートすることができます。光学ファインダー時と同じような快適オートフォーカスがライブビュー時にも可能です。その他に、解像感補正・ボケシフト・ゴースト低減の3つの後処理が可能な特殊なRAWファイル「DPRAW」や、「D850」より115g軽いボディなども特徴です。

製品名ニコン D850キヤノン EOS 5D Mark IV
発売日2017年9月8日2016年9月8日
価格36万円前後35万円前後
シリーズD800シリーズEOS 5Dシリーズ
マウントニコンF系マウントキヤノンEF系マウント
センサーフルサイズ(35.9×23.9mm CMOS 裏面照射型)フルサイズ(36×24mm CMOS)
ローパスフィルターレス仕様
画像処理エンジンEXPEED 5DIGIC 6+
総画素数4689万画素非公開
有効画素数4575万画素3040万画素
最大記憶画素数8256x5504px6720x4480px
ISO64-25600100-32000
拡張ISO32-10240050-102400
連写7コマ/秒、バッテリーグリップ時:9コマ/秒、静音連続撮影:3コマ/秒7コマ/秒、ソフト連続撮影:3コマ/秒
連続撮影可能コマ数RAW(非圧縮14ビット):29コマ、RAW(圧縮14ビット):74コマ、RAW(ロスレス圧縮14ビット):51コマ、RAW(ロスレス圧縮12ビット):170コマ、RAW(圧縮12ビット):200コマ、JPEG:200コマRAW:約17コマ、RAW+JPEG:約13コマ、JPEG:約110枚、UDMAモード7対応CFカードではRAW:約21枚 JPEG:Card Fullまで
AF方式位相差AF、コントラストAF位相差AF、デュアルピクセルCMOS AF(像面位相差AF、コントラストAF)
測距点153点(選択可能ポイント:55点)、クロス:99点(選択可能ポイント:35点)、F5.6対応:37点、F8対応:15点(選択可能ポイント:9点)61点(クロス測距点:最大41点)
測距輝度範囲ファインダー時:EV-4~20ファインダー時:EV-3~18、ライブビュー時:EV-2.5~18
ファインダーペンタプリズム (視野率100%/倍率0.75倍)ペンタプリズム (視野率100%/倍率0.71倍)
アイポイント17mm21mm
モニター3.2インチ (236万ドット)3.2インチ (162万ドット)
シャッタースピード1/8000-30秒
電子先幕シャッター○(静音撮影、静音連続撮影、ミラーアップ撮影時)
電子シャッター-
静音シャッター静音撮影、ライブビュー時は無音撮影が可能ソフト撮影
バルブ撮影
セルフタイマー2、5、10、20秒2、10秒
撮影枚数1840枚ファインダー時:900枚、ライブビュー時:300枚
RAWRAW12ビット/14ビット(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)、サイズL/M/Sの選択可RAW14ビット、サイズM/Sの選択可、DPRAW
JPEG
TIFF-
RAW+JPEG
動画4K UHD(3840x2160) 30p/25p/24p、フルHD(1920x1080) 60p4K(4096x2160) 30p/25p/24p、フルHD(1920x1080) 60p
ハイフレームレート120fps(1920x1080) 3分まで撮影可能120fps(1280x720) 7分29秒まで撮影可能
ファイル形式MOV、MP4
映像圧縮方式H.264/MPEG-4 AVCMotion JPEG、MPEG-4 AVC/H.264可変(平均)
音声記録方式リニアPCM、AAC、内蔵ステレオマイクリニアPCM、AAC、内蔵モノラルマイク
動画最長記録時間29分59秒
手ぶれ補正動画時電子手ブレ補正(フルHD、HD)-
内蔵フラッシュ-
防塵防滴仕様
ゴミ取り機能
ライブビュー
可動式モニターチルト固定式
pictbridge-
水準器
タッチパネル
顔認識
英語対応
Wi-Fi
NFC-
GPS-
Bluetooth-
USB給電-
フリッカー低減機能
メモリーカードダブルスロット(SDXC UHS-II、XQDカード)ダブルスロット(SDXC UHS-I、CFカード)
146mm150.7mm
高さ124mm116.4mm
奥行き78.5mm75.9mm
重さ915g800g
総重量1005g890g
サブセレクター
マグネシウム合金
バッテリーEN-EL15aLP-E6N、LP-E6
インターフェイスUSB3.0、HDMI(タイプC)USB3.0、HDMIミニ(タイプC)

この記事が参考になりましたらSNSやサイトで紹介してください!

ウェブサービス(API)から取得した人気カメラ・スマホ
訂正フォーム