シグマ「14mm F1.8 DG HSM」とニコン「AF-S 14-24mm f/2.8G ED」の違い


シグマ(Sigma)

シグマ「14mm F1.8 DG HSM | Art」とニコン「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」の違いを比較しました。

「14mm F1.8 DG HSM | Art」は7月7日(ニコン用は7月28日)に発売されたシグマの大口径超広角レンズです。ニコンのズーム全域で開放値F2.8を実現した「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」と外観・スペックを比較してみました。

「14mm F1.8 DG HSM」と「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」 1
「14mm F1.8 DG HSM(キヤノン用)」と「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」の比較。※サイズ感は異なる場合があります。

「14mm F1.8 DG HSM」と「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」 2
「14mm F1.8 DG HSM」を「EOS 5D Mark IV」、「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」を「D810」に装着したイメージ画像。背面モニター位置からの比較です。※実際に装着した画像ではなく、サイズ感は異なる場合があります。

「14mm F1.8 DG HSM | Art」の特徴
  • 「14mm F1.8 DG HSM」は世界初の開放値F1.8を実現した超広角レンズです。シグマはレンズを「Art」「Sports」「Contemporary」の3つのカテゴリーに分けており、「14mm F1.8 DG HSM」は画質を追求した「Art」シリーズのレンズです。従来までの14mmの超広角に対応したレンズは、単焦点レンズでもズームレンズでもほぼ全てが開放値F2.8まででした(F2.4のレンズもあります)。しかし、「14mm F1.8 DG HSM」は世界で唯一、F1.8の明るさを実現し、今まででは出来なかった表現が可能です。蛍の群れや光跡、星景、夜景撮影などで大きなメリットを発揮し、絞り開放から高い描写力を発揮します。画像周辺部でも流れた描写になることが少なく、点を点の形として表現することが可能です。

「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」の特徴
  • 「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」は14-24mm F2.8のスペックを持った世界で唯一のズームレンズです。ニコン以外のメーカーから発売されている超広角ズームレンズのスペックは16-35mm F2.8がほとんどで、さらに広角のレンズの場合は、12-24mm F4や11-24mm F4など開放値F2.8よりも暗くなっています。「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」はスペックのみならず描写力も非常に優れているため、2007年発売のレンズにも関わらず風景写真家や夜景写真家に現在でも使用される頻度が高いレンズです。「14mm F1.8 DG HSM」と同様にレンズフードは一体型で、レンズ先端にレンズフィルターを装着することはできません。

製品名シグマ 14mm F1.8 DG HSMニコン AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
発売日2017年7月7日(キヤノン、シグマ用)、2017年7月28日(ニコン用)2007年11月30日
価格17万円前後22万円前後
マウントニコンF、キヤノンEF、シグマSAニコンF
シリーズDGシリーズAF-S G NIKKOR(ニッコール)シリーズ
タイプ単焦点ズーム
センサーフルサイズ
レンズタイプ一眼レフ
焦点距離14mm14~24mm
オートフォーカス
マニュアルフォーカス
絞りF1.8~16F2.8~22
絞り羽根枚数9枚
レンズ構成11群16枚11群14枚
最短撮影距離0.27m0.28m
最大撮影倍率0.1倍0.14倍
画角114.2°114-84°
フィルターサイズ-
フード付き固定式
手ブレ補正機能-
防塵・防滴構造簡易構造
非球面レンズ大口径ガラスモールド非球面レンズ3枚
その他の特殊レンズFLDガラス3枚、SLDガラス4枚EDレンズ2枚
コーティングスーパーマルチレイヤーコートナノクリスタルコート
AFモーター大型HSM(Hyper Sonic Motor)SWM(超音波モーター)
撥水・防汚コート
ニコン用の電磁絞り-
最大径95.4mm(シグマ用)98mm
長さ126mm(シグマ用)131.5mm
重さ1170g(シグマ用)1000g

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