「G9 X Mark II」と「G9 X」の違い


キヤノン(Canon)

「PowerShot G9 X Mark II」と「PowerShot G9 X」の違いを比較しました。

「PowerShot G9 X Mark II」は2017年1月5日に海外で発表された「PowerShot G9 X」の後継機です(日本国内では2月15日)。小型軽量化のボディはそのままに画像処理エンジンの向上や通信機能などが追加されているので、外観とスペックを比較してみました。

「G9 X Mark II」と「G9 X」 1
「G9 X Mark II」と「G9 X」の正面比較

「G9 X Mark II」と「G9 X」 2
「G9 X Mark II」と「G9 X」の背面比較

「G9 X Mark II」と「G9 X」 3
「G9 X Mark II」と「G9 X」の上部比較

「G9 X Mark II」と「G9 X」 4
「G9 X Mark II」と「G9 X」の上部ズーム時比較

「G9 X Mark II」と「G9 X」 5
「G9 X Mark II」と「G9 X」のシルバーカラー比較

外観・デザイン
  • 【ほぼ同じ外観】
    「G9 X Mark II」と「G9 X」はほぼ同じ外観で、上部フラッシュ下のロゴ以外で見分けはできません。グリップが少しだけ厚くなったようなのでスペック上は0.5mmだけ奥行きが増し、3gだけ軽量化しています。

追加した機能
  • 【Bluetooth】
    「G9 X Mark II」にはBluetooth機能が追加されています。
  • 【カメラ内RAW現像】
    「G9 X Mark II」はパソコンを使用せずにカメラ内でRAWファイルの現像が可能な機能が追加されています。
  • 【その他】
    「G9 X Mark II」は、「ピクチャースタイル」や「タイムラプス動画」、「流し撮り」アシスト機能なども追加されています。

向上した機能
  • 【画像処理エンジンの向上】
    「G9 X」は画像処理エンジン「DIGIC 6」が搭載されていましたが、「G9 X Mark II」には「DIGIC 7」が搭載されています。これにより画質や機能全般が向上し、シーン検出機能やトラッキングパフォーマンス(被写体追従機能)も向上しています。
  • 【高感度性能の向上】
    「G9 X Mark II」はノイズリダクション性能が「G9 X」より大幅に向上しています。最大約14倍もの情報量を用いてノイズのみを除去し、ISO1600時でもISO800と同等レベルのエッジノイズを実現しています。
  • 【連写性能の向上】
    「G9 X」は約6コマ/秒の連写性能でしたが、「G9 X Mark II」はJPEG撮影時は約8.1コマ/秒、RAW撮影時は約8.2コマ/秒に高速化しています。
  • 【手ブレ補正の向上】
    「G9 X」はジャイロセンサー制御による3.0段分の手ブレ補正効果でしたが、「G9 X Mark II」は画像情報からブレ量を判断・除去するアルゴリズムが追加されたことでより強力な「デュアルセンシングIS」を実現しています。3.5段分の補正効果になり、体揺れによるゆっくりとした大きな振動にも強くなりました。
  • 【追尾性能の向上】
    「G9 X Mark II」は人物が交差するようなシーンや、フレームアウト/フレームインするケース、絶えず動き回る被写体などでもより高精度に追尾することができます。液晶の表示タイムラグも大幅に短縮されました。
  • 【検出性能の向上】
    「G9 X Mark II」はAUTOモードでの検出性能が飛躍的に向上し、低彩度や背景同系色の被写体でもカメラが自動で主被写体を検出することができます。
  • 【MF拡大機能の向上】
    「G9 X」は拡大エリアの表示が2倍/4倍でしたが、「G9 X Mark II」は画素読み出し方法が改善されたことで5倍/10倍表示が可能になりました。
  • 【小絞り時の解像感向上】
    「G9 X Mark II」は光学情報を活用した補正を実現することで、回折現象による解像感の低下を「G9 X」より軽減して解像感を向上させています。
  • 【星空モードの向上】
    「G9 X Mark II」は「星空モード」時に「星のピント合わせ」と「星空軌跡」の精度が向上しています。
  • 【ユーザーインターフェースの向上】
    「G9 X Mark II」はコントローラーリング設定画面のユーザーインターフェースが向上し、各モードでのコントローラーリング割り当てを一括で管理可能になりました。
  • 【レスポンスの向上】
    「G9 X Mark II」は「DIGIC 7」により処理能力が向上し、撮影間隔は約0.5秒、起動時間は約1.1秒の短縮化を実現しています。
  • 【オートライティングオプティマイザ】
    「G9 X Mark II」は「オートライティングオプティマイザ」が強化されています。明るさやコントラストをより自然な印象に補正することができます。



製品名キヤノン PowerShot G9 X Mark IIキヤノン PowerShot G9 X
発売日2017年2月23日2015年10月22日
価格6万円前後4万8000円前後
シリーズGシリーズ
センサー1.0型(CMOS)
画像処理エンジンDIGIC 7DIGIC 6
総画素数2090万画素
有効画素数2010万画素2020万画素
最大記憶画素数5472×3072px5472×3080px
焦点距離(35mm判換算)28~84mm
焦点距離10.2~30.6mm
最短撮影距離5cm
絞り値F/2~4.9
光学ズーム3倍
デジタルズーム4倍
ISO125~12800
連写RAW:8.2コマ/秒、JPEG:8.1コマ/秒6コマ/秒
測距点(AFフレーム)31点
オートフォーカス速度広角端:約0.14秒広角端:約0.14秒、望遠端:約0.15秒
撮影タイムラグ約0.17秒約0.15秒
ファインダー-
モニター3インチ (104万ドット)
シャッタースピード1/2000~30秒
バルブ撮影
セルフタイマー2、10秒
撮影枚数235枚、エコモード:315枚220枚、エコモード:335枚
RAWCR2:14bit
JPEG
TIFF
RAW+JPEG
動画フルHD (1920×1080) 60p
ファイル形式MP4
映像圧縮方式MPEG-4 AVC/H.264
撮影時間約29分59秒、フルHD 60fps時:約10分、ファイル容量が4GB/メモリーカードいっぱいで自動停止
手ぶれ補正
内蔵フラッシュ
防塵防滴仕様
可動式モニター固定式
水準器
タッチパネル
顔認識
オートライティングオプティマイザ
流し撮り流し撮りモード流し撮りIS
星空モード星空タイムラプス星空インターバル
Wi-Fi
NFC
GPS
Bluetooth
USB給電
SDカードSDXC
98mm
高さ57.9mm
奥行き31.3mm30.8mm
重さ182g185g
総重量206g209g
バッテリーNB-13L
インターフェイスUSB2.0(Micro B)、HDMI(タイプD)

この記事が参考になりましたらSNSやサイトで紹介してください!

ウェブサービス(API)から取得した人気カメラ・スマホ
訂正フォーム