- 「GX7 Mark II」は2016年4月5日に発表された「GX7」の後継モデルです。「GX8」はフラッグシップ機として位置づけられているのに対し、「GX7 Mark II」は「GX7」の流れをくむストリートスナップカメラとして小型化と高性能を両立させたカメラです。4Kフォト機能や手ブレ補正機能などを中心に全体的なスペックアップが図られています。
外観・デザイン
- 【固定式の内蔵EVF(電子ビューファインダー)】
「GX7」は左上部の内蔵EVFがチルト式で可動させることができましたが、「GX7 Mark II」が固定式に変更されています。 - 【新シャッターユニット】
「GX7 Mark II」は「GX7」より圧倒的にシャッター音が小さくなった新開発の小型・低衝撃・静音メカニカルシャッターを搭載しています。静音性に優れているだけでなく、撮影時のブレも抑制することができます。しかし、メカニカルの最高シャッタスピードは「GX7」の1/8,000秒から、「GX7 Mark II」は1/4,000秒に変更されました。 - 【サイズと質量】
「GX7 Mark II」は「GX7」より、幅が0.6mm、高さが0.1mm、奥行きが10.7mm小さくなっています。質量は23g増えました。内蔵EVFがコンパクトに収納されているようになり、グリップ部分の盛り上がりが少なくなりました。
追加した機能
- 【4Kフォト・フォーカスセレクト】
「GX7 Mark II」は4K動画が撮影できるようになったことで、4K動画を利用した機能が使用できます。秒間30コマ連写の4K動画から静止画を抜き出す3つの「4Kフォトモード」、撮影後にフォーカス位置を変更できる「フォーカスセレクト」、複数の写真を1枚に合成する「比較明合成」が利用できます。 - 【Dual I.S.】
「GX7 Mark II」は「ボディ内手ブレ補正」と「レンズ内手ブレ補正」を組み合わせる「Dual I.S.」に対応しています。ボディ(B.I.S.)5軸とレンズ(O.I.S.)2軸を合わせることでより強力にブレを補正できます。 - 【L.モノクローム】
「GX7 Mark II」は従来のモノクロモードに加えて、質感描写にこだわった「L.モノクローム」が利用できます。階調豊かなモノクロ写真が撮影可能です。 - 【回折補正】
「GX7 Mark II」は新しい画像処理エンジンにより、回折補正が可能です。絞り込んだ際に回折現象で解像力が低減する現象を改善します。 - 【空間認識AF】
「GX7 Mark II」は、オートフォーカスを高速化して追従性能もアップする空間認識AFを搭載しています。これによりコントラストAF全般の機能が向上し、より進化した追尾AFが可能です。 - 【絞りブラケット】
「GX7 Mark II」は撮影後に気に入ったボケ味の写真選べる「絞りブラケット」機能が搭載されています。
向上した機能
- 【4K動画】
「GX7」はフルHD(1920×1080) 60pまでの動画撮影でしたが、「GX7 Mark II」は4K(3840×2160) 30pの撮影が可能です。4K動画のフォーマットはMP4、フルHDはAVCHD Progressive/AVCHD/MP4で記録できます。 - 【4.0段分の手ブレ補正】
「GX7 Mark II」は4.0段分の強力なボディ内手ブレ補正が搭載されています。ボディ内手ブレ補正(Dual I.S.も含めて)は、動画撮影や4Kフォトの撮影時にも使用可能です。 - 【新画像処理エンジン】
「GX7 Mark II」と「GX7」はスペックが同じイメージセンサーを使用していますが、「GX7 Mark II」は光学ローパスフィルターを取り除いています。これにより解像度が高まります。新画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」はモアレや偽色の発生を低減し、解像感やノイズ処理などの画像処理が向上しています。 - 【拡張低感度ISO】
「GX7」は拡張時の低感度ISOが125でしたが、「GX7 Mark II」はISO 100まで設定できます。 - 【連写速度】
「GX7」はメカシャッター時に高速:約5コマ/秒(AFS時)/約4.3コマ/秒(AFC時)、中速:約4コマ/秒(ライブビュー時)、低速:約2コマ/秒(ライブビュー時)でしたが、「GX7 Mark II」は高速:約8コマ/秒(AFS時)/約6コマ/秒(AFC時)、中速:約6コマ/秒(ライブビュー時)、低速:約2コマ/秒(ライブビュー時)に高速化しました。
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パナソニック 2013-09-13
製品名 | パナソニック LUMIX DMC-GX7 Mark II | パナソニック LUMIX DMC-GX7 |
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発売日 | 2016年05月18日 | 2013年09月12日 |
価格 | 97,000円 | 90,000円 |
シリーズ | Lumix(ルミックス) Gシリーズ | |
マウント | マイクロフォーサーズ系マウント | |
センサー | フォーサーズ(4/3型Live MOS) | |
画像処理エンジン | 新ヴィーナスエンジン | ヴィーナスエンジン |
ローパスフィルター | なし | あり |
総画素数 | 1684万画素 | |
有効画素数 | 1600万画素 | |
最大記憶画素数 | 4592×3448px | |
ISO | 200~25600 | |
拡張ISO | 100~25600 | 125~25600 |
連写(メカシャッター) | 高速(H):約8コマ/秒(AFS時)/約6コマ/秒(AFC時) | 高速(H):約5コマ/秒(AFS時)/約4.3コマ/秒(AFC時) |
連写(電子シャッター) | 超高速(SH):約40コマ/秒 | |
ファインダー形式 | 固定式 | チルト式 |
ファインダー | 電子ビューファインダー (100%/1.39倍/276万ドット) | |
モニター | 3インチ (104万ドット) | |
シャッタースピード(メカニカル) | 1/4000~120秒 | 1/8000~60秒 |
電子シャッター | 1/16000秒 | |
ストロボ同調速度 | 1/160秒 | 1/250秒 |
動画時シャッター | 1/16000~1/25秒 | |
バルブ撮影 | 120秒 | ○(120秒) |
セルフタイマー | 2、10秒 | |
オートフォーカス | コントラストAF | |
空間認識AF | ○ | |
AFエリア | 49点 | 23点 |
瞳認識AF | ○ | |
星空AF | ○ | |
撮影枚数 | 290枚 | 320枚 |
RAW | ○ | |
JPEG | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K (3840×2160) 30p、フルHD (1920×1080) 60p | フルHD (1920×1080) 60p |
ファイル形式 | AVCHD Progressive / AVCHD / MP4 | |
4Kライブクロップ | ○ | |
ステレオマイク | ○ | |
風音低減 | ○ | |
手ぶれ補正 | 4.0段分 | ○ |
動画時の手ぶれ補正 | ○ | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ||
ゴミ取り機能 | ○ | |
可動式モニター | チルト | |
pictbridge | ○ | |
HDR | ○ | |
多重露光 | ○ | |
水準器 | ○ | |
タッチパネル | ○ | |
顔認識 | ○ | |
タッチパッドAF | ○ | |
絞りブラケット | ○ | - |
フォーカスブラケット | ○ | - |
カメラ内RAW現像 | ○ | - |
フィルター(効果)なし同時記録 | ○ | - |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | - | ○ |
GPS | ||
SDカード | ○ | |
SDHCカード | ○ | |
SDXCカード | ○ | |
UHS-I(U3) SDカード | ○ | |
幅 | 122mm | 122.6mm |
高さ | 70.6mm | 70.7mm |
奥行き | 43.9mm | 54.6mm |
重さ | 383g | 360g |
総重量 | 426g | 402g |
インターフェイス | USB2.0、micro HDMI TypeD | USB2.0、mini HDMI TypeC |
外部マイク | ||
USB給電 | ○ |