「Z5」と「Z6」の違い


ニコン(Nikon)

ニコン「Z 5 (z5、ゼット・ファイブ)」と「Z 6 (z6、ゼット・シックス)」の違いを比較しました。

「Z5 (Z 5)」は2020年7月21日に発表されたニコンのミラーレスカメラです。入門向けに手頃な価格帯のフルサイズ・ベーシックモデルになっています。「Z6 (Z 6)」(2018年11月23日発売)と外観・スペックを比較してみました。
※2020年10月15日に「NIKKOR Z 24-200mm f4-6.3 VR」がセットになった「Z 5 24-200 レンズキット」が10月30日から追加して発売されることが発表されました。
※2020年11月25日に「Z 5 24-70 限定セット」が12月11日から発売されることが発表されました。「NIKKOR Z 24-70mm f4 S」やアクセサリーが同梱され、化粧箱がスペシャルパッケージになっています。

【ニコンのミラーレス機】
Z7 ・・・ フルサイズの高画素モデル
Z6 ・・・ フルサイズのスタンダードモデル
Z5 ・・・ フルサイズのエントリーモデル
Z50 ・・・ APS-Cのエントリーモデル

「Z 5 (z5)」と「Z 6 (z6)」 1
「Z 5 (z5)」と「Z 6 (z6)」の正面比較

「Z 5 (z5)」と「Z 6 (z6)」 2
「Z 5 (z5)」と「Z 6 (z6)」の背面比較

「Z 5 (z5)」と「Z 6 (z6)」 3
「Z 5 (z5)」と「Z 6 (z6)」の上部・底部比較

外観・デザイン
  • 【モニター】
    「Z5」は背面モニターが約104万ドットですが、「Z6」は約210万ドットです。「Z6」は本体の上部右肩にカメラ設定を表示できる「表示パネル」が搭載されています。「Z5」は「表示パネル」が搭載されておらず、代わりに「Z6」の左肩に搭載されているモードダイヤルが設置されています。その他のボディデザインはほぼ同じです。
  • 【メモリーカード】
    「Z5」は「SDカード」2枚のダブルスロットに対し、「Z6」は「XQDカード」1枚のシングルスロットです。「Z5」はZシリーズで初のダブルスロットを採用することで、「順次記録」「バックアップ記録」「RAW+JPEGの分割記録」を利用することができます。
  • 【バッテリー】
    「Z5」はファインダー時の撮影可能コマ数が約390コマですが、「Z6」は約310コマです。動画撮影可能時間は「Z5」がファインダー時に約115分・モニター時に約120分に対し、「Z6」は約85分です。「Z5」は新しいバッテリー「EN-EL15c」に対応し、USB給電が可能です。「Z6」が「EN-EL15c」に対応するのかは分かりません。

機能・特徴
  • 【イメージセンサー】
    「Z5」はセンサーが2432万画素ですが、「Z6」は2450万画素です。「Z6」は裏面照射型のCMOSセンサーを搭載することで、「Z5」は拡張時のISO感度が最大「102400」に対し、「Z6」は最大「204800」に対応します。
  • 【動画機能】
    「Z6」は、フルHDで120fpsのスローモーション動画や、階調情報に優れた「N-Log」、10bitのHDMI出力に対応します。「Z6」は4K UHD 30pでフルフレームの撮影が可能ですが、「Z5」は画角が1.7倍のクロップです。
  • 【撮影性能】
    「Z5」はAF/AE追従で約4.5コマ/秒ですが、「Z6」はAF/AE追従で約5.5コマ/秒・AF追従で約12コマ/秒です。測距輝度範囲は「Z5」が最大で「EV-3」に対し、「Z6」はより暗い場所で正確なオートフォーカスが可能な「EV-4 (ファームアップでEV-6)」です。「Z6」は非圧縮のRAW撮影や、RAWのサイズを「L」「M」「S」から選択できます。



「Z 5 (z5、ゼット・ファイブ)」と「Z 6 (z6、ゼット・シックス)」のスペック違いを比較
製品名ニコン Z5ニコン Z6
発売日2020年08月28日2018年11月23日
予想価格18万円前後27万円前後
シリーズZシリーズ
マウントニコンZ系マウント(S-Lineレンズ)
センサーフルサイズ(35.9×23.9mm CMOS、ニコンFXフォーマット)フルサイズ(35.9×23.9mm 裏面照射型CMOS、ニコンFXフォーマット)
ローパスフィルター
ダスト除去機能イメージダストオフデータ取得、イメージセンサークリーニング
画像処理エンジンEXPEED 6
画素数2493万総画素、2432万有効画素2528万総画素、2450万有効画素
最大記憶画素数6016x4016px6048x4024px
ISO常用: 100-51200、拡張: 50-102400常用: 100-51200、拡張: 50-204800
動画時のISO常用: 100-25600常用: 100-51200、拡張: 204800
連写AF/AE追従: 約4.5コマ/秒AF追従: 約12コマ/秒(14ビットRAW時は9コマ/秒)、AF/AE追従: 約5.5コマ/秒
連続撮影可能コマ数RAW: 最大100コマ、JPEG: 最大100コマRAW: 最大43コマ、JPEG: 最大51コマ
オートフォーカス方式ハイブリッドAF(コントラストAF+像面位相差AF)
測距点/AFエリア273点(水平約90%、垂直約90%をカバー)
測距輝度範囲EV-2~19、ローライトAF時: EV-3~19EV-2~19(ファームアップでEV-3.5~19)、ローライトAF時: EV-4~19(ファームアップでEV-6~19)
ファインダーQuad-VGA OLED 0.5型 (約369万ドット/視野率100%/倍率0.8倍/アイポイント21mm)
モニター3.2インチ (約104万ドット)3.2インチ (約210万ドット)
可動式モニターチルト
タッチパネル
サブモニター-(モードダイヤルが設置)○(右肩の情報表示パネル)
シャッタースピード1/8000-30秒、バルブ撮影、フラッシュ同調: 1/200秒以下
電子先幕シャッター
電子シャッター
サイレントシャッター
フリッカー対策静止画フリッカー低減撮影
セルフタイマー2、5、10、20秒
顔認識瞳AF(犬や猫の瞳を検出する動物AFにも対応)瞳AF(2019年5月16日公開のファームウェアVer. 2.0で追加)
撮影可能コマ数ファインダー時: 約390コマ、モニター時: 約470コマファインダー時: 約310コマ、モニター時: 約380コマ
動画撮影可能時間ファインダー時: 約115分、モニター時: 約120分約85分
RAW12/14bit(ロスレス圧縮、圧縮)12/14bit(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)、サイズL/M/Sの選択可
JPEG○(RAW+JPEGも対応)
TIFF
カメラ内RAW現像○(一括現像も可能)
動画機能4K UHD(3840x2160) 30/25/24p、フルHD(1920x1080) 60/50/30/25/24p
4K UHDの撮影方式画角が1.7倍のクロップフルフレーム、全画素読み出しはフルサイズベースの動画フォーマット時
動画仕様電子手ブレ補正はフルHD撮影時のみ使用可能スローモーション: 120/100fps(1920x1080)、4K時に最大144Mbps、フルHD時に最大56Mbps
ファイル形式MOV、MP4
映像圧縮方式H.264/MPEG-4 AVC
音声記録方式リニアPCM(MOV)、AAC(MP4)リニアPCM、AAC
撮影時間29分59秒
タイムコード
動画機能10bitのHDMI出力、N-Log(外部レコーダーのみ記録、10ビットの場合のみ選択可)
ボディ内手ブレ補正約5.0段分の5軸手ブレ補正、電子手ブレ補正
内蔵フラッシュ
防塵防滴仕様
pictbridge
水準器○(予想)
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/ac
NFC
GPS
Bluetooth4.2
USB充電
USB給電(電源をONにしたままの充電は不可)
ピクチャーコントロールクイックシャープ、シャープネス調節「輪郭強調」「ミドルレンジシャープ」「明瞭度」
共通機能クリエイティブピクチャーコントロール、フォーカスシフト、アクティブD-ライティング、フォーカスピーキング、SnapBridge、回折補正
その他タイムラプスムービー、インターバルタイマー撮影時のタイムラプス同時記録、高速フレームキャプチャ(AF/AE追従)、iメニュー6Kタイムラプスムービー
メモリーカードダブルスロット: SDXC UHS-IIx2シングルスロット: XQDカードx1
ジョイスティック○(AFエリア移動用ボタン、サブセレクター)
AF-ONボタン
マグネシウム合金
134mm
高さ100.5mm
奥行き/厚み69.5mm67.5mm
質量/重さ590g、675g(総重量)585g、675g(総重量)
バッテリーEN-EL15c(EN-EL15b/EN-EL15a/EN-EL15も使用可能)、静止画モードでパワーセーブ機能が利用可能EN-EL15b(EN-EL15a/EN-EL15も使用可能)
バッテリーグリップバッテリーパック MB-N10
ワイヤレストランスミッター WT-7
マイク端子3.5mmステレオミニジャック(外部マイク入力、ヘッドホン出力)
インターフェイスUSB Type-C、HDMI(タイプC)
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