「SIGMA fp」と「sd Quattro H」の違い


シグマ「SIGMA fp (エフ・ピー)」と「SIGMA sd Quattro H (エス・ディー・クワトロ・エイチ)」の違いを比較しました。

「SIGMA fp」は2019年7月11日に発表されたシグマのフルサイズミラーレスカメラです。APS-Hセンサーを搭載した「sd Quattro H」(2016年12月20日発売)、APS-Cセンサーの「sd Quattro」と外観・スペックを比較してみました。

「SIGMA fp」の「fp」は「fortissimo pianissimo」に由来します。「fortissimo」は「最も強く」、「pianissimo」は「とてもソフト」を意味し、どちらも音楽用語です。

「SIGMA fp」と「sd Quattro H」 1
「SIGMA fp」と「sd Quattro H」の正面比較

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「SIGMA fp」と「sd Quattro H」の背面比較

「SIGMA fp」と「sd Quattro H」 3
「SIGMA fp」と「sd Quattro H」の上部と底部比較

「SIGMA fp」と「sd Quattro H」 4
「SIGMA fp」と「sd Quattro H」の側面(左側・右側)比較

「フルサイズ」と「sd Quattro H」と「sd Quattro」のセンサーサイズ比較
「フルサイズ」と「sd Quattro H」と「sd Quattro」のセンサーサイズ比較

外観・デザイン
  • 【サイズ】
    「SIGMA fp」は「sd Quattro H」より、幅が34.4mm、高さが25.2mm、厚みが45.5mm、質量が255g、小さく軽くなっています。「SIGMA fp」はフルサイズミラーレスカメラで世界最小・最軽量の「ポケッタブル・フルフレーム」を実現しています。
  • 【コンセプト】
    「SIGMA fp」は、「Pocketable Full-frame(ポケッタブル・フルフレーム)」「Scalable(変幻自在の拡張性)」「Seamless(本格的で自在な撮影機能)」の3つが開発コンセプトになっています。「SIGMA fp」は様々なアクセサリーを利用することで、グリップやホットシューなどを装着することができます。
  • 【構造】
    「SIGMA fp」はミラーレス用のマウント「ライカLマウント」を採用していますが、「sd Quattro/H」は一眼レフ用のマウント「シグマSAマウント」です。一眼レフはカメラ内にミラーボックスを設置するため、一眼レフ用のマウントは、フランジバック(レンズを取り付けるマウント部分からセンサーまでの距離)を長めに空けることで最適な画像が得られるように設計されています。「sd Quattro/H」は一眼レフ用のマウントを採用したミラーレス機なので、フランジバックのスペースを確保するために長めのマウント部になっています。
  • 【ファインダー】
    「sd Quattro/H」は電子ビューファインダーが搭載されていますが、「SIGMA fp」は非搭載です。「SIGMA fp」は恐らく外部アクセサリーでファインダーに対応すると思います。

機能・特徴
  • 【イメージセンサー】
    「SIGMA fp」は一般的な「ベイヤー構造」のセンサーを搭載していますが、「sd Quattro/H」は「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー」です。「ベイヤー構造」のセンサーは、色を取り込むためにカラーフィルターを配置して、足りない色情報は補完処理(デモザイク処理)によって補っています。それに対し、「Foveon(フォビオン)」は3層で全ての色情報を取り込む構造です。カラーフィルターや補完処理が必要なく、色再現性が優れ、ローパスフィルターが必要ないので解像度が高く、モアレが発生しない画像を撮影できます。しかし、「Foveon」は、画像処理時間や高感度性能が「ベイヤー構造」のセンサーよりも大きく劣っています。
  • 【センサーサイズ】
    「SIGMA fp」はフルサイズセンサー(35.9×23.9mm)を搭載していますが、「sd Quattro H」はAPS-Hサイズ(26.7×17.9mm)、「sd Quattro」はAPS-Cサイズ(23.4×15.5mm)です。「SIGMA fp」はより大型のイメージセンサーを搭載することで、高感度性能や階調表現、ボケ表現など画質面でメリットがあります。
  • 【シャッター】
    「sd Quattro/H」はメカシャッターが搭載されていますが、「SIGMA fp」は非搭載です。「SIGMA fp」は電子シャッターのみで撮影を行い、シャッター音やシャッターショックを抑えることができますが、フラッシュ同調速度は1/30秒以下です。「sd Quattro/H」は1/180秒以下です。
  • 【動画機能】
    「SIGMA fp」はシネマ向けの動画機能が搭載されていますが、「sd Quattro/H」は動画機能に非搭載です。「SIGMA fp」は動画のRAWデータ「12bit Cinema DNGフォーマット」を外部記録することができます。




「SIGMA fp (エフ・ピー)」と「SIGMA sd Quattro H (エス・ディー・クワトロ・エイチ)」のスペック違いを比較
製品名シグマ SIGMA fpシグマ SIGMA sd Quattro/H
発売日2019年10月25日sd Quattro H:2016年12月20日、sd Quattro:2016年07月07日
予想価格22万円前後sd Quattro H:13万円前後、sd Quattro:8万円前後
シリーズsd fpシリーズsd Quattro(クアトロ)シリーズ
マウントライカL系マウントシグマSA系マウント
センサーフルサイズ(35.9×23.9mm 裏面照射型ベイヤーCMOS)sd Quattro H:APS-H(26.6×17.9mm Foveon X3 CMOS)、sd Quattro:APS-C(23.4×15.5mm Foveon X3 CMOS)
ダスト除去機能未確認
画素数2530万総画素/2460万有効画素sd Quattro H:4470万総画素/3860万有効画素、sd Quattro:3320万総画素/2950万有効画素
最大記憶画素数6000×4000pxsd Quattro H:8768×3752px、sd Quattro:7680×3296px
クロップ機能sd Quattro Hが対応。sd Quattroと同じサイズにクロップ可
ローパスフィルターレス仕様
ISO常用:100~25600、拡張:6~102400常用:100~6400
連写18コマ/秒sd Quattro H:6.2コマ/秒、sd Quattro:4.3コマ/秒
オートフォーカス方式コントラストAFコントラストAF、像面位相差AF
測距点49点9点
測距輝度範囲-5~18EV-1~18EV
顔認識
瞳AF瞳優先に対応
電子式ビューファインダーsd Quattro H:EVF (236万ドット/視野率100%/倍率0.96倍)、sd Quattro:EVF (236万ドット/視野率100%/倍率1.10倍)
モニター3.15インチ (210万ドット)、タッチパネル対応3インチ (162万ドット)
可動式モニター固定式
シャッタースピード電子:1/8000~30秒、バルブ撮影メカ:1/4000~30秒、バルブ撮影(最大2分)
サイレントシャッター無音に近い撮影が可能
フラッシュ同調速度1/30秒以下、シンクロ端子あり1/180秒以下、シンクロ端子あり
RAWロスレス圧縮RAW(DNG) 14/12bitロスレス圧縮RAW(X3F/X3I) 14/12bit、無圧縮RAW(DNG) 12bit
JPEG、RAW+JPEG
動画機能CinemaDNG(12/10/8bit)、4K UHD 24fps 12bitなし
ファイル形式MOV:H.264(ALL-I/GOP)、リニアPCM(2ch 48kHz/16bit)
手ブレ補正電子式
内蔵フラッシュ
防塵防滴仕様○(42ヶ所のシーリング、アルミニウム合金、ヒートシンク構造体)
水準器未確認
英語対応
Wi-Fi
NFC
GPS
Bluetooth
その他HDR撮影、Cinemagraph機能、ティールアンドオレンジ、Fill Light(SIGMA Photo Proの機能)、トーンカーブ、ストラップホルダはネジ式
外部ストレージSDXC UHS-II、ポータブルSSD(バスパワー対応)SDXC
ホットシュー(ホットシューユニット HU-11が必要)
112.6mm147mm
高さ69.9mm95.1mm
奥行き45.3mm90.8mm
重さ370g、総重量:422gsd Quattro H:635g、sd Quattro:625g
バッテリーBP-51BP-61
インターフェイスUSB Type-C、HDMI(タイプD)、外部マイクUSB3.0、HDMIミニ(タイプC)
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