「ライカQ2」と「ライカQ」の違い


ライカ(Leica)

ライカ「LEICA Q2 (19 050) ライカ・キュー・ツー」と「LEICA Q (Typ 116) ライカ・キュー」の違いを比較しました。

「ライカQ2」は2019年3月7日に発表されたライカのフルサイズセンサーを搭載したレンズ一体型カメラです。「ライカQ (Typ 116)」(2015年6月20日発売)の後継機種なので外観・スペックを比較してみました。「ライカQ (Typ 116)」には、ほぼ同じ仕様でデザインが変更(リデザイン)された「ライカQ-P」も2018年11月17日に発売されています。

※2021年2月26日に「ライカQ2」がベースになった「ライカQ2 Daniel Craig X Greg Williams」(85万円前後)が世界限定750台で2月28日に発売されることが発表されました。俳優ダニエル・クレイグ氏と写真家グレッグ・ウィリアムズ氏とのコラボレーションモデルです。
※2021年9月9日に「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」とコラボレーションした「ライカQ2 007 Edition」(110万円前後)が9月23日から世界限定250台で発売されることが発表されました。
※2021年11月22日にケブラー素材を使用した特別限定モデル「ライカQ2 Repotrer」(2021年12月18日発売)が発売されることが発表されました。
※2022年9月21日に「ライカQ2」と歌手シール氏がコラボした「ライカQ2 Dawn by Seal」が世界限定500台(91万円台)で発売されることが発表されました。ボディ外装には日本製の西陣織が採用されています。
※2022年11月15日に「HODINKEE」とコラボレーションした「ライカQ2 Ghost by HODINKEE」(2022年12月発売)と「ライカQ2 Ghost Set by HODINKEE」(世界限定150台、11月15日)から発売されることが発表されました。
※2022年12月8日に「ライカQ2 Traveller Kit」(約80万円)が12月31日まで発売されることが発表されました。
※2023年3月31日に「ライカQ2 Disney 100 Years of Wonder」(約80万円)が世界限定500台で発売されることが発表されました。

「ライカQ2」と「ライカQ (Typ 116)」 1
「ライカQ2」と「ライカQ (Typ 116)」の正面比較

「ライカQ2」と「ライカQ (Typ 116)」 2
「ライカQ2」と「ライカQ (Typ 116)」の背面比較

「ライカQ2」と「ライカQ (Typ 116)」 3
「ライカQ2」と「ライカQ (Typ 116)」の上部比較。どちらもレンズフードが付いた状態です。

外観・デザイン
  • 【防塵・防滴】
    「ライカQ2」は新しく防塵防滴仕様に対応しました。水滴やほこりを防ぐ保護シーリングが施されたことで、悪天候な環境下でも撮影可能です。「ライカQ2」と「ライカQ」のレンズの光学系は同じですが、「ライカQ2」は防塵防滴仕様になったことでレンズの鏡筒が少し大きくなっているようです。
  • 【ファインダー】
    「ライカQ2」と「ライカQ」はどちらも約368万ドットの電子ビューファインダーを搭載していますが、「ライカQ2」は有機ELになったことでより高コントラストで深みがある色を表現可能になり、視野性が向上しました。
  • 【その他】
    「ライカQ」は電源ボタンに「S」「C」の撮影モードが設置されていましたが、「ライカQ2」は電源のオンとオフの切り替えレバーのみになりました。「ライカQ」は背面左側にボタンが5つ搭載されていたのに対し、「ライカQ2」は3つの大型ボタンに変更されました。「ライカQ2」は背面の視度調整ダイヤルが使用しない時に引っ込ませることができる構造になっています。「ライカQ2」はアイピースの形状が変更され、シャッターボタン右にあった録画ボタンはなくなりました。

機能・特徴
  • 【イメージセンサー】
    「ライカQ」は2420万画素の35mmフルサイズセンサーを搭載していましたが、「ライカQ2」は新開発された4730万画素センサーになりました。高画素による高解像度写真を実現し、ISO 50の低感度にも対応しています。
  • 【クロップ】
    「ライカQ」はデジタルズーム機能により「35mm相当」と「50mm相当」の焦点距離で撮影できましたが、「ライカQ2」はさらに「75mm相当」の撮影も可能です。液晶モニターにブライトフレームで撮影範囲を表示することができます。「ライカQ2」は35mm時に3000万画素相当(6704x4472)、50mm時に1470万画素相当(4688x3128)、75mm時に660万画素相当(3136x2096)の撮影が可能です。
  • 【動画機能】
    「ライカQ」はフルHD(1920x1080) 60pまでの動画性能でしたが、「ライカQ2」はシネマ4K 24pや4K(3840x2160) 30pの撮影に対応しました。また、「ライカQ2」はフルHDで120fpsのスローモーション動画も撮影可能です。
  • 【通信性能】
    「ライカQ」は「Wi-Fi」と「NFC」機能に対応していましたが、「ライカQ2」は「Wi-Fi」と「Bluetooth」機能対応に変更されました。「ライカQ2」は「Bluetooth LE (Low Energy)」により、スマートフォンと常時接続することができます。



「LEICA Q2 (19 050) ライカ・キュー・ツー」と「LEICA Q (Typ 116) ライカ・キュー」のスペック違いを比較
製品名ライカ LEICA Q2 19 050ライカ LEICA Q Typ 116
発売日2019年03月23日2015年06月20日(ブラック)、2017年12月01日(シルバー)、2018年11月17日(ライカQ-P)
価格65万円台50万円台
シリーズライカQシリーズ
タイプレンズ一体型デジタルカメラ
レンズズミルックス 28mm F1.7 ASPH.、絞り:F1.7~16
レンズ構成9群11枚、非球面レンズ3面
レンズフィルターE49
最短撮影距離マクロ時:17cm、30cm
デジタルズーム1.25倍:35mm相当(3000万画素)、1.8倍:50mm相当(1470万画素)、2.7倍:75mm相当(660万画素)1.25倍:35mm相当、1.8倍:50mm相当
手ブレ補正光学式手ブレ補正(写真&動画)、光学式手ブレ補正:オート光学式手ブレ補正(写真&動画)
センサーフルサイズ(36×24mm CMOS)
画素数5040万総画素、4730万有効画素(8368x5584px)2630万総画素、2420万有効画素(6000x4000px)
ISO50~50000100~50000
ダイナミックレンジ14段(13段表記もあり)13段
色深度14ビット
連写10コマ/秒(H)、5コマ/秒(M)、3コマ/秒(L)
オートフォーカス方式コントラストAF(225フィールド)、AF速度:0.15秒未満コントラストAF(49ゾーン)
フォーカスAF-S、AF-C、AF、マニュアル:フォーカスピーキング対応
顔認識
瞳AF
電子ビューファインダーOLED 有機EL (約368万ドット/倍率0.76倍)、アイセンサー、アイポイント21mmLCOS 液晶 (約368万ドット/倍率0.7倍)、アイセンサー
モニター3.0型TFT液晶モニター 約104万ドット、タッチパネル対応
可動式モニター固定式
シャッタースピード(メカ)1/2000~60秒1/2000~30秒
電子シャッター1/40000秒1/16000~1/2500秒
フラッシュ同調速度1/500秒1/125秒
バルブ撮影
セルフタイマー2、12秒
RAW○(DNG、14bit)
JPEG、RAW+JPEG
TIFF
動画C4K 24fps、4K(3840x2160) 30/24fps、フルHD 120/60/30fpsフルHD(1920x1080) 60/30fps
動画仕様MP4、AAC、マイク:ステレオ、スピーカー:モノラル
内蔵フラッシュ
防塵防滴仕様
水準器未確認
Wi-FiIEEE 802.11 b/g/n
NFC
Bluetooth
スマホ用アプリ「Leica FOTOS」未確認
記憶メディアSDXC UHS-IISDXC UHS-I
ボディの作りマグネシウム合金、ダイヤモンドパターンのレザー外装ボディ:マグネシウム合金、トップカバー:アルミニウム、ダイヤモンドパターンのレザー外装
カラーブラックブラック、シルバー、カーキ、チタングレー
バッテリーBP-SCL4(1860mAh)、撮影可能枚数:350コマBP-DC12(1200mAh)、撮影可能枚数:270コマ
インターフェイス非搭載マイクロUSB2.0、HDMI
USB充電未確認
ホットシュー
130mm
高さ80mm
奥行き91.9mm93mm
重さ652g、734g(バッテリー込み)590g、640g(バッテリー込み)
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