「Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」の違い


ファーウェイ(Huawei)

ファーウェイ「HUAWEI Mate 10 Pro」と「HUAWEI Mate 10 lite」の違いを比較しました。

「HUAWEI Mate 10 Pro」と「HUAWEI Mate 10 lite」は2017年11月28日に発表されたファーウェイのSIMロックフリーのスマートフォンです。「Mate 10 Pro」はフラッグシップモデル、「Mate 10 lite」は「Mate 10 Pro」の下位にある安価モデルとして位置付けられています。「Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」の外観・スペックを比較してみました。
※2018年5月10日にソフトバンクから「HUAWEI Mate 10 Pro」が発売されることが発表されました。5月18日の発売予定です。DSDSやFeliCaには対応しません。
※2018年7月21日に「HUAWEI Mate 10 Pro」の機能追加ファームウェアが公開されました。夜間撮影モードの強化、顔認証とウイルスバスターモバイルが追加されます。

「HUAWEI Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」 1
「HUAWEI Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」の正面比較

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「HUAWEI Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」の背面比較

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「HUAWEI Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」の側面比較

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「HUAWEI Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」を重ねた比較画像。左側が「Mate 10 lite」の本体(赤色)を重ねた画像、右側が「Mate 10 lite」のディスプレイ部分のみ(赤色)を重ねた画像です。

特徴の違い
  • 【クラスと価格】
    「Mate 10 Pro」は9万円前後の価格のハイエンド機ですが、「Mate 10 lite」は4万3000円前後のミドルハイからミドルクラス機です。「Mate 10 lite」は「Mate 10 Pro」の半額以下の価格ながら、ハイスペックでかつ、3.5ミリヘッドホンジャックや外部メモリーにも対応しています。
  • 【AI機能】
    「Mate 10 Pro」は世界初のAIに対応した独自のチップセット「Kirin 970」を搭載しています。CPUは8コア、GPUは12コアも搭載されており、さらにAI処理(人工知能)に特化した「NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」も内蔵することで、高速処理や応答速度、省電力化も実現しています。インターネット接続によるクラウドベースものではなく、末端側のローカルベースでAIの処理を行うことができるので、速度や安全性の面で優れたパフォーマンスが可能です。これにより、被写体に適したカメラ処理を瞬時に行うことができる画像認識(1億枚の画像から学習)や、タイムラグが短く即座に対応できる音声認識(マイクロソフト製の翻訳アプリ「Microsoft Translator」がプリインストール)などが利用できます。
  • 【RAMメモリー】
    「Mate 10 Pro」は6GBのRAMメモリーが搭載されていますが、「Mate 10 lite」は4GBです。
  • 【ディスプレイ性能】
    「Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」はどちらも、縁・枠(ベゼル)が少ない「狭額縁設計(ベゼルレス)」のデザインです。「Mate 10 Pro」は上下のフレーム部分がより狭くなっており、「Mate 10 lite」よりも小さなボディサイズながら少し大きなディスプレイを搭載しています。どちらもディスプレイ比率は通常よりも少し縦長の18:9で、多くのコンテンツを一度に表示することや、映画などシネマにも適しています。「Mate 10 Pro」は有機ELディスプレイなので、高コントラストで高い解像度や広色域に対応する鮮やかな高画質を楽しむことができます。「Mate 10 Pro」は「HDR10テクノロジー」も搭載しています。
  • 【カメラ機能】
    「Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」はどちらも、背面に「ダブルレンズカメラ」が搭載されています。「Mate 10 Pro」は、カラーセンサーを搭載した片方のカメラで色情報を取得し、もう片方のモノクロセンサーを搭載したカメラで明度情報を撮影します。2つの撮影データを合わせることで、一眼カメラで撮影したような擬似的なボケ描写や高品質な写真表現が可能です。レンズはライカと共同開発したものになっており、F値は現在のスマートフォンに搭載されているレンズで最も明るいと思われるF1.6(両レンズ)を実現しています。オートフォーカスは「像面位相差AF」「コントラストAF」「レーザーAF」「デプスAF」の4つに対応した「4-in-1 ハイブリッドフォーカス」です。
    「Mate 10 lite」は背面だけでなく正面カメラも「ダブルレンズカメラ」になっています。背面と正面のどちらにも200万画素の深度測定用サブカメラが搭載されており、このカメラが被写界深度を捉えることで、一眼カメラのような擬似的に背景をぼかすポートレートモード(ワイドアパーチャ撮影)が使用できます。「Mate 10 lite」は背面カメラに加えて、正面カメラにもLEDフラッシュが搭載されています。カメラレンズはライカブランドではありません。
  • 【防水性能】
    「Mate 10 Pro」は「IP67」の防水性能に対応していますが、「Mate 10 lite」は非対応です。
  • 【3.5mmヘッドホンジャックと外部メモリー】
    「Mate 10 Pro」は3.5mmヘッドホンジャックと外部メモリー(microSDカード)に非対応ですが、「Mate 10 lite」は対応しています。
  • 【バッテリー容量】
    「Mate 10 Pro」は4000mAhの大容量バッテリーが搭載されていますが、「Mate 10 lite」は3340mAhです。
  • 【NFCとおサイフケータイ】
    「Mate 10 Pro」はNFC機能に対応していますが、「Mate 10 lite」は非対応だと思われます。「Mate 10 Pro」は「おサイフケータイ」には対応していません。
  • 【DSDSとDSDV】
    「Mate 10 Pro」は「デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)」と「デュアルSIM・デュアルVoLTE(DSDV)」に対応していますが、「Mate 10 lite」はどちらも非対応です。「Mate 10 Pro」のVoLTE対応はソフトバンク網のみで、ドコモとauには非対応です。
  • 【最大受信速度】
    「Mate 10 Pro」は受信時の最大が500Mbpsですが、「Mate 10 lite」は150Mbpsです。送信時はどちらも最大50Mbpsです。
  • 【USB端子】
    「Mate 10 Pro」はコネクターに「USB Type-C」が採用されていますが、「Mate 10 lite」は「microUSB」です。
  • 【ポケットPCモード】
    「Mate 10 Pro」は「USB Type-C」と「HDMI」の変換ケーブル1本(ドッキングステーション不要)で外部モニターにPC画面を表示できる「PCモード」が利用できます。
  • 【追加機能】
    「Mate 10 lite」は2018年3月9日に「顔認証」と「ARレンズ」機能が追加されました。「顔認証」はインカメラによる2Dの認識です。「ARレンズ」は自分撮り時の顔にエフェクトを組み合わせたり、被写体の背景を変更できる機能です。



製品名ファーウェイ HUAWEI Mate 10 Proファーウェイ HUAWEI Mate 10 lite
発売日2017年12月01日、2018年05月18日(ソフトバンク)2017年12月08日
キャリアSIMフリー(nanoSIMx2)
デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)-
デュアルSIM・デュアルVoLTE(DSDV)○(現在のVoLTE対応はソフトバンク網のみ)-
キャリアアグリゲーション(CA)○(3CC)-
対応バンド(ネットワーク)LTE: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 9 / 12 / 17 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32 / 34 / 38 / 39 / 40 / 41、W-CDMA: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19LTE: 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 19 / 28 / 38 / 40 / 41、W-CDMA: 1 / 5 / 6 / 8 / 19
価格128GB:9万円前後64GB:4万3000円前後
シリーズHUAWEI Mate
OSAndroid 8.0、EMUI 8.0(独自UI:Emotion UI)Android 7.0、EMUI 5.1
CPU(プロセッサー)CPU:HUAWEI Kirin 970 オクタコア 2.36GHz A73/1.8GHz A53(クアッドコア) + i7コアプロセッサ、GPU NPU:Mali-G72 MP12 Neural Network Processing UnitCPU:HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU 2.36GHz A53/1.7GHz A53(クアッドコア)
AI機能-
外部メモリー-microSDXC(256GB)
RAM6GB4GB
バッテリー容量4000mAh(一体型)3340mAh(一体型)
防水機能IPX5/IPX7・IP6X(IP67)-
セキュリティ(生体認証)指紋認証(背面に設置)
ホームボタンオンスクリーンキー
対応充電急速充電SuperCharge未確認
モニター6インチ、比率18:95.9インチ、比率18:9
画面解像度フルHD+(2160x1080ドット)、402ppi、1670万色フルHD+(2160x1080ドット)、407ppi、1600万色
液晶パネル有機EL FullView Display、OLED 色域(NTSC):112% 70,000:1コントラスト比IPS液晶モニター
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/acIEEE 802.11 b/g/n
受信時最大500Mbps150Mbps
送信時最大50Mbps
NFC-(予想)
おサイフケータイ-
Bluetooth○(4.2)、aptX/aptX HD/LDAC対応○(4.2)、aptX対応
GPS
テレビ(ワンセグ、フルセグ)-
ハイレゾ
HDR動画再生対応
各種センサー加速度、コンパス、ジャイロ、環境光、近接、HALL、気圧、赤外線リモコン未確認
ポケットPCモード-
画素数(背面/アウトカメラ)1200万画素(RGBセンサー)+2000万画素(モノクロセンサー)1600万画素+200万画素(深度測定用)
背面カメラのレンズどちらもF1.6(ライカブランド:SUMMILUX-H 1:1.6/27 ASPH.)未確認
手ブレ補正光学式手ブレ補正未確認
オートフォーカス4-in-1 ハイブリッドフォーカス(像面位相差AF+コントラストAF+レーザーAF+デプスAF)像面位相差AF+コントラストAF
動画4K(2160p) 30p、フルHD(1080p) 60pフルHD(1080p) 30p
画素数(正面/インカメラ)800万画素1300万画素+200万画素(深度測定用)
正面カメラのレンズF2.0(ライカブランド)1300万画素カメラ:F2.0
LEDフラッシュメインカメラメインカメラとインカメラ
コネクターUSB 3.1 Type-CUSB 2.0 マイクロB
ヘッドホンジャック-
74.5mm75.2mm
高さ154.2mm156.2mm
奥行き7.9mm7.5mm
重さ178g164g
カラーミッドナイトブルー、チタニウムグレーグラファイトブラック、オーロラブルー
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