「GFX 50S」と「X1D」と「PENTAX 645Z」の違い

「GFX 50S」は2017年1月20日に発表された富士フイルムの中判ミラーレスカメラです。フルサイズセンサーより1.7倍大きな中判センサー(43.8×32.9mm)が搭載されています。中判センサー搭載のミラーレスカメラは富士フイルムが世界初ではなく、その前にハッセルブラッドが「Hasselblad X1D」を2016年6月22日に発表しています。2014年6月27日に発売されたペンタックスの「PENTAX 645Z」は従来のデジタル一眼レフカメラの構造をしており、カメラ内部にミラーを配置した長いフランジバックによる大型のボディサイズになっています。「GFX 50S」と「Hasselblad X1D」はどちらもミラーを省略してフランジバックを短くしたミラーレスカメラの構造であるため、同じセンサーを搭載したカメラとは思えないほど小型軽量化されています。「GFX 50S」は「Hasselblad X1D」と比べると液晶モニター部分が出っ張っているように見えますが、ここには各種の端子や大型のバッテリーが収納されています。バッテリーは下から取り出すのではなく、左横から取り外すのでカメラを固定したままでもバッテリーの交換が容易です。液晶モニターは3方向チルト式なので角度を自在に変えた撮影が可能で、縦位置グリップも装着できます。プロの現場で想定される多様な使い方に対応できるハイエンドミラーレス機です。

製品名	富士フイルム GFX 50S	ハッセルブラッド Hasselblad X1D	ペンタックス PENTAX 645Z
発売日	2017年02月28日	2016年11月30日	2014年06月27日
価格	73万円前後	99万円前後	79万円前後
シリーズ	GFXシリーズ	X1Dシリーズ	645シリーズ
マウント	フジフイルムG系マウント	ハッセルブラッドX系マウント	ペンタックス645系マウント
センサー	中判(43.8×32.9mm CMOS)
総画素数		5300万画素	5299万画素
有効画素数	5140万画素	5100万画素	5140万画素
最大記憶画素数	8256×6192px	8272×6200px	8256×6192px
ISO	100～12800	100～25600	100～204800
拡張ISO	50～102400
連写	3コマ/秒	2.3コマ/秒	3コマ/秒
ファインダー	着脱式	電子ビューファインダー (236万ドット／視野率100%／倍率倍)	ケプラーテレスコープ式トラピゾイドプリズ (視野率98%／倍率0.62倍)
モニター	3.2インチ (236万ドット)	3インチ (92万ドット)	3.2インチ (103.7万ドット)
シャッタースピード	1/4000～4秒	1/2000～60秒	1/4000～30秒
電子先幕シャッター	1/4000～4秒
電子シャッター	1/16000～4秒
セルフタイマー	2、10秒	○	2、12秒
バルブ撮影	60分		○
撮影枚数	400枚	350枚	650枚
RAW	RAF:14bit(非圧縮)	3FR	○
JPEG	○
TIFF	○
RAW＋JPEG	○	○(予想)	○
動画	フルHD (1920×1080) 30p
手ぶれ補正	-
内蔵フラッシュ	-
防塵防滴仕様	防塵・防滴・マイナス10℃	○
ゴミ取り機能	○
ライブビュー	○
可動式モニター	3方向チルト式	固定式	チルト
水準器	○	○(予想)	○
タッチパネル	○
顔認識	○
Wi-Fi	○
NFC
GPS		○
Bluetooth
SDカード	デュアルSDスロットカード(SDXC)
幅	147.5mm	150.4mm	156mm
高さ	94.2mm	98.1mm	117mm
奥行き	91.4mm	71.4mm	123mm
重さ	740g		1470g
総重量	850g	725g	1550g
バッテリー	NP-T125		D-LI90P
インターフェイス	USB3.0、HDMI