「X-T2」と「X-T10」の違い

「FUJIFILM X-T2」は、「FUJIFILM X-T10」の上位機に位置するフラッグシップ機です。「FUJIFILM X-T1」と「FUJIFILM X-T10」はスペックが近い印象がありましたが、後継モデルの「FUJIFILM X-T2」が登場したことでより明確に役割が分けられたラインナップになっています。

• 【防塵防滴仕様と内蔵フラッシュ】
  「FUJIFILM X-T2」は過酷な状況での使用にも耐える防塵防滴仕様のためにボディが大型化し、内蔵フラッシュは非搭載のカメラです。それに対し、「FUJIFILM X-T10」は防塵防滴仕様ではないために小型軽量化のボディを実現し、内蔵フラッシュを搭載したカメラです。「FUJIFILM X-T2」はプロフェッショナル向け、「FUJIFILM X-T10」はエントリー向けとしてカテゴリー分けされています。
• 【静止画と動画の向上】
  「FUJIFILM X-T10」は1630万画素センサーに画像処理エンジン「EXR Processor II」を搭載していますが、「FUJIFILM X-T2」はより進化した2430万画素センサーに画像処理エンジン「X-Processor Pro」を搭載しています。また、「FUJIFILM X-T2」はXシリーズ初の4K動画機能にも対応しています。
• 【可動式モニター】
  「FUJIFILM X-T10」はチルト液晶を搭載していますが、「FUJIFILM X-T2」はより可動範囲が広くなった3方向チルト液晶を初搭載しています。

製品名	富士フイルム FUJIFILM X-T2	富士フイルム FUJIFILM X-T10
発売日	2016年9月	2015年6月25日
価格	17万円前後	7万円前後
シリーズ	FUJIFILM Xシリーズ
マウント	フジフイルムX系マウント
センサー	APS-C(23.6×15.6mm 原色フィルター/X-Trans CMOS III)	APS-C(23.6×15.6mm 原色フィルター/X-Trans CMOS II)
画像処理エンジン	X-Processor Pro	EXR Processor II
有効画素数	2430万画素	1630万画素
最大記憶画素数	6000×4000px	4896×3264px
ISO	200～12800	200～6400
拡張ISO	100～51200
連写	14コマ/秒(電子シャッター)、11コマ/秒(VPB-XT2装着時)、8コマ/秒	8コマ/秒
AF方式	インテリジェントハイブリッドAF(TTLコントラストAF／位相差AF)
ファインダー	有機ELファインダー (236万ドット／視野率100%／倍率0.77倍)	有機ELファインダー (236万ドット／視野率100%／倍率0.62倍)
モニター	3インチ (104万ドット)	3インチ (92万ドット)
シャッタースピード	1/8000～30秒	1/4000～30秒
電子シャッター	1/32000秒
セルフタイマー	2、10秒
撮影枚数	340枚	350枚
RAW	○
JPEG	○
TIFF
RAW＋JPEG	○
動画	4K (3840×2160) 30p、フルHD (1920×1080) 60p	フルHD (1920×1080) 60p
ファイル形式	MOV
映像圧縮方式	MPEG-4 AVC/H.264準拠	H.264
音声記録方式	リニアPCM ステレオ(48KHzサンプリング)	リニアPCM ステレオ
手ぶれ補正	-
内蔵フラッシュ	-	○
防塵防滴仕様	○	-
ゴミ取り機能	○
ライブビュー	○
可動式モニター	3方向チルト	チルト
タッチパネル	-
顔認識	○
バルブ撮影	○
Wi-Fi	○
SDカード	○
SDHCカード	○
SDXCカード	○
幅	132.5mm	118.4mm
高さ	91.8mm	82.8mm
奥行き	49.2mm	40.8mm
重さ	457g	331g
総重量	507g	381g
バッテリー	NP-W126S	NP-W126
インターフェイス	USB3.0、HDMIマイクロ(Type D)	USB2.0、HDMIマイクロ(Type D)