※2018年8月30日に「FUJIFILM X-T100」のファームウェアVer. 1.10が公開されました。アドバンストフィルター「リッチ&ファイン」「モノクロ(近赤外風)」ファンクション機能「スクエアモード」の追加、AF-CのAF合焦改善などが更新内容です。
【富士フイルムのセンターファインダースタイル機】
最上位機・・・FUJIFILM X-H1(X-Trans CMOS)
上位機・・・FUJIFILM X-T2(X-Trans CMOS)
中位機・・・FUJIFILM X-T20(X-Trans CMOS)
入門機・・・FUJIFILM X-T100(ベイヤーCMOS)
外観・デザインの違い
- 【可動式モニター】
「FUJIFILM X-T100」は上下の可動以外にも水平方向に反転して自分撮りが行える「3方向チルト式液晶モニター」を搭載していますが、「FUJIFILM X-T20」は上方向に90°・下方向に45°可動する一般的な「チルト式液晶モニター」を搭載しています。 - 【ダイヤル】
「FUJIFILM X-T100」は上部左側に「Fn(ファンクション)ダイヤル」・右側に「モードダイヤル」「メインコマンドダイヤル」が搭載されていますが、「FUJIFILM X-T20」は左側に「ドライブダイヤル」・右側に「シャッタースピードダイヤル」「露出補正ダイヤル」が搭載されています。「FUJIFILM X-T100」はエントリー機なので使用したい機能やモードをすぐに呼び出すことができ、「FUJIFILM X-T20」はマニュアルでの操作に向いています。 - 【サイズとカラー】
「FUJIFILM X-T100」は「FUJIFILM X-T20」より、幅が2.6mm、高さが0.2mm、奥行きが6.3mm、質量が66g、大きく重くなっています。「FUJIFILM X-T100」はアルマイト塗装が施されたブラック、ダークシルバー、シャンパンゴールドの3色ですが、「FUJIFILM X-T20」はシルバーとブラックの2色です。
機能の違い
- 【イメージセンサー】
「FUJIFILM X-T100」は一般的なベイヤー配列のカラーフィルターを採用したCMOSセンサーを搭載していますが、「FUJIFILM X-T20」は富士フイルム独自のカラーフィルターを採用した「X-Trans CMOSセンサー」を搭載しています。「X-Trans CMOSセンサー」はローパスフィルターなしで高い解像力を実現しながらも、偽色やモアレを抑制することができます。「FUJIFILM X-T20」の「X-Trans CMOS IIIセンサー」と画像処理エンジン「X-Processor Pro」はフラッグシップモデルの「FUJIFILM X-H1」にも採用されています。「FUJIFILM X-T100」にローパスフィルターが搭載されているかや画像処理エンジンの種類は分かりません。 - 【連写とオートフォーカス性能】
「FUJIFILM X-T100」は約6コマ/秒の連写性能ですが、「FUJIFILM X-T20」は電子シャッター時に約14コマ/秒・メカシャッター時に約8コマ/秒の連写が可能です。連続撮影可能コマ数も「FUJIFILM X-T100」がJPEGで26コマ(6コマ/秒時)なのに対し、「FUJIFILM X-T20」はJPEGで62コマ(8コマ/秒時)でより優れています。AFエリアも「FUJIFILM X-T20」のほうがより多くなっています。 - 【動画機能】
「FUJIFILM X-T100」は4K 15pの動画性能ですが、「FUJIFILM X-T20」は4K 30pに対応しています。「FUJIFILM X-T100」は4K動画としてではなく、15コマ/秒の「4K 連写」として静止画を切り出す機能で活用することができます。「FUJIFILM X-T100」はHD(1280×720)で1.6/2/3.3/4倍のスローモーション動画が撮影できます。 - 【Bluetooth】
「FUJIFILM X-T100」は「Bluetooth」機能が搭載されているので、アプリ「FUJIFILM Camera Remote」を介して撮影した画像をスマートフォンに自動転送することや、撮影中にも画像転送ができる「常時転送」機能に対応しています。 - 【その他】
「FUJIFILM X-T100」は画面内の主要な被写体を自動で認識し追従する「主要被写体認識」、優れた肌再現性ができる「美肌モード」、アドバンストフィルターの「霞除去」と「HDRアート」、被写体全体にピントを合わせる「4Kマルチフォーカス」、液晶モニターでフリック動作ができる「タッチファンクション」、セルフタイマーの「フェイスオートシャッター」機能が使用できます。
製品名 | 富士フイルム FUJIFILM X-T100 | 富士フイルム FUJIFILM X-T20 |
---|---|---|
発売日 | 2018年06月21日 | 2017年02月23日 |
価格 | 7万5000円前後 | 9万円前後 |
シリーズ | FUJIFILM Xシリーズ | |
マウント | フジフイルムX系マウント | |
センサー | APS-C(23.5×15.7mm CMOS) | APS-C(23.6×15.6mm X-Trans CMOS III) |
画像処理エンジン | 未確認 | X-Processor Pro |
ダスト除去機能 | ○ | |
有効画素数 | 2424万画素 | 2430万画素、ローパスフィルターレス仕様 |
最大記憶画素数 | 6000×4000px | |
ISO | 常用:200~12800、拡張:100~51200 | |
連写 | 6コマ/秒 | 電子シャッター:14コマ/秒、メカシャッター:8コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | 6コマ/秒時:JPEG26枚、3コマ/秒時:JPEGカードフルまで | 電子シャッター(14コマ/秒):JPEG42枚 非圧縮RAW22枚、メカシャッター(8コマ/秒):JPEG62枚 非圧縮RAW23枚 |
AF方式 | コントラストAF+像面位相差AF(インテリジェントハイブリッドAF) | |
測距点(シングルポイントAF) | 7x13点 | 91点(最大325点) |
ファインダー | 0.39型有機EL(236万ドット/視野率100%/倍率0.62倍) | |
モニター | 3インチ (104万ドット) | |
タッチパネル | ○ | |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | |
電子シャッター/メカ+電子シャッター | 1/32000~30秒 | |
電子先幕シャッター | ||
バルブ撮影 | ○ | |
サイレント/静音撮影 | ○(予想) | ○ |
顔認識 | ○(瞳AFも対応) | |
セルフタイマー | 2、10秒 | |
撮影枚数 | 430枚 | 350枚 |
RAW | ○(RAF、非圧縮14bit) | |
JPEG | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K(3840x2160) 15p、フルHD (1920×1080) 60p | 4K(3840x2160) 30p、フルHD (1920×1080) 60p |
動画撮影時間 | 4K時:約30分、フルHD時:約30分、HD時:約30分 | 4K時:約10分、フルHD時:約15分、HD時:約30分 |
ハイスピード/スローモーション動画 | HD(1280×720) 1.6/2/3.3/4倍 最大約7分 | |
ファイル形式 | MOV | |
圧縮方式/音声記録方式 | H.264、リニアPCM(ステレオ) | |
手ぶれ補正 | ||
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ||
可動式モニター | 3方向チルト(自分撮り撮影対応) | チルト(上:90度、下:45度) |
水準器 | ○ | |
パノラマ | ○ | |
アドバンストSRオート | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | ○ | |
SDカード | SDXC UHS-I | |
幅 | 121mm | 118.4mm |
高さ | 83mm | 82.8mm |
奥行き | 47.7mm(最薄部33.4mm) | 41.4mm(最薄部31.9mm) |
重さ | 399g、448g(総重量) | 333g、383g(総重量) |
USB充電/給電 | 未確認 | |
バッテリー | NP-W126S | |
インターフェイス | USB2.0、HDMI(マイクロ/タイプD) |