「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」の違い


富士フイルム(Fujifilm)

富士フイルム「FUJIFILM X-T100 (fujifilm x-t100)」と「FUJIFILM X-T20 (x-t20)」の違いを比較しました。

「FUJIFILM X-T100」は富士フイルムから2018年5月24日に発表されたエントリー向けのミラーレスカメラです。ミドルクラスの「FUJIFILM X-T20」と外観・スペックを比較してみました。
※2018年8月30日に「FUJIFILM X-T100」のファームウェアVer. 1.10が公開されました。アドバンストフィルター「リッチ&ファイン」「モノクロ(近赤外風)」ファンクション機能「スクエアモード」の追加、AF-CのAF合焦改善などが更新内容です。

【富士フイルムのセンターファインダースタイル機】
最上位機・・・FUJIFILM X-H1(X-Trans CMOS)
上位機・・・FUJIFILM X-T2(X-Trans CMOS)
中位機・・・FUJIFILM X-T20(X-Trans CMOS)
入門機・・・FUJIFILM X-T100(ベイヤーCMOS)

「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」 1
「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」の正面比較

「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」 2
「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」の背面比較

「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」 3
「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」の上部比較

「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」 4
「FUJIFILM X-T100」と「FUJIFILM X-T20」を重ねた比較画像。「FUJIFILM X-T20」が赤色です。

外観・デザインの違い
  • 【可動式モニター】
    「FUJIFILM X-T100」は上下の可動以外にも水平方向に反転して自分撮りが行える「3方向チルト式液晶モニター」を搭載していますが、「FUJIFILM X-T20」は上方向に90°・下方向に45°可動する一般的な「チルト式液晶モニター」を搭載しています。
  • 【ダイヤル】
    「FUJIFILM X-T100」は上部左側に「Fn(ファンクション)ダイヤル」・右側に「モードダイヤル」「メインコマンドダイヤル」が搭載されていますが、「FUJIFILM X-T20」は左側に「ドライブダイヤル」・右側に「シャッタースピードダイヤル」「露出補正ダイヤル」が搭載されています。「FUJIFILM X-T100」はエントリー機なので使用したい機能やモードをすぐに呼び出すことができ、「FUJIFILM X-T20」はマニュアルでの操作に向いています。
  • 【サイズとカラー】
    「FUJIFILM X-T100」は「FUJIFILM X-T20」より、幅が2.6mm、高さが0.2mm、奥行きが6.3mm、質量が66g、大きく重くなっています。「FUJIFILM X-T100」はアルマイト塗装が施されたブラック、ダークシルバー、シャンパンゴールドの3色ですが、「FUJIFILM X-T20」はシルバーとブラックの2色です。

機能の違い
  • 【イメージセンサー】
    「FUJIFILM X-T100」は一般的なベイヤー配列のカラーフィルターを採用したCMOSセンサーを搭載していますが、「FUJIFILM X-T20」は富士フイルム独自のカラーフィルターを採用した「X-Trans CMOSセンサー」を搭載しています。「X-Trans CMOSセンサー」はローパスフィルターなしで高い解像力を実現しながらも、偽色やモアレを抑制することができます。「FUJIFILM X-T20」の「X-Trans CMOS IIIセンサー」と画像処理エンジン「X-Processor Pro」はフラッグシップモデルの「FUJIFILM X-H1」にも採用されています。「FUJIFILM X-T100」にローパスフィルターが搭載されているかや画像処理エンジンの種類は分かりません。
  • 【連写とオートフォーカス性能】
    「FUJIFILM X-T100」は約6コマ/秒の連写性能ですが、「FUJIFILM X-T20」は電子シャッター時に約14コマ/秒・メカシャッター時に約8コマ/秒の連写が可能です。連続撮影可能コマ数も「FUJIFILM X-T100」がJPEGで26コマ(6コマ/秒時)なのに対し、「FUJIFILM X-T20」はJPEGで62コマ(8コマ/秒時)でより優れています。AFエリアも「FUJIFILM X-T20」のほうがより多くなっています。
  • 【動画機能】
    「FUJIFILM X-T100」は4K 15pの動画性能ですが、「FUJIFILM X-T20」は4K 30pに対応しています。「FUJIFILM X-T100」は4K動画としてではなく、15コマ/秒の「4K 連写」として静止画を切り出す機能で活用することができます。「FUJIFILM X-T100」はHD(1280×720)で1.6/2/3.3/4倍のスローモーション動画が撮影できます。
  • 【Bluetooth】
    「FUJIFILM X-T100」は「Bluetooth」機能が搭載されているので、アプリ「FUJIFILM Camera Remote」を介して撮影した画像をスマートフォンに自動転送することや、撮影中にも画像転送ができる「常時転送」機能に対応しています。
  • 【その他】
    「FUJIFILM X-T100」は画面内の主要な被写体を自動で認識し追従する「主要被写体認識」、優れた肌再現性ができる「美肌モード」、アドバンストフィルターの「霞除去」と「HDRアート」、被写体全体にピントを合わせる「4Kマルチフォーカス」、液晶モニターでフリック動作ができる「タッチファンクション」、セルフタイマーの「フェイスオートシャッター」機能が使用できます。



製品名富士フイルム FUJIFILM X-T100富士フイルム FUJIFILM X-T20
発売日2018年06月21日2017年02月23日
価格7万5000円前後9万円前後
シリーズFUJIFILM Xシリーズ
マウントフジフイルムX系マウント
センサーAPS-C(23.5×15.7mm CMOS)APS-C(23.6×15.6mm X-Trans CMOS III)
画像処理エンジン未確認X-Processor Pro
ダスト除去機能
有効画素数2424万画素2430万画素、ローパスフィルターレス仕様
最大記憶画素数6000×4000px
ISO常用:200~12800、拡張:100~51200
連写6コマ/秒電子シャッター:14コマ/秒、メカシャッター:8コマ/秒
連続撮影可能枚数6コマ/秒時:JPEG26枚、3コマ/秒時:JPEGカードフルまで電子シャッター(14コマ/秒):JPEG42枚 非圧縮RAW22枚、メカシャッター(8コマ/秒):JPEG62枚 非圧縮RAW23枚
AF方式コントラストAF+像面位相差AF(インテリジェントハイブリッドAF)
測距点(シングルポイントAF)7x13点91点(最大325点)
ファインダー0.39型有機EL(236万ドット/視野率100%/倍率0.62倍)
モニター3インチ (104万ドット)
タッチパネル
シャッタースピード1/4000~30秒
電子シャッター/メカ+電子シャッター1/32000~30秒
電子先幕シャッター
バルブ撮影
サイレント/静音撮影○(予想)
顔認識○(瞳AFも対応)
セルフタイマー2、10秒
撮影枚数430枚350枚
RAW○(RAF、非圧縮14bit)
JPEG
RAW+JPEG
動画4K(3840x2160) 15p、フルHD (1920×1080) 60p4K(3840x2160) 30p、フルHD (1920×1080) 60p
動画撮影時間4K時:約30分、フルHD時:約30分、HD時:約30分4K時:約10分、フルHD時:約15分、HD時:約30分
ハイスピード/スローモーション動画HD(1280×720) 1.6/2/3.3/4倍 最大約7分
ファイル形式MOV
圧縮方式/音声記録方式H.264、リニアPCM(ステレオ)
手ぶれ補正
内蔵フラッシュ
防塵防滴仕様
可動式モニター3方向チルト(自分撮り撮影対応)チルト(上:90度、下:45度)
水準器
パノラマ
アドバンストSRオート
Wi-Fi
NFC
GPS
Bluetooth
SDカードSDXC UHS-I
121mm118.4mm
高さ83mm82.8mm
奥行き47.7mm(最薄部33.4mm)41.4mm(最薄部31.9mm)
重さ399g、448g(総重量)333g、383g(総重量)
USB充電/給電未確認
バッテリーNP-W126S
インターフェイスUSB2.0、HDMI(マイクロ/タイプD)

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