外観・デザイン
- 【ボタン形状の変更】
「EOS 8000D」は背面左上の「MENU」「INFO.」ボタンが細長い丸型でしたが、「EOS 9000D」では丸型に変更されています。「クイック設定ボタン」や「再生ボタン」の形状も少し変更されています。 - 【AF-ONボタンの追加】
「EOS 9000D」は背面右上に「AF-ONボタン」(親指AFボタン)が追加されています。「AF停止」「AFロック」「FEロック」「AEロック/FEロック」などを指定してカスタマイズすることが可能です。 - 【深いグリップ】
「EOS 9000D」は「EOS 8000D」よりグリップ部が深くなっており、しっかりとカメラをホールドすることができます。 - 【シャッター音の静音化】
「EOS 8000D」は静音撮影モードがありましたが、「EOS 9000D」は省略されています。「EOS 9000D」は「EOS 8000D」よりシャッター音が小さくなったために静音モードは不要になりました。 - 【小型軽量化】
「EOS 9000D」は「EOS 8000D」より、幅が0.9mm、高さが1mm、奥行きが1.6mm、重さが27gの小型軽量化を実現しています。 - 【その他】
「EOS 9000D」はその他に、NFCアンテナが底面から左側面に移動、マルチ電子ロックスイッチがスライド式からレバー式に変更、背面ボタンの若干の形状変更、モニター底面に指を掛ける用のくぼみの追加、バッテリーが横収納から縦収納に変更、フラッシュマークの変更、スピーカーホールの小型化、などが変更されています。
追加した機能
- 【回折補正】
「EOS 9000D」はレンズ光学補正に「回折補正」が追加されています。絞り込んで撮影した際に解像感が低下する減少を補正することができます。 - 【ホワイトバランス】
「EOS 9000D」はホワイトバランスに「雰囲気優先」と「ホワイト優先」が追加されています。光源の赤味を残した「雰囲気優先」か、光源の赤味が残りにくい「ホワイト優先」かを選択することができます。 - 【電子手ブレ補正】
「EOS 9000D」は動画時のみですが、ジャイロセンサーを活用して電子的に手ブレ補正を行う「動画電子防振機能」に対応しています。 - 【その他】
「EOS 9000D」はその他に、「クリエイティブフィルターモード」、スペシャルシーン「集合写真」、「ラージゾーンAF」、などが追加されています。
向上した機能
- 【画像処理エンジンの向上】
「EOS 8000D」は画像処理エンジン(映像エンジン)に「DIGIC 6」が搭載されていましたが、「EOS 9000D」は処理性能が飛躍的に向上した「DIGIC 7」が搭載されています。高画質でノイズ耐性にも強くなり、高速連写や動画撮影なども向上しています。 - 【ファインダー時のオートフォーカス性能の向上】
「EOS 8000D」はオールクロスの19点AFセンサーが搭載されていましたが、「EOS 9000D」はさらにAFポイントが増えたオールクロスの45点AFセンサーが搭載されています。どちらも全ての測距点でF5.6対応クロス測距が可能です。測距輝度範囲はEV-0.5~18からEV-3~18に向上したことで、暗い場所でも正確なオートフォーカスができます。人物へのピント合わせや好ましい肌の色を実現する「色検知AF」はAIサーボAF時(被写体追尾時)にも対応し、検知した肌色が動いてもそのままピントを合わせる性能が向上しています。 - 【ライブビュー時のオートフォーカス性能の向上】
「EOS 8000D」は像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせた「ハイブリッド CMOS AF III」が搭載されていましたが、「EOS 9000D」はさらに高速化した「デュアルピクセル CMOS AF」が搭載されています。「デュアルピクセル CMOS AF」はキヤノンの上位機に搭載されるAFシステムで、キヤノンのエントリークラスの一眼レフカメラでは初の搭載です。「デュアルピクセル CMOS AF」はサーボAF連写にも対応します。 - 【ビジュアルガイド】
「EOS 9000D」は液晶モニターに表示される画面デザインが一新されています。新ユーザーインターフェース「ビジュアルガイド」により、各撮影モードの効果が写真やイラストを使ってグラフィカルに表示されて直感的に理解することができます(元の表示と切り替え可能)。また、ライブビュー撮影時にはグリッド表示が「9分割/24分割/9分割+対角」の3種類から選択でき、黄金分割比に便利な「9分割+対角」も表示することができます。
キヤノン 2017-04-14
キヤノン 2015-04-17
製品名 | キヤノン EOS 9000D | キヤノン EOS 8000D |
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発売日 | 2017年04月07日 | 2015年04月17日 |
価格 | 11万円前後 | 8万円前後 |
シリーズ | 4桁Dシリーズ | |
マウント | キヤノンEF系マウント | |
センサー | APS-C(22.3×14.9mm CMOS) | |
ローパスフィルター | ○(予想) | |
画像処理エンジン | DIGIC 7 | DIGIC 6 |
測光センサー | 約7560画素RGB+IR 測光センサー | |
セルフクリーニングセンサーユニット | ○ | |
総画素数 | 2470万画素 | |
有効画素数 | 2420万画素 | |
最大記憶画素数 | 6000×4000px | |
ISO | 100~25600 | 100~12800 |
拡張ISO | 100~51200 | 100~25600 |
連写 | 6コマ/秒 | 5コマ/秒 |
連続撮影可能コマ数 | RAW:21枚、RAW+JPEG:19枚、JPEG:190枚 | RAW:7枚、RAW+JPEG:6枚、JPEG:180枚 |
AF方式 | 位相差AF、デュアルピクセル CMOS AF(像面位相差AF+コントラストAF) | 位相差AF、ハイブリッド CMOS AF III(像面位相差AF+コントラストAF) |
AIサーボAF II | ○ | |
測距点 | 45点(クロス:最大45点) | 19点(クロス:最大19点) |
測距輝度範囲 | -3~18 | -0.5~18 |
ファインダー | ペンタダハミラー (視野率95%/倍率0.82倍) | |
モニター | 3インチ (104万ドット) | |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 | |
電子先幕シャッター | ||
電子シャッター | ||
サイレントシャッター | ||
バルブ撮影 | ○ | |
セルフタイマー | 2、10秒 | |
撮影枚数 | 550枚 | 440枚 |
RAW | 14bit A/D変換(16384階調) | |
JPEG | ○ | |
TIFF | ||
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | フルHD (1920×1080) 60p | フルHD (1920×1080) 30p |
ハイフレームレート | ||
ファイル形式 | MP4 | |
映像圧縮方式 | MPEG-4 AVC/H.264 | |
音声記録方式 | AAC | |
手ぶれ補正 | - | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ||
ゴミ取り機能 | ○ | |
ライブビュー | ○ | |
可動式モニター | バリアングル、クリアビュー液晶II | |
pictbridge | ○ | |
水準器 | ○ | |
タッチパネル | ○ | |
顔認識 | ○ | |
英語対応 | ○ | |
カメラ内で縮小(リサイズ) | ○ | |
マルチショットノイズ低減機能 | ○ | |
歪曲収差 | ○ | |
色収差補正 | ○ | |
周辺光量補正 | ○ | |
オートライティングオプティマイザ | ○ | |
フリッカーレス | ○ | |
ファイナルイメージシミュレーション | ○ | |
HDR動画 | ○ | |
インテリジェントビューファインダー | ○ | |
スムーズゾーンAF | ○ | |
タイムラプス動画 | ○ | |
インターバルタイマー撮影 | 撮影間隔、撮影回数を設定可能 | |
バルブタイマー | 露光時間を設定可能 | |
動画クリエイティブフィルター | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ○ | |
GPS | ||
Bluetooth | ○ | |
USB給電 | ||
SDカード | SDXC | |
幅 | 131mm | 131.9mm |
高さ | 99.9mm | 100.9mm |
奥行き | 76.2mm | 77.8mm |
重さ | 493g | 520g |
総重量 | 540g | 565g |
バッテリー | LP-E17 | |
インターフェイス | USB2.0、HDMIミニ |