※2018年5月10日にソフトバンクから「HUAWEI Mate 10 Pro」が発売されることが発表されました。5月18日の発売予定です。DSDSやFeliCaには対応しません。
※2018年7月21日に「HUAWEI Mate 10 Pro」の機能追加ファームウェアが公開されました。夜間撮影モードの強化、顔認証とウイルスバスターモバイルが追加されます。
特徴の違い
- 【クラスと価格】
「Mate 10 Pro」は9万円前後の価格のハイエンド機ですが、「Mate 10 lite」は4万3000円前後のミドルハイからミドルクラス機です。「Mate 10 lite」は「Mate 10 Pro」の半額以下の価格ながら、ハイスペックでかつ、3.5ミリヘッドホンジャックや外部メモリーにも対応しています。 - 【AI機能】
「Mate 10 Pro」は世界初のAIに対応した独自のチップセット「Kirin 970」を搭載しています。CPUは8コア、GPUは12コアも搭載されており、さらにAI処理(人工知能)に特化した「NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」も内蔵することで、高速処理や応答速度、省電力化も実現しています。インターネット接続によるクラウドベースものではなく、末端側のローカルベースでAIの処理を行うことができるので、速度や安全性の面で優れたパフォーマンスが可能です。これにより、被写体に適したカメラ処理を瞬時に行うことができる画像認識(1億枚の画像から学習)や、タイムラグが短く即座に対応できる音声認識(マイクロソフト製の翻訳アプリ「Microsoft Translator」がプリインストール)などが利用できます。 - 【RAMメモリー】
「Mate 10 Pro」は6GBのRAMメモリーが搭載されていますが、「Mate 10 lite」は4GBです。 - 【ディスプレイ性能】
「Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」はどちらも、縁・枠(ベゼル)が少ない「狭額縁設計(ベゼルレス)」のデザインです。「Mate 10 Pro」は上下のフレーム部分がより狭くなっており、「Mate 10 lite」よりも小さなボディサイズながら少し大きなディスプレイを搭載しています。どちらもディスプレイ比率は通常よりも少し縦長の18:9で、多くのコンテンツを一度に表示することや、映画などシネマにも適しています。「Mate 10 Pro」は有機ELディスプレイなので、高コントラストで高い解像度や広色域に対応する鮮やかな高画質を楽しむことができます。「Mate 10 Pro」は「HDR10テクノロジー」も搭載しています。 - 【カメラ機能】
「Mate 10 Pro」と「Mate 10 lite」はどちらも、背面に「ダブルレンズカメラ」が搭載されています。「Mate 10 Pro」は、カラーセンサーを搭載した片方のカメラで色情報を取得し、もう片方のモノクロセンサーを搭載したカメラで明度情報を撮影します。2つの撮影データを合わせることで、一眼カメラで撮影したような擬似的なボケ描写や高品質な写真表現が可能です。レンズはライカと共同開発したものになっており、F値は現在のスマートフォンに搭載されているレンズで最も明るいと思われるF1.6(両レンズ)を実現しています。オートフォーカスは「像面位相差AF」「コントラストAF」「レーザーAF」「デプスAF」の4つに対応した「4-in-1 ハイブリッドフォーカス」です。
「Mate 10 lite」は背面だけでなく正面カメラも「ダブルレンズカメラ」になっています。背面と正面のどちらにも200万画素の深度測定用サブカメラが搭載されており、このカメラが被写界深度を捉えることで、一眼カメラのような擬似的に背景をぼかすポートレートモード(ワイドアパーチャ撮影)が使用できます。「Mate 10 lite」は背面カメラに加えて、正面カメラにもLEDフラッシュが搭載されています。カメラレンズはライカブランドではありません。 - 【防水性能】
「Mate 10 Pro」は「IP67」の防水性能に対応していますが、「Mate 10 lite」は非対応です。 - 【3.5mmヘッドホンジャックと外部メモリー】
「Mate 10 Pro」は3.5mmヘッドホンジャックと外部メモリー(microSDカード)に非対応ですが、「Mate 10 lite」は対応しています。 - 【バッテリー容量】
「Mate 10 Pro」は4000mAhの大容量バッテリーが搭載されていますが、「Mate 10 lite」は3340mAhです。 - 【NFCとおサイフケータイ】
「Mate 10 Pro」はNFC機能に対応していますが、「Mate 10 lite」は非対応だと思われます。「Mate 10 Pro」は「おサイフケータイ」には対応していません。 - 【DSDSとDSDV】
「Mate 10 Pro」は「デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)」と「デュアルSIM・デュアルVoLTE(DSDV)」に対応していますが、「Mate 10 lite」はどちらも非対応です。「Mate 10 Pro」のVoLTE対応はソフトバンク網のみで、ドコモとauには非対応です。 - 【最大受信速度】
「Mate 10 Pro」は受信時の最大が500Mbpsですが、「Mate 10 lite」は150Mbpsです。送信時はどちらも最大50Mbpsです。 - 【USB端子】
「Mate 10 Pro」はコネクターに「USB Type-C」が採用されていますが、「Mate 10 lite」は「microUSB」です。 - 【ポケットPCモード】
「Mate 10 Pro」は「USB Type-C」と「HDMI」の変換ケーブル1本(ドッキングステーション不要)で外部モニターにPC画面を表示できる「PCモード」が利用できます。 - 【追加機能】
「Mate 10 lite」は2018年3月9日に「顔認証」と「ARレンズ」機能が追加されました。「顔認証」はインカメラによる2Dの認識です。「ARレンズ」は自分撮り時の顔にエフェクトを組み合わせたり、被写体の背景を変更できる機能です。
製品名 | ファーウェイ HUAWEI Mate 10 Pro | ファーウェイ HUAWEI Mate 10 lite |
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発売日 | 2017年12月01日、2018年05月18日(ソフトバンク) | 2017年12月08日 |
キャリア | SIMフリー(nanoSIMx2) | |
デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS) | ○ | - |
デュアルSIM・デュアルVoLTE(DSDV) | ○(現在のVoLTE対応はソフトバンク網のみ) | - |
キャリアアグリゲーション(CA) | ○(3CC) | - |
対応バンド(ネットワーク) | LTE: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 9 / 12 / 17 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32 / 34 / 38 / 39 / 40 / 41、W-CDMA: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 | LTE: 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 19 / 28 / 38 / 40 / 41、W-CDMA: 1 / 5 / 6 / 8 / 19 |
価格 | 128GB:9万円前後 | 64GB:4万3000円前後 |
シリーズ | HUAWEI Mate | |
OS | Android 8.0、EMUI 8.0(独自UI:Emotion UI) | Android 7.0、EMUI 5.1 |
CPU(プロセッサー) | CPU:HUAWEI Kirin 970 オクタコア 2.36GHz A73/1.8GHz A53(クアッドコア) + i7コアプロセッサ、GPU NPU:Mali-G72 MP12 Neural Network Processing Unit | CPU:HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU 2.36GHz A53/1.7GHz A53(クアッドコア) |
AI機能 | ○ | - |
外部メモリー | - | microSDXC(256GB) |
RAM | 6GB | 4GB |
バッテリー容量 | 4000mAh(一体型) | 3340mAh(一体型) |
防水機能 | IPX5/IPX7・IP6X(IP67) | - |
セキュリティ(生体認証) | 指紋認証(背面に設置) | |
ホームボタン | オンスクリーンキー | |
対応充電 | 急速充電SuperCharge | 未確認 |
モニター | 6インチ、比率18:9 | 5.9インチ、比率18:9 |
画面解像度 | フルHD+(2160x1080ドット)、402ppi、1670万色 | フルHD+(2160x1080ドット)、407ppi、1600万色 |
液晶パネル | 有機EL FullView Display、OLED 色域(NTSC):112% 70,000:1コントラスト比 | IPS液晶モニター |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 b/g/n |
受信時最大 | 500Mbps | 150Mbps |
送信時最大 | 50Mbps | |
NFC | ○ | -(予想) |
おサイフケータイ | - | |
Bluetooth | ○(4.2)、aptX/aptX HD/LDAC対応 | ○(4.2)、aptX対応 |
GPS | ○ | |
テレビ(ワンセグ、フルセグ) | - | |
ハイレゾ | ○ | |
HDR動画再生対応 | ○ | |
各種センサー | 加速度、コンパス、ジャイロ、環境光、近接、HALL、気圧、赤外線リモコン | 未確認 |
ポケットPCモード | ○ | - |
画素数(背面/アウトカメラ) | 1200万画素(RGBセンサー)+2000万画素(モノクロセンサー) | 1600万画素+200万画素(深度測定用) |
背面カメラのレンズ | どちらもF1.6(ライカブランド:SUMMILUX-H 1:1.6/27 ASPH.) | 未確認 |
手ブレ補正 | 光学式手ブレ補正 | 未確認 |
オートフォーカス | 4-in-1 ハイブリッドフォーカス(像面位相差AF+コントラストAF+レーザーAF+デプスAF) | 像面位相差AF+コントラストAF |
動画 | 4K(2160p) 30p、フルHD(1080p) 60p | フルHD(1080p) 30p |
画素数(正面/インカメラ) | 800万画素 | 1300万画素+200万画素(深度測定用) |
正面カメラのレンズ | F2.0(ライカブランド) | 1300万画素カメラ:F2.0 |
LEDフラッシュ | メインカメラ | メインカメラとインカメラ |
コネクター | USB 3.1 Type-C | USB 2.0 マイクロB |
ヘッドホンジャック | - | ○ |
幅 | 74.5mm | 75.2mm |
高さ | 154.2mm | 156.2mm |
奥行き | 7.9mm | 7.5mm |
重さ | 178g | 164g |
カラー | ミッドナイトブルー、チタニウムグレー | グラファイトブラック、オーロラブルー |