Shenzhen GPD Technology「GPD MicroPC (ジーピーディー・マイクロ・ピーシー)」と「GPD Pocket 2 (ジーピーディー・ポケットツー)」の違いを比較しました。「GPD Pocket 2」は、2018年12月15日にCPUを「Core m3-7y30」から「Core m3-8100Y」に向上した「GPD Pocket 2 (8100Yモデル：4529327898184)」、2019年1月25日にCPUを「Intel Celeron 3965Y」に変更してRAMが4GBになった廉価版モデル「GPD Pocket 2 (Amber Blackモデル：4580454977272)」が発売されています。
※2019年12月4日に「GPD Pocket 2」のアップデートモデル「GPD Pocket 2S」が12月13日から発売されることが発表されました。ストレージが「128GB eMMC」から「256GB SSD」、CPUが「Core m3-8100Y」から「Celeron 3965Y (Kaby Lake)」に変更されたモデルで、シルバーとブラックが5万6800円(税別)です。従来の「GPD Pocket 2」は販売終了になります。
※2021年8月5日に「GPD Pocket 2 2021」が発表されました。「Core m3-8100Y」「256GB SSD」を搭載した上位モデルです。
特徴の違い
- 【サイズ】
「GPD MicroPC」は6インチ(1280ｘ720)のディスプレイですが、「GPD Pocket 2」は7インチ(1920ｘ1200)です。どちらもキーボードが一体型になったノートパソコン(クラムシェル型)タイプで、持ち運びが可能な超小型パソコン「UMPC(ウルトラモバイルPC)」です。「GPD MicroPC」のディスプレイ部分は回転しません。 - 【操作性】
「GPD Pocket 2」はタッチパネルに対応していますが、「GPD MicroPC」は非対応です。「GPD MicroPC」はキーボード右上に設置されたタッチパッドでポインティング操作が可能です。「GPD Pocket 2」はキーボード右上に光学式フィンガーナビが設置されています。 - 【タフネス性能】
「GPD MicroPC」は韓国製の「LG-DOW 121H」という耐衝撃性能がある合成樹脂を採用することで、5mからの落下テストを97.63％がクリアしているようです。「GPD MicroPC」は耐熱性能にも優れ、ストレージはeMMCに比べて発熱が多いですがより高速なSSDを搭載しています。 - 【拡張性】
「GPD MicroPC」は「USB Type-C」1つ、「USB Type-A」3つ、「HDMI」、「Gigabit Ethernet」、「シリアルポート」を採用したマルチインターフェースなので外部との接続性能に優れています。「GPD Pocket 2」は「USB Type-C」1つ、「USB Type-A」2つを採用しています。 - 【その他】
「GPD MicroPC」はキーボードにLEDバックライトが搭載されているので、暗い場所でも本体を持ちながら親指でタイピング入力が可能です。また、「GPD MicroPC」はキーボード左下にストラップホールが設置されています。
※2021年3月10日にアップデート版の「GPD Micro PC (N4120-8／256G)」が3月13日から発売されることが発表されました。「Celeron N4120」「SSD 256GB」「RAM 8GB」を搭載し、価格は5万2700円前後です。
「GPD MicroPC (ジーピーディー・マイクロ・ピーシー)」と「GPD Pocket 2 (ジーピーディー・ポケットツー)」のスペック違いを比較
| 製品名 | ジーピーディー GPD MicroPC | ジーピーディー GPD Pocket 2 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2019年06月29日 | 2018年11月03日 |
| 価格 | 4万円台 | 8万円台 |
| LTEモデル | ||
| タイプ | モバイルノートパソコン(クラムシェル型)、UMPC | |
| 発売時のOS | Windows 10 Pro 64ビットまたはUbuntu MATE 18.10 | Windows 10 Home 64ビット |
| プロセッサー | インテル Celeron N4100 (1.1GHz：コアｘ4、スレッドｘ4、ターボブースト時は2.4GHz) | インテル Core m3-7y30 (1GHz：コアｘ2、スレッドｘ4、ターボブースト時は2.6GHz) |
| グラフィック | インテル UHD Graphics 600 | インテル HD Graphics 615 |
| RAM | 4GB LPDDR4(標準モデルが6GBに強化されることが発表されました。追記:8GBになることが発表されました) | 8GB LPDDR3 |
| ストレージ | 128GB M.2 SSD | 128GB eMMC |
| 外部メモリー | microSDXCカード(2TB) | microSDXCカード(400GB) |
| バッテリー容量 | 3100mAhｘ2 | 6800mAh |
| 生体認証(指紋認証) | ||
| モニター／解像度 | 6インチ(1280ｘ720ドット)、245ppi、比率16：9 | 7インチ(1920ｘ1200ドット)、323ppi、比率16：10 |
| パネル | H-IPSテクノロジー、Gorilla Glass 4 | |
| タッチパネル | ○ | |
| ポインティングデバイス | キーボード右上にタッチパッド搭載 | キーボード右上に光学式フィンガーナビ |
| Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | |
| 対応バンド | ||
| Bluetooth | 4.2 | 4.1 |
| NFC | ||
| GPS | ||
| カメラ | ||
| コネクタ | USB Type-C(USB PD 2.0対応)ｘ1、USB Type-Aｘ3、HDMI 2.0、RS-232、Gigabit Ethernet、シリアルポート | USB Type-C(USB PD 2.0対応)ｘ1、USB Type-Aｘ2 |
| 3.5mmヘッドフォンジャック | ○ | |
| 防水・防塵機能 | 耐衝撃性がある合成樹脂、耐熱性 | |
| オーディオ | ステレオスピーカーなのか未確認 | モノラルスピーカー |
| ハイレゾ | 未確認 | |
| ファン | ○(オンとオフスイッチあり) | ○(ワンボタンファンミュート機能あり) |
| 各種センサー | Hall | |
| テレビ(ワンセグ・フルセグ) | ||
| スタイラスペン | ||
| その他 | キーボードにバックライト、ストラップホール | マグネシウム合金のユニボディ |
| カラー | ブラック | ホワイト |
| 幅 | 113mm | |
| 高さ | 153mm | 181mm |
| 奥行き(厚み) | 23.5mm | 8-14mm |
| 重さ | 440g | 510g |
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