「ライカM10-D」と「ライカM-D」はどちらもイメージセンサーを搭載したデジタルカメラですが、背面の液晶モニターやボタン類が省略され、代わりに背面ダイヤルが搭載されています。動画機能もありません。フィルムカメラのようなデザインとアナログな操作性が特徴のM型ライカです。
【背面モニターがないM型ライカ】
「ライカM10-D」 ・・・ 2018年11月発売
「ライカM-D」 ・・・ 2016年5月発売
「ライカM Edition 60」 ・・・ 2014年12月に限定600台で発売
特徴の違い
- 【収納式サムレスト】
「ライカM10-D」は上部のシャッターボタン部分に収納式のサムレストが追加されています。フィルム巻き上げレバーのオマージュで、ホールド感を向上してより安定した撮影が可能になります。 - 【Wi-Fi】
「ライカM10-D」は「Wi-Fi」機能が追加されています。アプリ「Leica FOTOS」を介してカメラとスマートフォンを接続することで、カメラをリモートコントロールすることや、スマートフォンを液晶モニターの代わりとしてライブビュー画像の確認、撮影した画像をスマートフォンへ転送・編集してSNSで共有することも可能です。 - 【ダイヤル】
「ライカM-D」は背面にシルバーのISOダイヤルが搭載されていましたが、「ライカM10-D」はブラックの露出補正ダイヤルに変更されました。「ライカM10-D」は、電源やWi-Fi機能のONとOFFスイッチ操作も背面ダイヤルで行います。 - 【サイズ】
「ライカM10-D」は「ライカM-D」より、幅が0.4mm大きく、厚みが4.1mm薄く、質量が20g軽くなりました。 - 【その他】
「ライカM10-D」は、ISOが200~6400から200~50000(マニュアルでISO100)に向上し、バッファメモリーは1GBから2GBに強化、ファインダー倍率が0.68倍から0.73倍に上がりました。
「ライカM10-D」と「ライカM-D」のスペック違いを比較
製品名 | ライカ LEICA M10-D Typ 9217 | ライカ LEICA M-D Typ 262 |
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発売日 | 2018年11月10日 | 2016年05月20日 |
価格 | 100万円台 | 87万円台 |
シリーズ | M型ライカシリーズ | |
マウント | ライカM系マウント | |
センサー | フルサイズ(35.8×23.9mm CMOS) | |
画素数 | 2400万有効画素(5976x3992px) | |
ISO | 200~6400 | 200~50000、マニュアル:100 |
連写 | 未確認 | ○(3コマ/秒の予想) |
バッファメモリー | 2GB | 1GB |
ファインダー | 大型ブライトフレームファインダー (倍率0.73倍) | 大型ブライトフレームファインダー (倍率0.68倍) |
モニター | 非搭載 | |
タッチパネル | ||
可動式モニター | ||
ライブビュー | ||
シャッタースピード | 1/4000~8秒 | 1/4000~60秒 |
バルブ撮影 | ○(最大4分) | ○(最大60秒) |
フラッシュ同調速度 | 1/180秒 | |
セルフタイマー | 2、12秒 | 12秒 |
RAW | ○(DNG、ロスレス圧縮) | |
JPEG | ○ | |
TIFF | ||
動画 | 非対応 | |
内蔵フラッシュ | ||
防塵防滴仕様 | ○(予想) | |
水準器 | ||
Wi-Fi | ○ | |
記憶メディア | SDXC | |
ボディの作り | 本体:マグネシウム・ダイカストのフルメタル、レザー、上面と底蓋:真鍮製 | 本体:マグネシウム/アルミニウムのフルメタル、合成皮革、上面と底蓋:真鍮製 |
カラー | ブラックペイント | |
バッテリー | BP-SCL5 | BP-SCL2 |
USBなどインターフェイス | 未確認 | |
ホットシュー | ○(GPSモジュール内蔵のEVF「ビゾフレックスに対応」) | ○(EVF対応予想) |
幅 | 139mm | 138.6mm |
高さ | 80mm | |
奥行き | 37.9mm | 42mm |
重さ | 660g(バッテリー込み) | 680g(バッテリー込み) |