「Surface Go」と「iPad Pro 10.5(2017)」の違い


アップル(Apple)

マイクロソフト「Surface Go (サーフェス・ゴー)」とアップル「iPad Pro 10.5インチ 2017年モデル (アイパッド・プロ)」の違いを比較しました。

「Surface Go」は2018年7月10日に海外で発表されたマイクロソフトのタブレット型PCです。「Surface Go」はマイクロソフト純正のWindowsパソコンですが、キーボードを取り外すことでタブレットモードに切り替えることもできます。ノートパソコンにもタブレット端末にもなれる2in1の機種です。「Surface Go」は10インチモデルなので、サイズが近いライバル機だと思われるアップルの10.5インチタブレット「iPad Pro 2017年モデル」と外観・スペックを比較してみました。
※日本国内でも「Surface Go」が2018年7月11日に発表されました。

【Surface Goの価格】
教育機関向け ・・・ 4/64GBモデル:4万7800円、8/128GBモデル:6万5800円
法人向け ・・・ 4/64GBモデル:5万2500円、8/128GBモデル:7万800円
一般向け(Office HomeとBusiness 2016のセット販売のみ) ・・・ 4/64GBモデル:6万4800円、8/128GBモデル:8万2800円

【Surface GoのOS】
教育機関向け ・・・ Windows 10 Pro
法人向け ・・・ Windows 10 Pro
一般向け ・・・ Windows 10 Home (Sモード)

「Windows 10 Home (Sモード)」はWindowsストアアプリのみ使用できます。「Windows 10 S」は「Windows 10 Pro」がベースになったOSで、フリーソフトやデスクトップアプリなどがインストールできない代わりに「Secure(安全性)」が高められています。「Surface Go」の「Windows 10 Home (Sモード)」は無償で通常の「Windows 10 Home」に切り替えることができるようです。

「Surface Go」と「iPad Pro 10.5インチ(2017)」 1
「Surface Go」と「iPad Pro 10.5インチ(2017)」の正面比較

「Surface Go」と「iPad Pro 10.5インチ(2017)」 2
「Surface Go」と「iPad Pro 10.5インチ(2017)」の背面比較。「Surface Go」はキックスタンドを開いた状態です。


特徴の違い
  • 【価格】
    「Surface Go」は64GBモデルが399ドル(4万5000円前後)なのに対し、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」は64GB Wi-Fiモデルが6万9800円です。「Surface Go」は「最も小さく手頃な価格帯」のコンセプトに沿った低価格を実現しています。
    ※追記:日本国内の一般向けモデルは最安で6万4800円になりました。「Office Home」と「Business 2016」がプレインストールされているので海外モデルと比べて価格が高いようです。
  • 【OS】
    「Surface Go」はマイクロソフトの「Windows OS」が搭載され、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」はアップルの「iOS」が搭載されています。「Surface Go」は一般的なWindowsパソコンと変わらないOSが搭載されていますが、別売りのキーボードを着脱することで表示モードを切り替えることができます。仕事では通常の「デスクトップモード(ラップトップモード)」を使用し、自宅では「タブレットモード」という1台で2つの役割を行える「2 in 1 PC」です。「iPad Pro 10.5インチ(2017)」は「2 in 1 PC」ではなくパソコンの「macOS」は搭載されていません。しかし、ペアリングなしで本体と接続できる「iPad Pro」用のキーボード「Smart Keyboard」や「Bluetoothキーボード」に対応し、セキュリティが高くタブレットに特化することで最適化された簡単な操作性を実現しています。
  • 【ディスプレイ】
    「Surface Go」は10インチ(1800x1200)で比率3:2のPixelSenseディスプレイを搭載しているのに対し、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」は10.5インチ(2224x1668)で比率4:3のRetinaディスプレイです。「Surface Go」のほうがディスプレイが小さく、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」よりも少しだけ縦長になっています。「Surface Go」のベゼル幅については画像では見にくいですが、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」のほうがよりベゼルレスに近いデザインになっています。本体サイズは「Surface Go」が「iPad Pro 10.5インチ(2017)」よりも幅が0.9mm、奥行きが2.2mm、重量が53g、大きく重く、高さは5.6mm小さくなっています。
  • 【ホームボタンと生体認証】
    「Surface Go」はホームボタンが設置されていませんが、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」は正面に物理ボタンのホームボタンが設置されています。「iPad Pro 10.5インチ(2017)」のホームボタンは指紋認証センサーも兼ねています。「Surface Go」は「Windows 10」の生体認証機能である「Windows Hello」による「顔認証」が可能です。
  • 【スタイラスペン】
    「Surface Go」は4096段階の筆圧を感知するスタイラスペン「Surfaceペン」に対応し、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」はプロレベルのイラスト制作に対応できるデジタルペンシル「Apple Pencil」に対応しています。「Surfaceペン」は別売りで1万2000円前後、「Apple Pencil」は別売りで1万800円前後の価格です。「iPad Pro 10.5インチ(2017)」は最大120Hzのリフレッシュレートに対応しているので、遅延が少なく(20ms)快適に描くことができます。
  • 【キックスタンド】
    「Surface Go」は本体に165°可動するキックスタンドが取り付けられています。「iPad Pro 10.5インチ(2017)」のようにアクセサリー「Smart Cover」を装着することなく、本体を角度を調節して操作が可能です。
  • 【外部メモリー】
    「Surface Go」はmicroSDカードが装着できるスロットが搭載されていますが、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」は非搭載です。
  • 【接続端子】
    「Surface Go」はコネクターに「USB Type-C」を採用していますが、「iPad Pro 10.5インチ(2017)」は独自規格の「Lightning」を採用しています。




「Surface Go」と「iPad Pro 10.5インチ(2017)」のスペック違いを比較
製品名マイクロソフト Surface Go 10インチアップル iPad Pro 10.5インチ(2017)
発売日2018年08月28日2017年06月13日
価格(内蔵メモリ64GB)4/64GB eMMC:64,800円(一般向けWi-Fiモデル)Wi-Fi:69,800円、Wi-Fi + Cellular:84,800円
価格(内蔵メモリ128GB)8/128GB SSD:82,800円(一般向けWi-Fiモデル)
価格(内蔵メモリ256GB)Wi-Fi:80,800円、Wi-Fi + Cellular:95,800円
価格(内蔵メモリ512GB)Wi-Fi:102,800円、Wi-Fi + Cellular:117,800円
LTEモデル2018年11月29日(法人向け:8万円台)、2019年1月29日(一般向け:Office Home&Business 2019搭載で9万円台) どちらもnanoSIMで8/128GBモデルのみ
発売時のOSWindows Home Sモード(一般向けモデル)iOS 11
プロセッサーインテル 第7世代 Pentium Gold 4415Y (1.6GHz:コアx2、スレッドx4)、インテル HD Graphics 615A10X(64ビットアーキテクチャ搭載A10X Fusionチップ)
RAM4GB、8GB4GB(予想)
内部メモリー64GB、128GB64GB、256GB、512GB
外部メモリーmicroSD用のスロットあり
バッテリー容量27Wh(9時間の動画再生が可能)30.4Wh(8000mAh)
セキュリティ(生体認証)○(Windows Helloの顔認証)○(指紋認証センサー)
ホームボタン
モニター/解像度10インチ(1800x1200ドット)、217ppi、比率3:210.5インチ(2224x1668ドット)、264ppi、比率4:3
ディスプレイPixelSenseディスプレイ、コントラスト比1500:1、10点マルチタッチ、Gorilla Glass 3Retinaディスプレイ、10.5インチ(対角)LEDバックライトMulti-Touchディスプレイ
ディスプレイ機能未確認True Tone、Dolby Vision、HDR10コンテンツ、120Hz
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/ac
対応バンドLTE: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 66LTE: 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 11 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 27 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41
Bluetooth4.14.2
NFC(FeliCa/おサイフケータイ)
GPS○(LTEモデル)
背面カメラ800万画素1200万画素(裏面照射) F1.8
動画フルHD(1080p)4K(3840x2160) 30fps、フルHD(1080p) 30/60fps
ハイスピード/スローモーション動画-(予想)120fps(1080p)、240fps(720p)
正面カメラ500万画素700万画素(裏面照射) F2.2
コネクタUSB Type-Cx1、Surface Connect、Surface Type Cover、Surface DialLightningx1、Smart Connector
3.5mmヘッドフォンジャック
防水
オーディオスピーカー2スピーカー(ステレオ)、Dolby Audio4スピーカー(ステレオ)
ハイレゾ未確認
ファンファンレス
各種センサージャイロ、加速度、環境光、磁力計デジタルコンパス、3軸ジャイロ、加速度、環境光、気圧計、iBeaconマイクロロケーション
テレビ(ワンセグ・フルセグ)
スタイラスペン(別売り)Surfaceペン(1万3000円前後)Apple Pencil(1万800円前後)
キーボード兼カバー(別売り)Surface Go タイプ カバー(1万1800円前後、Signatureモデル:1万5400円)Smart Keyboard(1万7800円前後)
その他Office HomeとBusiness 2016(一般向けのみ付属)、マグネシウム合金、ディスプレイ出力
カラーシルバーシルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールド
175mm174.1mm
高さ245mm250.6mm
奥行き(厚み)8.3mm6.1mm
重さ522gWi-Fi:469g、Wi-Fi + Cellular:477g
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