※2022年9月29日に「LUMIX DC-TX2D」が発表されました。「TX2」の背面モニターが「約124万ドット」から「約184万ドット」に変更されたマイナーチェンジモデルで、10月20日に9万円前後で発売されます。
共通の特徴
- 「TX2」と「TX1」はどちらも1インチの大型センサーに高倍率ズームレンズを搭載した小型のコンパクトデジタルカメラです。スマートフォンや一般的なコンデジに搭載されるセンサーよりも大型の1インチセンサーと搭載することで、高感度性能や階調表現、ボケ表現など画質面で優れた描写が可能です。10~15倍のズームレンズを搭載しながらも驚異的な小型軽量化を実現しているため、旅行やスナップ撮影などに適した携帯性を持っているトラベルズームカメラです。
外観・デザイン
- 【赤ライン】
「TX2」はグリップ部にレッドラインが追加されています。「G9 PRO」や「GH5S」に採用された、新たなアイデンティティーを象徴する情熱的な「赤」ラインが「TX2」にも採用されていると思われます。 - 【レンズ】
「TX1」は25~250mm相当の光学10倍ズームレンズを搭載していましたが、「TX2」は24~360mm相当の光学15倍ズームレンズになりました。最短撮影距離は最大5cmから3cmに向上しています。しかし、開放F値は「F/2.8~5.9」から「ワイド:F/3.3~8、テレ:F/6.4~8」の暗いレンズになりました。 - 【ファインダー】
「TX1」は116万ドット・倍率1.25(35mm換算で0.46)倍の電子ビューファインダーを搭載していましたが、「TX2」は233万ドット・倍率1.45(35mm換算で0.53)倍に向上しました。 - 【液晶モニター】
「TX1」は104万ドットの液晶モニターと搭載していましたが、「TX2」は124万ドットに高解像度化しています。どちらも固定式で3インチの液晶モニターです。 - 【サイズ】
「TX2」は「TX1」より、幅が0.7mm、高さが1.9mm、奥行きが0.9mm、質量が30g、大きく重くなっています。サイズ感はほぼ同じままで小型なサイズは維持されています。
追加した機能
- 【4Kフォト機能】
「TX2」は4Kフォトの機能に、連続で撮影した被写体の軌跡を合成する「軌跡合成」、複数のフォーカス位置が異なる写真を合成する「フォーカス合成」、被写体の動きや人物の顔のマーキング位置を表示できる「オートマーキング」、約5秒までの4Kフォトを一括保存できる「4Kフォト一括保存」が追加されています。 - 【L.モノクローム】
「TX2」はシャープな質感表現を追求して豊かな階調で被写体をモノクロ表現できる「L.モノクローム」が追加されています。 - 【ECOモード】
「TX2」は消費電力を抑える「ECO 30fps」設定が追加されています。通常時のLVF表示速度は60fpsで撮影可能枚数が約250枚ですが、ECOモードは約350枚の撮影が可能です。モニター表示時でも「ECO 30fps」が設定できます。 - 【マイメニュー】
「TX2」は自分好みにタブの1つを構成できる「マイメニュー」が追加されています。よく使う設定を登録してすぐに呼び出すことが可能です。
向上した機能
- 【バッテリーライフ】
「TX1」はファインダー時240枚・液晶モニター時300枚の撮影可能コマ数でしたが、「TX2」はファインダー時250枚・液晶モニター時370枚に向上しています。 - 【Bluetooth】
「TX2」はBluetooth機能に対応したことで、スマートフォンと常時接続することが可能です。スマートフォンからカメラをリモート操作したり、カメラで撮影した画像をスマートフォンに転送することがより手軽にできます。
パナソニック 2018-03-15
パナソニック 2016-03-10
「LUMIX DC-TX2」と「LUMIX DMC-TX1」のスペック違いを比較
製品名 | LUMIX DC-TX2 | LUMIX DMC-TX1 |
---|---|---|
発売日 | 2018年03月15日 | 2016年03月10日 |
価格 | 10万円前後 | 5万円前後 |
シリーズ | LUMIX TXシリーズ | |
センサー | 1.0型(MOS) | |
ローパスフィルター | ○(予想) | |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン | |
総画素数 | 2090万画素 | |
有効画素数 | 2010万画素 | |
最大記憶画素数 | 5472x3648px | |
焦点距離(35mm判換算) | 24~360mm | 25~250mm |
焦点距離 | 8.8~132mm | 9.1~91mm |
レンズ構成 | 11群13枚、ライカブランド「LEICA DC VARIO-ELMAR」 | 10群12枚、ライカブランド「LEICA DC VARIO-ELMARIT」 |
特殊レンズ | 非球面/EDレンズ1枚、非球面レンズ5枚、EDレンズ3枚 | 非球面レンズ9面5枚 |
最短撮影距離 | ワイド端50cm、テレ端1m、マクロ最大3cm | ワイド端50cm、テレ端70cm、マクロ最大5cm |
絞り値 | ワイド:F/3.3~8、テレ:F/6.4~8 | F/2.8~5.9 |
絞り | 7枚羽根虹彩絞り | |
光学ズーム | 15倍 | 10倍 |
デジタルズーム | 4倍、光学ズームと合わせて最大120倍 | 4倍 |
iA/EX光学ズーム(EZ) | 30倍 | 20倍 |
ISO | 125-12800 | |
拡張ISO | 80-25600 | |
連写 | メカシャッター:10コマ/秒(AFC時は6コマ/秒) | メカシャッター:10コマ/秒(AFC時は6コマ/秒)、電子シャッター:50コマ/秒(AFC時は6コマ/秒) |
最大撮影コマ数 | RAW/RAW+JPEG連写:28コマ以上、JPEG連写:85コマ以上 | 記載なし |
AF方式 | コントラストAF(空間認識AF/DFDテクノロジー) | |
合焦速度 | 約0.10秒 | |
ファインダー | フィールドシーケンシャル方式カラー液晶 LVF 0.21型 (233万ドット/視野率100%/倍率0.53[1.45]倍) | カラー液晶 LVF 0.2型 (116万ドット/視野率100%/倍率0.46[1.25]倍) |
モニター | 3インチ (124万ドット) | 3インチ (104万ドット) |
シャッタースピード(メカニカル) | 1/2000-60秒 | |
電子先幕シャッター | ||
電子シャッター | 1/16000-1秒 | |
サイレントシャッター | ○(予想) | |
バルブ撮影 | ||
セルフタイマー | 2、10秒 | ○ |
撮影枚数 | ファインダー時:250枚、液晶モニター時:370枚 | ファインダー時:240枚、液晶モニター時:300枚 |
RAW | ○ | |
JPEG | ○ | |
TIFF | ||
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K(3840x2160) 30p、フルHD(1920x1080) 60p | |
ハイフレームレート | フルHD(1920x1080) 120fps | |
ファイル形式 | AVCHD Progressive、AVCHD、MP4 | |
手ぶれ補正 | 5軸ハイブリッド手ブレ補正(4K・ハイスピード動画時は使用不可) | |
流し撮り | ○ | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ||
可動式モニター | 固定式 | |
pictbridge | ○ | |
水準器 | ○ | |
タッチパネル | ○ | |
タッチパッドAF | ○ | |
星空AF | ○ | |
フォーカスピーキング | ○ | |
顔認識 | ○(瞳AFにも対応) | |
英語対応 | ○ | |
タイムラプス/インターバル撮影 | ○ | |
パノラマショット | ○ | |
カメラ内RAW現像 | ○ | |
NDフィルター | ||
4Kフォト | ○(秒間30コマ連写) | |
4Kフォト一括保存 | ○ | |
軌跡合成 | ○ | |
フォーカス合成 | ○ | |
オートマーキング | ○ | |
スライドフォトセレクト | ○ | |
L.モノクローム | ○ | |
絞りブラケット | ○ | |
フォーカスブラケット | ○ | |
ホワイトバランスブラケット | ○ | |
ECOモード | ○ | |
マイメニュー | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | ○(4.2) | |
USB充電/給電 | ○ | |
メモリーカード | SDXC UHS-I | |
幅 | 111.2mm | 110.5mm |
高さ | 66.4mm | 64.5mm |
奥行き | 45.2mm | 44.3mm |
重さ | 298g | 268g |
総重量 | 340g | 310g |
バッテリー | DMW-BLG10 | |
インターフェイス | USB2.0、HDMI(マイクロ/タイプD) |