※2020年7月21日公開のファームウェアVer.2.00で「Z 50」が顔認識AFと瞳AF機能で「犬と猫」に対応しました。
外観・デザイン
- 【サイズ】
「Z 50」は「Z 6」より、幅が7.5mm、高さが7mm、厚みが7.5mm、質量が190g、小さく軽くなっています。「Z 50」は「Z 6」よりも小さなイメージセンサーを採用し、一部の機能を省略するなどにより、大幅な小型軽量化を実現しています。 - 【ファインダー】
「Z 50」は0.39型で約236万ドットの電子ビューファインダーを搭載していますが、「Z 6」はより大きく解像度が高い0.5型で約369万ドットです。 - 【背面モニター】
「Z 50」と「Z 6」はどちらもチルト式の可動式モニターを搭載していますが、「Z 50」は下側にモニターを180°回転させることで「自分撮り」撮影に対応します。「Z 50」は右手で操作しやすいボタン配置で、「タッチキー」を搭載するなど直感的な操作もしやすくなっています。 - 【操作性】
「Z 6」は、上部右側に情報表示パネルの「サブモニター」を搭載し、背面右側にAFエリア選択用の「サブセレクター」を設置しています。「Z 50」はどちらも非搭載です。 - 【その他】
「Z 50」は接続端子に「microUSB」・記憶メディアに「SDカード」・内蔵フラッシュを搭載していますが、「Z 6」は「USB Type-C」・「XQDカード」・内蔵フラッシュ非搭載です。
機能・特徴
- 【イメージセンサー】
「Z 50」はAPS-C(23.5×15.7mm)サイズのセンサーを搭載していますが、「Z 6」はフルサイズ(35.9×23.9mm)です。「Z 6」は約2.3倍大きなセンサーを搭載することで、階調表現やボケ表現、高感度性能など画質面でメリットがあります。 - 【手ブレ補正】
「Z 6」は約5.0段分の5軸ボディ内手ブレ補正を搭載していますが、「Z 50」は非搭載です。「Z 6」はレンズ内手ブレ補正がないレンズでも強力にブレを補正することができます。どちらも動画専用の「電子手ブレ補正」は搭載されています。 - 【その他】
「Z 50」はシャッタースピードが最大1/4000秒ですが、「Z 6」は最大1/8000秒です。オートフォーカスは、「Z 50」が撮像範囲(センサー)の水平約87%・垂直約85%をカバーするのに対し、「Z 6」は縦横約90%です。
「Z 50 (z50、ゼット・フィフティ)」と「Z 6 (z6、ゼット・シックス)」のスペック違いを比較
製品名 | ニコン Z 50 | ニコン Z 6 |
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発売日 | 2019年11月22日 | 2018年11月23日 |
予想価格 | 12万円前後 | 27万円前後 |
シリーズ | Zシリーズ | |
マウント | ニコンZ系マウント | |
センサー | APS-C(23.5×15.7mm CMOS、ニコンDXフォーマット) | フルサイズ(35.9×23.9mm 裏面照射型CMOS、ニコンFXフォーマット) |
ローパスフィルター | ○(予想) | |
ダスト除去機能 | イメージダストオフデータ取得 | イメージダストオフデータ取得、イメージセンサークリーニング |
画像処理エンジン | EXPEED 6 | |
画素数 | 2151万総画素、2088万有効画素 | 2528万総画素、2450万有効画素 |
最大記憶画素数 | 5568x3712px | 6048x4024px |
ISO | 常用: 100-51200、拡張: 204800 | 常用: 100-51200、拡張: 50-204800 |
連写 | AF/AE追従: 11コマ/秒(14ビットRAW時は9コマ/秒) | AF追従: 12コマ/秒(14ビットRAW時は9コマ/秒)、AF/AE追従: 5.5コマ/秒 |
連続撮影可能コマ数 | RAW: 最大35コマ、JPEG: 最大100コマ | RAW: 最大43コマ、JPEG: 最大51コマ |
オートフォーカス方式 | ハイブリッドAF(コントラストAF+像面位相差AF) | |
測距点/AFエリア | 209点(最大水平約87%、垂直約85%をカバー) | 273点(水平約90%、垂直約90%をカバー) |
測距輝度範囲 | EV-2~19、ローライトAF時:EV-4~19 | |
ファインダー | XGA OLED 0.39型 (約236万ドット/視野率100%/倍率1.02倍/アイポイント19.5mm) | Quad-VGA OLED 0.5型 (約369万ドット/視野率100%/倍率0.8倍/アイポイント21mm) |
モニター | 3.2インチ (104万ドット) | 3.2インチ (210万ドット) |
可動式モニター | チルト(下側180度回転で自分撮り対応) | チルト |
タッチパネル | ○ | |
サブモニター(情報表示パネル) | ○ | |
シャッタースピード(メカ/機械式) | 1/4000-30秒、フラッシュ同調:1/200秒以下 | 1/8000-30秒、フラッシュ同調:1/200秒以下 |
電子先幕シャッター | ○ | |
電子シャッター | ○ | |
サイレントシャッター | ○ | |
フリッカー対策 | 静止画フリッカー低減撮影 | |
バルブ撮影 | ○ | |
セルフタイマー | 2、5、10、20秒 | |
顔認識 | ○ | |
瞳AF | ○(マウントアダプター FTZ時も利用可能) | ファームアップで対応 |
撮影可能コマ数 | ファインダー:約280コマ、モニター:約320コマ | ファインダー:約310コマ、モニター:約380コマ |
動画撮影可能時間 | 約75分 | 約85分 |
RAW | 12/14bit | 12/14bit(ロスレス圧縮、圧縮、非圧縮)、サイズL/M/Sの選択可 |
JPEG、RAW+JPEG | ○ | |
TIFF | ○ | |
カメラ内RAW現像 | ○(一括現像も可能) | |
動画機能 | 4K UHD(3840x2160) 30/25/24p 最大144Mbps、フルHD(1920x1080) 60/50/30p 最大56Mbps | |
4K UHDの撮影方式 | クロップなし | 全画素読み出しはフルサイズベースの動画フォーマット時 |
ハイフレームレート/高ビットレート記録 | 120/100fps(1920x1080) | |
ファイル形式 | MOV、MP4 | |
映像圧縮方式 | H.264/MPEG-4 AVC | |
音声記録方式 | リニアPCM、AAC | |
撮影時間 | 29分59秒 | |
動画機能 | タイムコード、N-Log(外部レコーダーのみ記録、10ビットの場合のみ選択可) | |
ボディ内手ブレ補正 | 電子手ブレ補正 | 電子手ブレ補正、約5.0段分の5軸手ブレ補正 |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ※2019年12月25日に「防塵・防滴性能」から「防塵・防滴に配慮した設計」に変更されました。 | ○ |
pictbridge | ○ | |
水準器 | 未確認 | |
英語対応 | 未確認 | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | ○(4.2) | |
USB充電 | ○ | |
USB給電 | (電源をONにしたままの充電は不可) | |
ピクチャーコントロール | シャープネス調節「輪郭強調」「ミドルレンジシャープ」「明瞭度」「ミドルレンジシャープ」「クイックシャープ」 | |
撮影機能 | SnapBridge、回折補正、クリエイティブピクチャーコントロール | |
その他 | 4Kを超える(5568x3712)タイムラプスムービー、自分撮りモード、シーンモード、スペシャルエフェクトモード | 6Kタイムラプスムービー |
メモリーカード | シングルスロット: SDXC UHS-I | シングルスロット: XQDカード |
サブセレクター(AFエリア移動用ボタン) | ○ | |
AF-ONボタン | ○ | |
マグネシウム合金 | ○ | |
幅 | 126.5mm | 134mm |
高さ | 93.5mm | 100.5mm |
厚み/奥行き | 60mm | 67.5mm |
質量/重さ | 395g、450g(総重量) | 585g、675g(総重量) |
バッテリー | EN-EL25 | EN-EL15b |
バッテリーグリップ | バッテリーパック MB-N10 | |
外部マイク入力 | 3.5mmステレオミニジャック | |
ヘッドホン出力 | 3.5mmステレオミニジャック | |
インターフェイス | マイクロUSB、HDMI(タイプD) | USB Type-C、HDMI(タイプC) |