アップル「iPhone X」とソニー「Xperia XZ Premium」の違いを比較しました。
特徴の違い
- 【iPhone X】
「iPhone X」は独自の操作性やデザイン性が特徴のアップルのスマートフォンです。「iPhone X」の「OS」はアップルが独自に開発した「iOS」になっており、アップル製品のみが搭載しています。アップルが「OS」から「本体」まで一貫して製造しているので、完成度が非常に高いスマートフォンです。「iOS」は「Xperia XZ Premium」の「Android OS」ほどの拡張性や自由度は持っていませんが、そのためにセキュリティが高いのも特徴です。デザイン性に優れ、直感的で使いやすい簡単な操作性を実現しています。
「iPhone X」は、「Xperia XZ Premium」のように上下左右に縁部分(ベゼル)がなく、正面のほぼ全面がディスプレイになっている「狭額縁設計」になっています。ベゼルレスのデザインにより、「iPhone X」は「Xperia XZ Premium」より本体サイズが小さいにも関わらず、ディスプレイは「Xperia XZ Premium」よりも大型のサイズです(「iPhone X」は5.8インチ、「Xperia XZ Premium」は5.5インチです)。また、「iPhone X」は背面に広角と望遠のレンズを搭載しているため、2つのカメラを利用することで背景を一眼カメラのようにボカして印象的な写真を撮影することや、光学ズームとしての使い方などができます。正面カメラには顔を正確に認証する「TrueDepthカメラ」システムが搭載されているので、背面カメラと同様に高性能な「ポートレートモード」が使用できます。「iPhone X」にホームボタンは搭載されておらず、指紋認証は非搭載です。3.5mmヘッドホンジャックも非搭載で、外部メモリーは使用できません(カードリーダーは使用できます)。コネクターは「Lightning」と呼ばれるアップルの独自規格です。 - 【Xperia XZ Premium】
「Xperia XZ Premium」は4K対応ディスプレイやカメラ機能が特徴のソニーのスマートフォンです。ディスプレイサイズが小さな5.2インチの「Xperia XZs」も発売されています。「Xperia XZ Premium」はXperia史上最高画質と謳われる世界初の4K(3840x2160)解像度とHDRの両方に対応したディスプレイが搭載されています。「iPhone X」もHDRコンテンツには対応していますが、画面解像度は2436x1125pxです。「Xperia XZ Premium」は4Kアップコンバート機能も搭載されており、様々なコンテンツを鮮やかで豊かな色彩と明暗を緻密に表現する高性能ディスプレイで楽しむことができます。「iPhone X」と比べると縁部分が広いデザインですが、これにより本体が持ちやすく誤タッチが少なくなるメリットもあります。
「Xperia XZ Premium」のカメラ機能は、スーパースローモーション動画撮影機能が特徴になっています。高速読み出しが可能なイメージセンサーと高性能レンズを搭載した「Motion Eyeカメラシステム」により、約0.2秒の動画を32倍の約6秒までゆっくりスロー再生することができる960fpsのハイスピード動画が撮影できます。また、被写体の動きを検知すると自動的にカメラが4枚の写真を撮影することができる「先読み撮影」機能や、高速で動く被写体を撮影しても被写体が歪むことが少ない「アンチディストーションシャッター」機能なども使用することができます。背面カメラの横には「フラッシュ／フォトライト」以外に、暗い場所でも高速オートフォーカスを実現する「レーザーAFセンサー」、目で見たままの色彩を表現する「RGBC-IRセンサー」が設置されています。その他には、右側面に設置された指紋認証センサー、グーグルが開発して多くのスマートフォンに搭載されている「Android OS」、USB Type-Cのコネクター、なども特徴です。
追記：2017年12月18日に「Xperia XZ Premium」の「Android 8.0 Oreo」へのバージョンアップが公開されました。ながら利用が可能な「ピクチャー イン ピクチャー機能」、「スマートなテキスト選択」、「ログイン情報の入力の記録」、「3D撮影機能(3Dクリエーター)」、カメラ機能「笑顔を検知して自動で先読み撮影する機能」「オートフォーカス連写機能」「静止画歪み補正機能」、高速通信「キャリアアグリゲーション4CA」などの機能が追加されました。
Apple Computer
| 製品名 | アップル iPhone X | ソニー Xperia XZ Premium |
|---|---|---|
| 発売日 | 2017年11月03日 | 2017年06月16日 |
| キャリア | ソフトバンク、au、ドコモ | ドコモ |
| 価格 | 64GB：112,800円(税別)、256GB：129,800円(税別) | 64GB(UFS)：94,000円前後 |
| シリーズ | アイフォーン(iPhone) | エクスペリア(Xperia) |
| タイプ | スマートフォン | |
| OS | iOS 11 | Android 7.1 |
| 連続通話時間 | 最大21時間(ワイヤレス) | LTE：約1140分(VoLTE) 約960分(VoLTE HD+)、3G：約1150分、GSM：約740分 |
| 連続待受時間 | 最大12時間(インターネット利用)、最大13時間(ワイヤレスビデオ再生)、最大60時間(ワイヤレスオーディオ再生) | LTE：約460時間、3G：約500時間、GSM：約350時間 |
| CPU(プロセッサー) | A11(64ビットアーキテクチャ搭載A11 Bionicチップ ニューラルエンジン)、M11(組み込み型M10モーションコプロセッサ) | Snapdragon 835、MSM8998 2.45GHz/1.9GHz(クアッドコア) |
| 外部メモリー | - | microSDXC(256GB) |
| RAM | 3GB(予想) | 4GB |
| バッテリー容量 | 未公開 | 3230mAh |
| 防水機能 | IEC規格60529にもとづくIP67等級 | IP65/68 |
| セキュリティ | 顔認証 | 指紋認証 |
| 充電 | Qi(ワイヤレス充電) | Quick Charge 3.0 |
| モニター | 5.8インチ | 5.5インチ |
| 画面解像度 | 2436ｘ1125px | 4K(3840x2160) |
| タッチパネル | ○ | |
| 液晶パネル | 有機EL Super Retina HDディスプレイ 5.8インチ(対角)オールスクリーンOLED Multi-Touchディスプレイ 1,000,000:1コントラスト比(標準) | トリルミナスディスプレイ、TFT・1677万色 |
| Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | |
| 受信時最大速度 | 788Mbps | |
| 送信時最大速度 | 50Mbps | |
| NFC | ○ | |
| Bluetooth | ○(5.0) | |
| GPS | ○ | |
| テレビ | ワンセグ、フルセグ | |
| ハイレゾ | ○(FLAC対応) | ○(FLAC対応予想) |
| HDR動画再生対応 | ○ | |
| 画素数(背面カメラ) | 1200万画素(裏面照射型センサー)x2(広角と望遠カメラ) | 1920万画素Exmor RS(メモリー積層型)、1/2.3型 |
| レンズ(背面カメラ) | 広角:F1.8、望遠:F2.4 | 25mm F2.0 |
| 動画(背面カメラ) | 4K 60p | 4K 30p |
| 画素数(正面カメラ) | 700万画素(裏面照射型センサー) | 1320万画素Exmor RS、1/3.06型 |
| レンズ(正面カメラ) | F2.2 | 22mm F2.0 |
| コネクター | Lightning | USB 3.1 Gen 1/USB Type-C |
| ヘッドホンジャック | - | ○ |
| 幅 | 70.9mm | 77mm |
| 高さ | 143.6mm | 156mm |
| 奥行き | 7.7mm | 7.9mm |
| 重さ | 174g | 191g |
| カラー | シルバー、スペースグレイ | ディープシーブラック、ルミナスクローム、Rosso(ロッソ) |
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