「D3400」と「D3300」の違い

「D3400」は2016年8月17日に海外で発表されたニコンのAPS-Cセンサー(DXフォーマット)を搭載したデジタル一眼レフカメラです。8月23日には日本国内でも発表されました。「D3300」の後継機というよりもアップデートモデルに近いかもしれません。エントリー向けのカメラとしてさらに使いやすく機能が向上しています。

• 【シャッターボタンの色】
  「D3300」はシャッターボタンがシルバーでしたが、「D3400」はブラックに変更されています。D3000シリーズでは初めてのブラックカラーで上位機と同じになりました。
• 【ML-L3用リモコン受光部】
  「D3300」は「ML-L3用リモコン受光部」が正面のグリップ部と背面のファインダー左側に2つ搭載されていましたが、「D3400」は正面のグリップ部のみになっています。
• 【端子カバー(アクセサリーターミナル)と外部マイク入力端子の省略】
  「D3300」は「端子カバー(アクセサリーターミナル)」と「外部マイク入力端子」が搭載されていましたが、「D3400」では省略されています。
• 【軽量化】
  「D3400」は「D3300」より、質量が15g軽くなりました。

• 【SnapBridgeに対応】
  「D3400」は新たにBluetoothによりスマートフォンと常時接続できるSnapBridge機能に対応しています。しかし、Wi-Fiには非対応です。
• 【AF-Pレンズに対応】
  「D3400」は静かで高速なライブビューAFが可能なAF-Pレンズに対応しています。「D3300」はファームウェアを更新することで対応可能です。

• 【高感度性能の向上】
  「D3300」は常用ISOが100～12800で、拡張ISOで25600に対応していましたが、「D3400」は常用ISOで100～25600に対応しています。
• 【オートホワイトバランスの向上】
  「D3400」はオートホワイトバランスの精度が向上しています。
• 【バッテリーライフの向上】
  「D3300」と「D3400」は使用するバッテリーは変わっていません。しかし、「D3300」が撮影可能枚数が700枚に対し、「D3400」は1200枚を実現しています。

• 【イメージセンサークリーニング】
  「D3400」は「D3300」に搭載されていたダスト低減機能の「イメージセンサークリーニング」が省略されています。

製品名	ニコン D3400 ボディ	ニコン D3300 ボディ
発売日	2016年9月16日	2014年2月6日
価格	5万8000円前後	3万5000円前後
シリーズ	D3000シリーズ
マウント	ニコンF系マウント
センサー	APS-C(23.5×15.6mm CMOS)
画像処理エンジン	EXPEED 4
総画素数	2472万画素	2478万画素
有効画素数	2416万画素
最大記憶画素数	6000×4000px
ローパスフィルター効果	光学ローパスフィルターレス仕様
ISO	100～25600	100～12800
拡張ISO		25600
連写	5コマ/秒
AF方式	位相差AF＋コントラストAF
ファインダー	ペンタミラー (万ドット／視野率95%／倍率0.85倍)
モニター	3インチ (92.1万ドット)	3インチ (92万ドット)
シャッタースピード	1/4000～30秒
セルフタイマー	2、5、10、20秒
撮影枚数	1200枚	700枚
RAW	12bit
JPEG	○
TIFF
RAW＋JPEG	○
動画	フルHD (1920×1080) 60p
ファイル形式	MOV
映像圧縮方式	H.264/MPEG-4 AVC
音声記録方式	リニアPCM
手ぶれ補正
内蔵フラッシュ	○
防塵防滴仕様
ゴミ取り機能	○
ライブビュー	○
可動式モニター
タッチパネル
顔認識	○
Wi-Fi	-
NFC	-
SnapBridge	○	-
Bluetooth	○	-
パノラマモード	-	○
SDカード	○
SDHCカード	○
SDXCカード	○
幅	124mm
高さ	98mm
奥行き	75.5mm
重さ	395g	410g
総重量(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む)	445g	460g
バッテリー	EN-EL14a
インターフェイス	USB2.0