共通の特徴
- 「GX7 MK3」と「GX7 MK2」はどちらもミドルクラスの「GX7シリーズ」のミラーレスカメラです。上位には「GX8」がラインナップされています。背面左上にEVFが搭載されたレンジファインダースタイルで、ストリートスナップ向けカメラとして小型化と高性能を両立させた機種です。
外観・デザイン
- 【可動式のEVF】
「GX7 MK2」は電子ビューファインダーが固定式でしたが、「GX7 MK3」は可動する「チルトファインダー」が搭載されています。ファインダーを上方向に動かすことで、姿勢を安定させたままローアングルの撮影ができます。「GX7 MK3」には別売りの大型アイカップ「DMW-EC5」が用意されており、遮光性と安定性を向上して撮影が可能です。 - 【モードダイヤル】
「GX7 MK3」はモードダイヤルに露出補正ダイヤルが追加されたことで、2段構造のダイヤルになっています。 - 【フォーカスモードレバー】
「GX7 MK3」は背面の上部中央付近に「フォーカスモードレバー」が追加されています。被写体に合わせて「AFS/AFF」「AFC」「MF」のフォーカスモードを瞬時に切り替えることが可能です。 - 【サイズと質量】
「GX7 MK3」は「GX7 MK2」より、幅が2mm、高さが1.5mm、奥行きが2.9mm、質量が24g、大きく重くなりました。
追加した機能
- 【4Kフォト機能】
「GX7 MK3」は4Kフォトの機能に、連続で撮影した被写体の軌跡を合成する「軌跡合成」、複数のフォーカス位置が異なる写真を合成する「フォーカス合成」、被写体の動きや人物の顔のマーキング位置を表示できる「オートマーキング」、約5秒までの4Kフォトを一括保存できる「4Kフォト一括保存」が追加されています。 - 【省電力モード】
「GX7 MK3」は「省電力ファインダー撮影モード」が追加されています。ファインダーから目を離した状態をアイセンサーが検知して自動スリープモードになるように設定することで、撮影可能コマ数を約250枚から約900枚に向上することができます。 - 【L.モノクロームD】
「GX7 MK3」は従来の「L.モノクローム」に加えて、ハイライトとシャドウをより強調して味わい深いフィルム表現が可能な「L.モノクロームD」が使用できます。「L.モノクローム」は質感描写にこだわった階調豊かなモノクロの「フォトスタイル」で、「GX7 MK2」にも搭載されています。「GX7 MK3」の「フォトスタイル」にはフィルムの粒状を再現する「粒状」も追加されています。 - 【Bluetooth】
「GX7 MK3」はBluetooth機能に対応したことで、スマートフォンと常時接続することが可能です。スマートフォンからカメラをリモート操作したり、カメラで撮影した画像をスマートフォンに転送することがより手軽にできます。
向上した機能
- 【イメージセンサー】
「GX7 MK2」は1600万画素のセンサーを搭載していましたが、「GX7 MK3」は2030万画素のセンサーを搭載しています。解像力は約15%アップし、より高精細な高解像度写真が撮影可能です。どちらもローパスフィルターレス仕様です。 - 【オートフォーカス】
「GX7 MK3」はフラッグシップモデル「LUMIX G9 PRO」と「LUMIX GH5S/GH5」のアルゴリズムが採用されたことで、連写時の動体に対するオートフォーカス性能が大幅に向上し、動画撮影時のAF追従性能も向上しています。また、「LUMIX GH5S」の低照度AFアルゴリズムも採用されており、薄暗い環境下でも正確なオートフォーカスができる「ローライトAF」を搭載しています。「GX7 MK3」と「GX7 MK2」のAF測距検出範囲はどちらもスペック状は「EV-4~18」です。 - 【連写速度】
「GX7 MK2」はメカシャッター時に最高約8コマ/秒でしたが、「GX7 MK3」は約9コマ/秒に向上しました。AFC時はどちらも約6コマ/秒です。「GX7 MK2」は電子シャッター時に超高速(SH)で約40コマ/秒が可能でしたが、「GX7 MK3」では非搭載になったようです。 - 【液晶モニター】
「GX7 MK2」は104万ドットの液晶モニターでしたが、「GX7 MK3」は124万ドットに高解像度化しました。モニターサイズはどちらも3インチです。
パナソニック 2018-03-15
パナソニック 2016-05-18
製品名 | パナソニック LUMIX DC-GX7 MK3 | パナソニック LUMIX DMC-GX7 MK2 |
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発売日 | 2018年03月15日 | 2016年05月18日 |
価格 | 10万円前後 | 5万6000円前後 |
シリーズ | Lumix(ルミックス) GXシリーズ | |
マウント | マイクロフォーサーズ系マウント | |
センサー | フォーサーズ(4/3型Live MOS) | |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン | |
ローパスフィルター | レス仕様 | |
画素数 | 総画素:2177万画素、有効画素:2030万画素 | 総画素:1684万画素、有効画素:1600万画素 |
最大記憶画素数 | 5184×3888px | 4592×3448px |
ISO | 常用:200~25600、拡張:100 | |
連写 | メカと電子シャッター:約9コマ/秒(AFC時は6コマ/秒) | メカ:約8コマ/秒(AFC時は約6コマ/秒)、電子:約40コマ/秒(AFC時は約6コマ/秒) |
ファインダー形式 | チルト式 | 固定式 |
ファインダー | カラー液晶 LVF (視野率100%/倍率0.7[1.39]倍/276万ドット) | |
モニター | 3インチ (124万ドット) | 3インチ (104万ドット) |
可動式モニター | チルト(上向き80°、下向き45°) | チルト(上向き90°、下向き45°) |
タッチパネル | ○(タッチパッドAFにも対応) | |
シャッタースピード(メカニカル) | 1/4000~60秒 | |
電子シャッター | 1/16000~1秒 | |
動画時シャッター | 1/16000~1/25秒 | |
ストロボ同調速度 | 1/200秒以下 | 1/160秒以下 |
バルブ撮影 | 最大30分 | 最大120秒 |
セルフタイマー | 2、10秒 | |
オートフォーカス | コントラストAF(空間認識AF) | |
AFエリア | 49点 | |
顔認識 | ○(瞳認識AFにも対応) | |
星空AF | ○ | |
撮影枚数 | モニター時:260枚、ファインダー時:250枚 | モニター時:290枚、ファインダー時:270枚 |
RAW | ○ | |
JPEG | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K (3840×2160) 30p、フルHD (1920×1080) 60p | |
ハイスピード/スローモーション動画 | ||
ファイル形式 | AVCHD Progressive、AVCHD、MP4 | |
4Kライブクロップ | ○ | |
ステレオマイク | ○ | |
風音低減 | ○ | |
手ぶれ補正 | 4.0段分(Dual I.S.対応) | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ||
ゴミ取り機能 | ○ | |
pictbridge | ○ | |
HDR | ○ | |
多重露光 | ○ | |
水準器 | ○ | |
絞りブラケット | ○ | |
フォーカスブラケット | ○ | |
フォーカスセレクト | ○ | |
フォーカス合成 | ○ | |
回折補正 | ○ | |
L.モノクローム | ○ | |
L.モノクロームD | ○ | |
フォトスタイル「粒状」 | ○ | |
カメラ内RAW現像 | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | ○ | |
メモリーカード | SDXC UHS-I(U3) | |
幅 | 124mm | 122mm |
高さ | 72.1mm | 70.6mm |
奥行き | 46.8mm | 43.9mm |
重さ | 407g | 383g |
総重量 | 450g | 426g |
別売り | ハンドグリップ「DMW-HGR2」、アイカップ「DMW-EC5」 | |
バッテリー | DMW-BLG10 | |
USB充電/給電 | ○ | |
外部マイク | ||
インターフェイス | USB2.0(マイクロB)、HDMI(マイクロ/TypeD) |