「GPD Pocket 2」と「Surface Go」の違い


「GPD Pocket 2」と「Surface Go」の違い

Shenzhen GPD Technology「GPD Pocket 2 (ジーピーディー・ポケットツー)」とマイクロソフト「Surface Go (サーフェス・ゴー)」の違いを比較しました。

「GPD Pocket 2」は2018年9月4日に日本国内で予約開始された中国Shenzhen GPD Technology社の小型パソコンです。2017年に発売された「GPD Pocket」の後継機です。クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で資金調達されたモデルで、国内では正規販売代理店のMCM Japan(エム・シー・エム・ジャパン)が取り扱いを開始しています。マイクロソフトのタブレットPC「Surface Go」と外観・スペックを比較してみました。

※2018年12月11日に、CPUを「Core m3-7y30」から「Core m3-8100Y」に向上した「GPD Pocket 2 (8100Y)」が2018年12月15日から発売されることが発表されました。
※2019年1月18日に、CPUを「Intel Celeron 3965Y」に変更してRAMが4GBになった廉価版モデル「GPD Pocket 2 Amber Black」が1月25日から販売されることが発表されました。
※2019年12月4日に「GPD Pocket 2」のアップデートモデル「GPD Pocket 2S」が12月13日から発売されることが発表されました。ストレージが「128GB eMMC」から「256GB SSD」、CPUが「Core m3-8100Y」から「Celeron 3965Y (Kaby Lake)」に変更されたモデルで、シルバーとブラックが5万6800円(税別)です。従来の「GPD Pocket 2」は販売終了になります。
※2021年8月5日に「GPD Pocket 2 2021」が発表されました。「Core m3-8100Y」「256GB SSD」を搭載した上位モデルです。

「Surface Go」の一般向けモデルは「Windows 10 (Sモード)」が搭載されています。「Windows 10 (Sモード)」はWindowsストアアプリのみ使用可能な「Secure(安全性)」が高められたモードで、フリーソフトやデスクトップアプリはインストールできません。しかし、無償で通常の「Windows 10 Home」に切り替えることが可能です。

「GPD Pocket 2」と「Surface Go」 1
「GPD Pocket 2」と「Surface Go」の正面比較

「GPD Pocket 2」と「Surface Go」 2
「GPD Pocket 2」と「Surface Go」の背面比較。「Surface Go」はキックスタンドを開いた状態です。

特徴の違い
  • 【タイプ】
    「GPD Pocket 2」はキーボードが一体型のノートパソコン(クラムシェル型)なのに対し、「Surface Go」はキーボードが着脱式のタブレットPCです。「GPD Pocket 2」は大型のスマートフォンと変わらない7インチディスプレイの超小型パソコン「UMPC(ウルトラモバイルPC)」なのでどこにでも持ち運び可能です。10インチディスプレイの「Surface Go」は、自宅では「タブレットモード」を使用し、仕事では別売りのキーボード兼カバーを装着することでノートパソコン「デスクトップ(ラップトップ)モード」として使用できる、1台で2つの表示モードが使える「2 in 1 PC」です。
  • 【スタイラスペン】
    「Surface Go」は4096段階の筆圧を感知する「Surfaceペン」が別売り1万3000円前後で用意されています。タッチパネル対応のディスプレイにそのままメモ書きをしたり、本格的なイラスト制作にも対応することができます。
  • 【ストレージ】
    「GPD Pocket 2」の128GBモデルはeMMCですが、「Surface Go」の64GBモデルはeMMC・128GBモデルはSSDです。SSDはeMMCよりも転送速度が高速なのでストレスが少ないパソコン操作が可能です。
  • 【カメラ】
    「GPD Pocket 2」はカメラが非搭載ですが、「Surface Go」は正面と背面にカメラが搭載されています。「Surface Go」は「Windows」の生体認証機能「Windows Hello」による「顔認証」機能に対応しています。
  • 【コネクター】
    「GPD Pocket 2」は「USB Type-C」が1つ・「USB Type-A」が2つ採用されていますが、「Surface Go」は「USB Type-C」が1つのみ採用されています。どちらもハブに接続することでHDMIに対応します。
  • 【キックスタンド】
    「Surface Go」はキックスタンド(背面のヒンジ)が本体に取り付けられています。最大165°まで可動して角度を調節することが可能です。





「GPD Pocket 2」と「Surface Go (一般向けモデル)」のスペック違いを比較
製品名ジーピーディー GPD Pocket 2マイクロソフト Surface Go
発売日2018年11月03日、2018年12月15日(8100Yモデル:4529327898184)、2019年1月25日(Blackモデル:4580454977272)2018年08月28日
価格(内蔵メモリ64GB)4/64GB Wi-Fi:64,800円
価格(内蔵メモリ128GB)8万円台8/128GB Wi-Fi:82,800円
LTEモデル2018年11月29日(法人向け:8万円台)、2019年1月29日(一般向け:Office Home&Business 2019搭載で9万円台) どちらもnanoSIMで8/128GBモデルのみ
タイプノートパソコン(クラムシェル型)タブレットPC
発売時のOSWindows 10 Home 64ビットWindows 10 Home Sモード
プロセッサーインテル Core m3-7y30 (1GHz:コアx2、スレッドx4、ターボブースト時は2.6GHz)インテル 第7世代 Pentium Gold 4415Y (1.6GHz:コアx2、スレッドx4)
グラフィックインテル HD Graphics 615
RAMメモリー8GB LPDDR34GB、8GB
内部メモリー128GB eMMC64GB eMMC、128GB SSD
外部メモリーmicroSDカード(400GB)microSDカード
バッテリー容量6800mAh27Wh(9時間の動画再生が可能)
セキュリティ(生体認証)○(Windows Helloの顔認証)
モニター/解像度7インチ(1920x1200ドット)、323ppi、比率16:1010インチ(1800x1200ドット)、217ppi、比率3:2
ディスプレイH-IPSテクノロジー、Gorilla Glass 4PixelSenseディスプレイ、コントラスト比1500:1、10点マルチタッチ、Gorilla Glass 3
タッチパネル
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/ac
対応バンド1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 66
Bluetooth4.1
NFC(FeliCa/おサイフケータイ)
GPS○(LTEモデル)
背面カメラ800万画素
動画/スローモーション動画フルHD(1080p)
正面カメラ500万画素
コネクタUSB Type-C(USB PD 2.0対応)x1、USB Type-Ax2USB Type-Cx1、Surface Connect、Surface Type Cover、Surface Dial
3.5mmヘッドフォンジャック
防水・防塵機能
オーディオモノラルスピーカー2スピーカー(ステレオ)、Dolby Audio
ハイレゾ未確認
ファン○(ワンボタンファンミュート機能あり)ファンレス
各種センサーHallジャイロ、加速度、環境光、磁力計
テレビ(ワンセグ・フルセグ)
スタイラスペンSurfaceペン(別売り:1万3000円前後)
キーボード兼カバー一体型Surface Go タイプ カバー(別売り:1万1800円前後、Signatureモデル:1万5400円)
キックスタンド本体に取り付け
その他マグネシウム合金のユニボディ、光学式フィンガーナビ/ポインティングデバイスOffice Home&Business 2016がプリインストール、マグネシウム合金
カラーホワイトシルバー
113mm175mm
高さ181mm245mm
奥行き(厚み)8-14mm8.3mm
重さ510g522g
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