「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」の違い


キヤノン(Canon)

キヤノン「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」の違いを比較しました。

「PowerShot SX740 HS」は2018年7月31日に発表された高倍率ズームレンズを搭載したキヤノンのレンズ一体型コンパクトデジタルカメラです。「PowerShot SX730 HS」(2017年5月25日発売)の後継機種で、外見は変更せずに中身が更新されたマイナーチェンジモデルと言えるアップデート内容になっているので外観・スペックを比較してみました。

「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」は小型軽量化されたボディに高倍率ズームレンズを搭載した「PowerShot SX」シリーズです。広角24mmから望遠960mmまでの幅広い焦点距離をカバーできる光学40倍ズームレンズが搭載されています。高性能なデジタルズーム「プログレッシブファインズーム」を使用すれば80倍のズームが可能になり、約1920mm相当の超望遠撮影ができます。

「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」 1
「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」の正面比較

「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」 2
「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」の背面比較

「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」 3
「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」の上部ズーム時比較

追加した機能
  • 【オートライティングオプティマイザ】
    「PowerShot SX740 HS」は、白飛びを低減して自然な明るさに補正する「オートライティングオプティマイザ」機能が搭載されています。
  • 【ユーザーインターフェース】
    「PowerShot SX740 HS」は、ユーザーインターフェースがレンズ交換式カメラのEOSに近い「EOS風のUI」に変更されています。EOSユーザーが「PowerShot SX740 HS」を使用しても違和感のない操作が可能です。
  • 【ビジュアルガイド】
    「PowerShot SX740 HS」は、「標準」のUI画面デザインに加えて、エントリーユーザーにも分かりやすく機能を説明する「ビジュアルガイド」の「やさしい」モードが追加されています。
  • 【料理】
    「PowerShot SX740 HS」は、シーンモード「料理」が追加されています。「標準」「暖色」「寒色」から色合いを選択してSNS映えする写真が撮影可能です。
  • 【スタイル設定】
    「PowerShot SX740 HS」は、6種類の設定値から自分好みの色が設定可能な「スタイル設定」機能が追加されています。「PowerShot SX730 HS」では「マイカラー」の名称で搭載されていた機能に近いと思われます。

向上した機能
  • 【画像処理エンジン】
    「PowerShot SX730 HS」は画像処理エンジンに「DIGIC 6」を搭載していましたが、「PowerShot SX740 HS」は最新の「DIGIC 8」になりました。「PowerShot SX740 HS」は基本性能の全般が向上しています。
  • 【4K動画】
    「PowerShot SX730 HS」はフルHD(1920×1080) 60pまでの動画性能でしたが、「PowerShot SX740 HS」はさらに4K(3840×2160) 30/25pの撮影にも対応しています。4K動画はセンサーの中央部をクロップします。4K動画から静止画を切り出す「4K動画フレーム切り出し」機能や、4Kタイムラプス動画にも対応します。
  • 【連写】
    「PowerShot SX730 HS」はAF・AE固定時に約5.9コマ/秒、AF・AE連動時に約4.6コマ/秒の連写性能でしたが、「PowerShot SX740 HS」はAF・AE固定時に約10コマ/秒、AF・AE連動時に約7.4コマ/秒に向上しました。
  • 【手ぶれ補正】
    「PowerShot SX730 HS」は3.0段分の手ぶれ補正効果でしたが、「PowerShot SX740 HS」は3.5段分に向上しています。「PowerShot SX740 HS」は、ブレを検知するジャイロセンサーからの情報に加えて、画像情報からブレ量を検知する新処理により高精度な手ぶれ補正が可能です。
  • 【ビデオスナップ】
    「PowerShot SX740 HS」は、「PowerShot SX730 HS」に搭載されていた「ショートクリップ動画」から進化した「ビデオスナップ」機能が搭載されています。約4、6、8秒の短い動画を繋ぎ合わせて1本のショートムービーが制作可能です。



「PowerShot SX740 HS」と「PowerShot SX730 HS」のスペック違いを比較
製品名キヤノン PowerShot SX740 HSキヤノン PowerShot SX730 HS
発売日2018年08月30日2017年05月25日
価格4万9000円前後3万5000円前後
シリーズPowerShot SXシリーズ
センサー1/2.3型(高感度CMOS 裏面照射型)
ローパスフィルター○(予想)
画像処理エンジンDIGIC 8DIGIC 6
総画素数2110万画素
有効画素数2030万画素
最大記憶画素数5184×3456px
35mm判換算の焦点距離24~960mm(4.3~172mm)
最短撮影距離1cm(W)、2m(T)
絞り値F3.3(W)~6.9(T)
ズーム光学:40倍、デジタル:約4倍、プログレッシブファイン:約80倍
デジタルテレコン約1.6倍、約2.0倍
レンズ構成11群13枚(両面非球面レンズ2枚、片面非球面レンズ1枚、Hi-UDレンズ1枚、UDレンズ3枚)
ISO100~320080~3200
連写約10コマ/秒、AF追従:約7.4コマ/秒約5.9コマ/秒、AF追従:約4.6コマ/秒
オートフォーカス方式コントラストAF
MFピーキング
撮影時間オートフォーカス:約0.05秒オートフォーカス:約0.12秒、撮影タイムラグ:約0.14秒
ファインダー
モニター3インチ(92.2万ドット) TFTカラー液晶
可動式モニターチルト(上側180°可動で自分撮り対応)
タッチパネル
シャッタースピード1/3200~15秒
バルブ撮影
セルフタイマー2、10秒
撮影枚数約265枚、約370枚(エコモード)約250枚、約355枚(エコモード)
RAW/RAW+JPEG
JPEG
TIFF
動画4K (3840×2160) 30fps 約120Mbps、フルHD (1920×1080) 60fps 約60MbpsフルHD (1920×1080) 60fps 約35Mbps
ファイル形式MP4
映像圧縮方式MPEG-4 AVC/H.264
音声記録方式MPEG-4 AAC-LC(ステレオ)
動画時の5軸手ブレ補正
プラスムービーオート、ジオラマ風動画
動画撮影時間4K:約30分
手ぶれ補正3.5段分、マルチシーンIS、デュアルセンシングIS3.0段分、マルチシーンIS
内蔵フラッシュ
防塵防滴仕様
水準器
顔認識
英語対応
Wi-Fi
NFC
GPS
Bluetooth○(4.1)、GPS情報記録対応
対応アプリ/ソフトCamera Connect、Image Transfer Utility 2Camera Connect
リモートコントローラー機能
フレーミングアシスト(探索)○(自動でズーム倍率を調整)
自分撮りモード○(背景のぼかし、美肌、明るさの調節)
スポーツモード
USB充電
SDカードSDXC
110.1mm
高さ63.8mm
奥行き39.9mm
重さ275g、299g(バッテリー・メモリー含む)276g、300g(バッテリー・メモリー含む)
カラーシルバー、ブラック
バッテリーNB-13L
インターフェイス USB2.0(Micro)、HDMI(タイプD)
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