「FUJIFILM XF10」と「GR II」の違い


富士フイルム(Fujifilm)

富士フイルム「FUJIFILM XF10」とリコー「GR II」の違いを比較しました。

「FUJIFILM XF10」は2018年7月19日に発表された富士フイルムのコンパクトデジタルカメラです。ライバル機だと思われるリコー「GR II」と外観・スペックを比較してみました。どちらの機種もAPS-Cセンサーと単焦点レンズを搭載したスナップシューター向けのカメラです。

「FUJIFILM XF10」と「GR II」 1
「FUJIFILM XF10」と「GR II」の正面比較

「FUJIFILM XF10」と「GR II」 2
「FUJIFILM XF10」と「GR II」の背面比較

「FUJIFILM XF10」と「GR II」 3
「FUJIFILM XF10」と「GR II」の上部比較

「FUJIFILM XF10」と「GR II」 4
「FUJIFILM XF10」と「GR II」を重ねた比較画像。「GR II」が赤色です。

外観・デザイン
  • 【レンズの繰り出し】
    「FUJIFILM XF10」と「GR II」は撮影時にレンズが繰り出しますが、繰り出し量は「FUJIFILM XF10」のほうが少なくなっています。しかし、「GR II」は電源OFF時にレンズバリアがあるのに対し、「FUJIFILM XF10」はレンズキャップを取り付ける必要があります。
  • 【ストラップ取り付け部】
    「FUJIFILM XF10」は背面から見て右側面のみに「ハンドストラップ取り付け部」がありますが、「GR II」は両側に設置されています。
  • 【ホットシュー】
    「FUJIFILM XF10」はアクセサリーシューが非搭載ですが、「GR II」は取り付けられています。「GR II」は外付けフラッシュや外部ファインダーなどを設置することが可能です。
  • 【タッチパネル】
    「FUJIFILM XF10」はタッチパネル対応の液晶モニターですが、「GR II」はタッチパネルに非対応です。「FUJIFILM XF10」は各種のタッチ操作に対応し、フリック動作でスクエアフォーマット「縦横比1:1」に切り替えられる「スクエアモード」も搭載されています。
  • 【サイズ】
    「FUJIFILM XF10」は「GR II」より幅が4.5mm小さくなっていますが、高さは1.6mm・奥行きは6.3mm・質量は約20g大きく重くなっています。「GR II」はAPS-Cセンサーを搭載したコンデジとして優れた小型軽量化を実現しています。

機能
  • 【イメージセンサー】
    「FUJIFILM XF10」はミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T100」などに採用されている2424万画素のイメージセンサーを搭載しているのに対し、「GR II」は1620万画素のセンサーです。「GR II」はローパスフィルターレス仕様ですが、「FUJIFILM XF10」にローパスフィルターが搭載されているかどうかは分かりません。
  • 【オートフォーカス】
    「FUJIFILM XF10」はコントラストAFと像面位相差AFによる「インテリジェントハイブリッドAF」のオートフォーカス方式ですが、「GR II」はコントラストAFのみです。「FUJIFILM XF10」は動いている被写体にも強いオートフォーカスシステムで高速なピント合わせが可能です。「FUJIFILM XF10」は人間の瞳を自動検出する「瞳AF」にも対応しています。
  • 【動画機能】
    「FUJIFILM XF10」は4K(3840x2160) 15pとフルHD(1920×1080) 60pの動画撮影に対応していますが、「GR II」はフルHD(1920×1080) 30pまでです。「FUJIFILM XF10」の4K 15pは1秒間に15枚の連写ができる「4K連写」機能として活用ができます。4K動画を利用した、広範囲にピントが合った写真を自動合成する「マルチフォーカス」機能も利用できます。また、「FUJIFILM XF10」はHD(1280x720)で約4倍までのスローモーション動画も撮影可能です。
  • 【その他】
    「FUJIFILM XF10」は1/16000秒の高速電子シャッターに対応しています。「Bluetooth」機能によりカメラとスマートフォンを常時接続し、カメラで撮影した画像をスマートフォンに自動転送することができます。「GR II」はNFC機能に対応しているので、スマホをタッチするだけでペアリングすることが可能です。



「FUJIFILM XF10」と「GR II」のスペック違いを比較
カメラ名富士フイルム FUJIFILM XF10リコー GR II
発売日2018年08月23日2015年07月17日
価格6万円台6万5000円前後
センサーAPS-C(23.5×15.7mm 原色フィルターCMOS)APS-C(23.7×15.7mm CMOS)
ローパスフィルター未確認レス仕様
画素数2424万有効画素1690万総画素、1620万有効画素
最大記憶画素数6000x40004928x3264
画像処理エンジン未確認GR ENGINE V
ISO感度標準:200~12800、拡張:100~51200標準:100~25600
レンズフジノン単焦点レンズGRレンズ
焦点距離とF値28mm相当(18.5mm) F2.8~1628mm相当(18.3mm) F2.8~16
デジタルテレコンバーター35mm、50mmに対応35mm、47mmのクロップモード
レンズ構成5群7枚(非球面レンズ2枚)、9枚絞り羽根5群7枚(非球面レンズ2枚)、9枚虹彩絞り羽根
最短撮影距離約10cmマクロ時:約10cm、標準時:約30cm
ワイドコンバージョンレンズ未確認○(21mm相当)
レンズフィルター不可(アダプターで装着は可)
連写6コマ/秒4コマ/秒
連続記録枚数6コマ/秒時:JPEGで約13コマJPEGで999コマ、RAW/RAW+で10枚
シャッタースピード(メカニカル)1/4000~30秒1/4000~300秒
電子シャッター1/16000~30秒
メカ+電子シャッター1/16000~30秒
サイレントシャッター○(予想)
バルブ撮影○(最長60分)
セルフタイマー2、10秒
オートフォーカス方式インテリジェントハイブリッドAF(コントラストAF/像面位相差AF)コントラストAF
オートフォーカスエリア91点(7x13)未確認
オートフォーカスモードワイド/トラッキングAF、AF-S/AF-Cマルチ/スポット/ピンポイントAF、被写体追尾AF、コンティニュアスAF
撮影枚数約330枚約320枚、約45分
静止画フォーマットRAW:○(14bit、RAF)、JPEG:○、RAW+JPEG同時撮影:○RAW:○(DNG)、JPEG:○、RAW+JPEG同時撮影:○
カメラ内RAW現像
動画4K(3840x2160) 15p、フルHD(1920×1080) 60fpsフルHD(1920×1080) 30fps
動画撮影時間4K、フルHD:約30分最大25分または最大4GB
ファイル形式/圧縮方式/音声記録方式MOV(H.264準拠)、リニアPCM ステレオMPEG4 AVC/H.264
ハイスピード動画HD(1280x720) 1.6/2/3.3/4倍 約7分まで
手ぶれ補正機構
内蔵フラッシュ正面右上に固定型ポップアップ式
防塵・防滴構造
モニター3インチ(104万ドット) TFTカラー液晶3インチ(123万ドット) 透過型液晶
可動式モニター固定式
タッチパネル
水準器
顔認識○(瞳AFも可)
Wi-Fi
NFC
GPS
Bluetooth4.1
その他スナップショット、スクエアモード、スクエアフォーマット、リッチ&ファイン、モノクロ(近赤外風)、4K連写、マルチフォーカス、アドバンストSRオート、instaxプリンタープリント、インターバルタイマー、フィルムシュミレーション、コントロールリングフルプレススナップ、親指AF、フォーカスアシスト・ターゲット、インターバル合成、十字ボタン
起動時間約0.7秒(ハイパフォーマンスモード時)、約1.1秒約1秒、収納時間:約1秒
ホットシュー(アクセサリーシュー)
フォーカスレバー
記録メディアSDXC UHS-Iカード
112.5mm117mm
高さ64.4mm62.8mm
奥行き41mm(最薄部は25.9mm)34.7mm
重さ241.2g(本体のみ)、278.9g(総重量)221g(本体のみ)、251g(総重量)
バッテリーNP-95DB-65
USB充電
カラーシャンパンゴールド、ブラックブラック
インターフェースUSB2.0/マイクロUSB、HDMIマイクロ、マイク/リモートレリーズ端子USB2.0、HDMI
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