「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」の違い


富士フイルム(Fujifilm)

富士フイルム「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」の違いを比較しました。

「FUJIFILM XF10」は2018年7月19日に発表された富士フイルムのスナップシューター向けのプレミアムコンパクトデジタルカメラです。APS-Cセンサーと28mm相当の単焦点レンズを搭載しています。同じ特徴を持った「FUJIFILM X70」(2016年2月18日発売)と外観・スペックを比較してみました。「FUJIFILM XF10」が「FUJIFILM X70」の後継機や上位機種なのかは分かりません。

「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」 1
「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」の正面比較

「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」 2
「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」の背面比較

「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」 3
「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」の上部比較

「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」 4
「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」を重ねた比較画像。「FUJIFILM X70」が赤色です。

外観・デザイン
  • 【ダイヤル】
    「FUJIFILM X70」は上部に「シャッタースピードダイヤル」「露出補正ダイヤル」「オートモードセレクターレバー」などが設置されていましたが、「FUJIFILM X70」は「モードダイヤル」「フロントコマンドダイヤル」「リアコマンドダイヤル」にシンプル化されました。シャッタースピードや露出補正の設定は「フロント/リアコマンドダイヤル」で呼び出します。
  • 【絞りリング】
    「FUJIFILM X70」はレンズに絞りリングが搭載されていましたが、「FUJIFILM XF10」では非搭載になったと思われます。しかしその分、レンズは少し薄くなっているようです。コントロールリングはどちらも搭載されています。
  • 【フォーカスレバー】
    「FUJIFILM XF10」は背面にAFエリアが選択しやすい「フォーカスレバー」が新しく追加されています。「FUJIFILM X70」にあった丸型のセレクターとファンクションボタンは省略されました。
  • 【ストラップ取り付け部】
    「FUJIFILM X70」は左右両側に「ハンドストラップ取り付け部」がありましたが、「FUJIFILM XF10」は背面から見て右側面のみに設置されています。
  • 【液晶モニター】
    「FUJIFILM X70」は上下可動や180°回転して自分撮りができるチルト式モニターでしたが、「FUJIFILM XF10」は固定式になりました。しかしその分、「FUJIFILM X70」は本体の厚みが薄くなったと思われます。
  • 【ホットシュー】
    「FUJIFILM X70」は各種アクセサリーが装着できるアクセサリーシューが設置されていましたが、「FUJIFILM XF10」では非搭載になりました。
  • 【厚み】
    「FUJIFILM X70」と「FUJIFILM XF10」は高さと幅のサイズが同じですが、奥行きは「FUJIFILM XF10」のほうが3.4mm薄くなりました。質量も約61gの軽量化を実現しています。

機能
  • 【イメージセンサー】
    「FUJIFILM X70」は富士フイルム独自のカラーフィルターを採用した1630万画素の「X-Trans CMOS IIセンサー」を搭載していましたが、「FUJIFILM XF10」は通常の2424万画素CMOSセンサーになりました。「FUJIFILM XF10」はミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T100」などに採用されているセンサーと同じセンサーのようです。
  • 【動画機能】
    「FUJIFILM X70」はフルHD(1920×1080) 60pまでの動画性能でしたが、「FUJIFILM XF10」は4K(3840x2160) 15pの撮影にも対応しています。4K 15pではカクカクの動画になってしまいますが、1秒間に15枚の連写ができる「4K連写」機能として活用ができます。広範囲にピントが合った写真を自動合成する「マルチフォーカス」機能も利用できます。また、「FUJIFILM XF10」はHD(1280x720)で約4倍までのスローモーション動画も撮影可能です。
  • 【Bluetooth】
    「FUJIFILM XF10」は新しく「Bluetooth」機能が搭載されています。カメラとスマートフォンを常時接続し、カメラで撮影した画像をスマホに自動転送することができます。
  • 【その他】
    「FUJIFILM XF10」は、フリック動作でスクエアフォーマット「縦横比1:1」に切り替えられる「スクエアモード」(スクエアフォーマットはX70も対応)、周辺部の明るさを抑えながら中心部の明るさや彩度を強調することで被写体を引き立たせるアドバンストフィルター「リッチ&ファイン」、幻想的な雰囲気の写真が撮影できるアドバンストフィルター「モノクロ(近赤外風)」、2mと5mでピント範囲を固定する「スナップショット」、などが追加されています。



「FUJIFILM XF10」と「FUJIFILM X70」のスペック違いを比較
カメラ名富士フイルム FUJIFILM XF10富士フイルム FUJIFILM X70
発売日2018年08月23日2016年02月18日
価格6万円台7万円台(販売終了)
センサーAPS-C(23.5×15.7mm 原色フィルターCMOS)APS-C(23.6×15.6mm X-Trans CMOS II)
ローパスフィルター未確認レス仕様
画素数2424万有効画素1670万総画素、1630万有効画素
最大記憶画素数6000x40004896x3264
画像処理エンジン未確認EXRプロセッサーII
ISO感度標準:200~12800、拡張:100~51200標準:200~6400、拡張:100~51200
レンズフジノン単焦点レンズ
焦点距離とF値28mm相当(18.5mm) F2.8~16
デジタルテレコンバーター35mm、50mmに対応
レンズ構成5群7枚(非球面レンズ2枚)、9枚絞り羽根
最短撮影距離約10cm
ワイドコンバージョンレンズ未確認○(WCL-X70で21mm相当)
レンズフィルターアダプターが必要の予想
連写6コマ/秒8コマ/秒
連続記録枚数6コマ/秒時:JPEGで約13コマ8コマ/秒時:JPEGで約10コマ
シャッタースピード(メカニカル)1/4000~30秒
電子シャッター1/16000~30秒1/32000~1秒
メカ+電子シャッター1/16000~30秒1/32000~30秒
サイレントシャッター○(予想)
バルブ撮影○(最長60分)
セルフタイマー2、10秒
オートフォーカス方式インテリジェントハイブリッドAF(コントラストAF/像面位相差AF)
オートフォーカスエリア91点(7x13)49点(7x7)
オートフォーカスモードワイド/トラッキングAF、AF-S/AF-C
撮影枚数330枚
静止画フォーマットRAW:○(14bit、RAF)、JPEG:○、RAW+JPEG同時撮影:○RAW:○(RAF)、JPEG:○、RAW+JPEG同時撮影:○
動画4K(3840x2160) 15p、フルHD(1920×1080) 60fpsフルHD(1920×1080) 60fps
動画撮影時間4K、フルHD:約30分フルHD:約14分、HD:約27分
ファイル形式/圧縮方式/音声記録方式MOV(H.264準拠)、リニアPCM ステレオ
ハイスピード動画HD(1280x720) 1.6/2/3.3/4倍 約7分まで
手ぶれ補正機構
内蔵フラッシュ
防塵・防滴構造
モニター3インチ(104万ドット) TFTカラー液晶
可動式モニター固定式180度回転チルト
タッチパネル
水準器
顔認識/瞳AF
Wi-Fi
NFC
GPS
Bluetooth4.1
instaxプリンタープリント
その他スクエアモード、スクエアフォーマット、リッチ&ファイン、モノクロ(近赤外風)、スナップショット、4K連写、マルチフォーカス、アドバンストSRオートスクエアフォーマット、アドバンストSRオート、十字ボタン
起動時間約0.7秒(ハイパフォーマンスモード時)、約1.1秒約0.5秒(ハイパフォーマンスモード時)、約1.0秒、シャッタータイムラグ約0.01秒、撮影間隔0.5秒
ホットシュー(アクセサリーシュー)
記録メディアSDXC UHS-Iカード
112.5mm
高さ64.4mm
奥行き41mm(最薄部は25.9mm)44.4mm(最薄部は25.9mm)
重さ241.2g(本体のみ)、278.9g(総重量)302g(本体のみ)、340g(総重量)
バッテリーNP-95
USB充電
カラーシャンパンゴールド、ブラックシルバー、ブラック
インターフェースUSB2.0/マイクロUSB、HDMIマイクロ、マイク/リモートレリーズ端子
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