※2018年8月30日に「FUJIFILM X-A5」のファームウェアVer. 1.20が公開されました。アドバンストフィルター「リッチ&ファイン」「モノクロ(近赤外風)」ファンクション機能「スクエアモード」の追加、AF-CのAF合焦改善などが更新内容です。
外観・デザインの違い
- 【可動式モニター】
「E-PL9」は液晶モニターを下開きで180度回転させて自分撮り撮影するのに対し、「X-A5」は上開きで180度回転させます。下開きではカメラを上に持ってくる場合でもタッチ操作がしやすくタッチシャッター時に手の写り込みを防止でき、上開きではカメラを置いたまま操作が可能です。 - 【ボディサイズ】
「E-PL9」は「X-A5」より、幅が0.2mm、高さが1.3mm、質量が21g、大きく重くなっています。「X-A5」は「E-PL9」よりも大型なセンサーを搭載しながらもボディサイズの小型軽量化を実現しています。
機能の違い
- 【センサーサイズ】
「E-PL9」は17.3x13mmのフォーサーズサイズのセンサーを搭載しているのに対し、「FUJIFILM X-A5」は23.5×15.7mmのAPS-Cサイズのセンサーを搭載しています。イメージセンサーのサイズは大きいほど、高感度性能や階調表現、ボケ表現など画質面でメリットがあるので、約1.6倍大きなセンサーを搭載している「X-A5」は高画質な写真が撮影可能です。 - 【4K動画】
「E-PL9」は4K(3840x2160) 30pの動画撮影に対応していますが、「X-A5」は4K(3840x2160) 15pです。15fpsの動画ではカクカクの映像になってしまうので、「X-A5」は動画としてではなく15コマ/秒の「4K 連写」(1コマが約829万画素)として静止画を切り出す機能で4K動画が活用できると思われます。「E-PL9」も4K動画から静止画を切り出す機能に対応しています。 - 【オートフォーカス性能】
「E-PL9」はオートフォーカス方式が「コントラストAF」なのに対し、「X-A5」は「像面位相差AF」と「コントラストAF」に対応しています。「E-PL9」は121点のAFポイントで素早く正確にピント合わせができる「ハイスピードイメージャAF」が使用可能です。「X-A5」は動いている被写体にも高速なピント合わせが可能な「インテリジェントハイブリッドAF」が使用できます。 - 【ボディ内手ブレ補正】
「E-PL9」は3.5段分の強力なボディ内手ブレ補正が搭載されていますが、「X-A5」は非搭載です。「E-PL9」はすべてのレンズで手ブレが補正でき、手持ちでも安定した4K動画が撮影可能です。 - 【バッテリーライフ】
「E-PL9」は撮影可能コマ数が350コマ(枚)なのに対し、「X-A5」は450コマです。「X-A5」はエントリーモデルのミラーレスカメラとして優れた電池持ちを実現しています。 - 【撮影機能】
「E-PL9」と「X-A5」は優れた撮影機能で自分撮り撮影などが可能です。「E-PL9」は、ノスタルジックな雰囲気を残しながら現代風に写真を仕上げるアートフィルター「ネオノスタルジー」、多重露出やライブコンポジットなどのフォトテクニックを簡単に操作できる「アドバンストフォトモード(APモード)」、肌を滑らかにする「eポートレート」と自然な構図で撮影できる「タッチセルフィー」が利用できます。「FUJIFILM X-A5」は、オート撮影時のシーン認識精度や肌色再現(色再現性)が優れているため、自動美肌モードで明るく美しい自然な肌色(美肌)が表現可能です。セルフィー撮影時は自動的に瞳AFがONになるので高品位なポートレート撮影ができます。 - 【Bluetooth】
「E-PL9」と「X-A5」は「Wi-Fi」と「Bluetooth」機能が搭載されているので、スマートフォンと常時接続してカメラで撮影した写真をスマートフォンに自動転送することができます。「E-PL9」は転送したいお気に入り画像を自動転送する「シェア予約」やカメラの電源を切った後に自動でスマートフォンに画像を転送する「自動画像転送機能」が使用できます。
製品名 | オリンパス OLYMPUS PEN E-PL9 | 富士フイルム FUJIFILM X-A5 |
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発売日 | 2018年03月09日 | 2018年02月15日(レンズキット)、2018年02月22日(ボディ) |
価格 | 6万6000円前後 | 5万8000円前後 |
シリーズ | OLYMPUS PEN Lite(オリンパス ペン ライト)/E-PLシリーズ | FUJIFILM X-Aシリーズ |
マウント | マイクロフォーサーズ系マウント | フジフイルムX系マウント |
センサー | フォーサーズ(4/3型Live MOS) | APS-C(23.5×15.7mm CMOS) |
画像処理エンジン | TruePic VIII | 未確認 |
総画素数 | 1720万画素 | 未確認 |
有効画素数 | 1605万画素 | 2424万画素 |
最大記憶画素数 | 4608×3456px | 6000×4000px |
ISO | 200~6400 | 200~12800 |
拡張ISO | 100~25600 | 100~51200 |
連写 | ピント固定:8.6コマ/秒、AF追従:4.8コマ/秒 | 6コマ/秒 |
連続撮影可能コマ数 | RAW 4.8コマ/秒:約14コマ、RAW 8.6コマ/秒:約13コマ、JPEG:カード容量一杯まで | 6コマ/秒時:約10コマ、3コマ/秒時:約50コマ |
測距点 | 121エリア | シングルポイントAF:7x13点、ゾーンAF:7x13点 |
測距輝度範囲 | EV -2~20 | 未確認 |
AF方式 | ハイスピードイメージャAF(コントラストAF) | インテリジェントハイブリッドAF(コントラストAF+像面位相差AF) |
ファインダー | - | |
モニター | 3インチ (104万ドット) | |
シャッタースピード(メカニカル) | 1/4000~60秒 | 1/4000~30秒 |
電子先幕シャッター | ○(1/320~60秒) | |
電子シャッター | ○(1/16000~60秒) | ○(1/32000~30秒) |
サイレントシャッター(無音、静音) | ○ | ○(予想) |
バルブ撮影 | ○ | |
セルフタイマー | 2、12秒 | 2、10秒 |
撮影枚数/撮影可能コマ数 | 350枚 | 450枚 |
RAW | ○(12bitロスレス圧縮) | ○(非圧縮、RAF) |
JPEG | ○ | |
TIFF | ||
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K(3840x2160) 30p、フルHD(1920x1080) 60p | 4K(3840x2160) 15p、フルHD (1920×1080) 60p |
記録時間制限 | 約29分(4Kも含むかは未確認) | 4K時:約5分、フルHD時:約14分、HD時:約27分 |
ハイスピード/スローモーション動画 | HD(1280×720) 120fps | HD(1280×720) 1.6/2/3.3/4倍 |
ファイル形式 | MOV | |
映像圧縮方式 | MPEG-4AVC/H.264 | H.264 |
音声記録方式 | Waveフォーマット準拠(ステレオリニアPCM/16bit、サンプリング周波数48kHz) | リニアPCM(ステレオ) |
手ぶれ補正 | 3.5段分 | |
動画時の手ぶれ補正 | M-IS1(撮像センサーシフト式&電子式手ぶれ補正によるマルチモーションIS)、M-IS2(撮像センサーシフト式によるマルチモーションIS) | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | - | |
ゴミ取り機能 | ○ | |
ライブビュー | ○ | |
可動式モニター | チルト(上80度、下方向に180度回転で自分撮り対応) | チルト(上方向に180度回転で自分撮り対応) |
pictbridge | ○ | |
水準器 | ○(2軸) | ○ |
タッチパネル | ○ | |
顔認識 | ○(瞳検出AF対応) | |
HDR | ○ | |
RAW現像(編集) | ○ | |
タイムラプス/インターバル | 4K:5fps、フルHD:5/10/15fps、HD:5/10/15/30fps | ○ |
パノラマ | ○ | |
美肌モード | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ||
GPS | ||
Bluetooth | ○(4.0) | ○ |
メモリーカード | SDXC UHS-I | |
ホットシュー/アクセサリーシュー | ○(アクセサリーポートは非搭載) | ○ |
幅 | 117.1mm | 116.9mm |
高さ | 68mm | 66.7mm |
奥行き | 39mm | 40.4mm |
重さ | 332g | 311g |
総重量 | 380g | 361g |
バッテリー | BLS-50 | NP-W126S |
USB充電/給電 | 未確認 | |
インターフェイス | USBマイクロB、HDMI(マイクロ/タイプD) | USB2.0、HDMI(マイクロ/タイプD) |