共通の特徴
- 「RX10 IV」と「RX10 III」は1.0型センサーと高倍率ズームレンズを搭載した「RX10シリーズ」のカメラです。「RX10」と「RX10 II」は24~200mm相当でズーム全域F2.8の開放値を実現したレンズを搭載していましたが、「RX10 III」から24~600mm相当でF2.8-4の光学25倍ズームレンズに変更されました。「RX10 IV」と「RX10 III」は同じスペックの高倍率ズームレンズを搭載しています。「RX10 IV」が発売されても「RX10 III」と「RX10 II」は併用して発売され、ユーザーの撮影用途に合わせて機種を選ぶことができます。1台で様々な撮影に対応できる万能なレンズ一体型カメラです。
外観・デザイン
- 【ほぼ同じ外観】
「RX10 IV」と「RX10 III」はサイズやボタン配置など外観にほぼ変更がなく、正面右上のロゴ以外で違いが分かりません。
追加した機能
- 【タッチパネル】
「RX10 IV」はタッチパネルに対応したことで、タッチパッドAFやタッチフォーカスなどが可能です。 - 【AF-Aモード】
「RX10 IV」はオートフォーカスのモードに「AF-A」が追加されています。被写体の動きに合わせてAFモードを自動で切り替えることが可能です。 - 【フォーカスレンジリミッター】
「RX10 IV」はピントを合わせる範囲を指定することでオートフォーカス速度を高速化させる「フォーカスレンジリミッター」が使用できます。 - 【プロキシー記録】
「RX10 IV」はビットレートが低い動画を同時記録する「プロキシー記録」に対応しました。 - 【Bluetooth】
「RX10 IV」はBluetooth機能を搭載したことで、スマートフォンと常時接続することが可能です。
向上した機能
- 【連写性能】
「RX10 IV」は進化した画像処理エンジン「BIONZ X」と上位機のレンズ交換式カメラに搭載されている「フロントエンドLSI」を組み合わせたことで、処理速度が向上して連写性能がアップしています。「RX10 III」は1コマ目に露出とピント固定で14コマ/秒、AF追従で5コマ/秒の連写が可能でしたが、「RX10 IV」はAF・AE追従で24コマ/秒の高速連写ができるようになりました。 - 【オートフォーカス方式】
「RX10 III」はコントラストAFを使用する「ファストインテリジェントAF」でしたが、「RX10 IV」は像面位相差AFとコントラストAFを使用する「ファストハイブリッドAF」が搭載されています。センサーの65%をカバーする315点の像面位相差AFセンサーとレンズ駆動制御を最適化したことにより、1.0型センサーを搭載したレンズ一体型カメラで世界最速のオートフォーカス速度0.03秒を実現しています(「RX10 III」は0.09秒です)。「ファストインテリジェントAF」は動画撮影時にも使用でき、オートフォーカス速度は「RX10 III」の2倍に高速化しました。 - 【オートフォーカス性能】
「RX10 IV」は「ファストハイブリッドAF」が搭載されたことでオートフォーカス性能が向上しています。「高密度AF追随テクノロジー」により動体追従性能(AFトラッキング)が大幅に向上し、瞳AFも検出精度や速度が向上しました。ピーキング機能は精度が上がりました。 - 【バッファメモリー】
「RX10 IV」はバッファメモリーが大容量化したことで、最高約24コマ/秒の「Hi」時に画質「ファイン」で最高249枚もの連続撮影が可能です。 - 【動画性能】
「RX10 III」はスーパースローモーション動画撮影時に、画質優先時は約2秒、撮影時間優先時は約4秒の撮影ができましたが、「RX10 IV」は画質優先時は約4秒、撮影時間優先時は約7秒に記録可能時間が長くなりました。 - 【動画記録フォーマット】
「RX10 III」は動画の記録フォーマットに「AVCHD」「XAVC S」「MP4」が選択できましたが、「RX10 IV」は「AVCHD」「XAVC S」の2種類になり、「MP4」の表記がなくなっています。
製品名 | ソニー RX10 IV DSC-RX10M4 | ソニー RX10 III DSC-RX10M3 |
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発売日 | 2017年10月06日 | 2016年05月20日 |
価格 | 19万円前後 | 13万円前後 |
シリーズ | RXシリーズ | |
センサー | 1.0型(Exmor RS CMOS 積層型) | |
ローパスフィルター | ○(予想) | |
画像処理エンジン | 向上したBIONZ X、フロントエンドLSI | BIONZ X、フロントエンドLSI |
総画素数 | 2100万画素 | |
有効画素数 | 2010万画素 | |
最大記憶画素数 | 5472x3080px | |
焦点距離(35mm判換算) | 24~600mm | |
焦点距離 | 8.8~220mm | |
最短撮影距離 | 3cm | |
最大撮影倍率 | 600mm時に約72cmまで近づいた場合:約0.49倍 | |
絞り値 | F/2.4-4~16 | |
光学ズーム | 25倍 | |
デジタルズーム | 100倍 | |
ISO | 100-12800 | |
拡張ISO | 64-25600 | |
連写 | 24コマ/秒(AF・AE追従) | 14コマ/秒(1コマ目の露出・ピント固定)、AF追従で5コマ/秒 |
AF方式 | ファストハイブリッドAF(像面位相差AF、コントラストAF) | ファストインテリジェントAF(コントラストAF) |
測距点 | 315点 | 25点 |
ファインダー | 電子式ビューファインダー (235.9万ドット/視野率100%/倍率0.7倍) | |
モニター | 3インチ (144万ドット) | 3インチ (122.8万ドット) |
シャッタースピード | 1/2000-30秒 | |
電子シャッター | 1/32000-30秒 | |
サイレントシャッター | ○ | |
バルブ撮影 | ○ | |
セルフタイマー | 2、5、10秒 | |
撮影枚数 | モニター時:400枚、200分、ファインダー時:370枚、185分 | モニター時:420枚、210分、ファインダー時:370枚、185分 |
RAW | ○ | |
JPEG | ○ | |
TIFF | ||
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K(3840x2160) 30p(画素加算のない全画素読み出し)、フルHD(1920x1080) 60p | |
ハイフレームレート | 960fps(1920x1080)、画質優先:約4秒、撮影時間優先:約7秒 | 960fps(1920x1080)、画質優先:約2秒、撮影時間優先:約4秒 |
ファイル形式 | XAVC S、AVCHD | AVCHD、XAVC S、MP4 |
音声記録方式 | XAVC S:LPCM 2ch、AVCHD:ドルビーデジタル(AC-3) 2ch(ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載) | XAVC S:LPCM 2ch、AVCHD:ドルビーデジタル(AC-3) 2ch(ドルビーデジタルステレオクリエーター搭載)、MP4:MPEG-4 AAC-LC 2ch |
ピクチャープロファイル | S-Gamut/S-Log2/S-Log3 | S-Gamut/S-Log2 |
手ぶれ補正 | 4.5段分 | |
内蔵フラッシュ | ○ | |
防塵防滴仕様 | ||
可動式モニター | チルト | |
pictbridge | ||
水準器 | ○ | |
タッチパネル | ○ | - |
顔認識 | ○(瞳認識も可) | |
英語対応 | ○(予想) | ○ |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ○ | |
GPS | ||
Bluetooth | ○ | - |
USB充電/給電 | ○ | |
メモリーカード | SDXC UHS-I(メモリースティックにも対応) | |
幅 | 132.5mm | |
高さ | 94mm | |
奥行き | 127.4mm(レンズ先端からモニターまで)、145mm(レンズ先端からファインダーまで) | 127.4mm |
重さ | 1050g | 1051g |
総重量 | 1095g | |
バッテリー | NP-FW50 | |
インターフェイス | USB2.0、マイクロHDMI |