「SP 45mm F1.8 Di VC USD」と「50mm F1.4 DG HSM」の違い

タムロン「SP 45mm F1.8 Di VC USD」とシグマ「50mm F1.4 DG HSM」はどちらもサードパーティ製の大口径単焦点レンズです。ライバル位置にあるレンズなので、外観・スペックを比較してみました。

「SP 45mm F1.8 Di VC USD」と「50mm F1.4 DG HSM」の比較。※サイズ感は異なる場合があります。

「SP 45mm F1.8 Di VC USD」を「D810」、「50mm F1.4 DG HSM」を「EOS 5D Mark IV」に装着したイメージ画像。※実際に装着した画像ではありません。サイズ感は異なる場合があります。

「SP 45mm F1.8 Di VC USD (Model F013)」の特徴

タムロン 2015-09-29

「SP 45mm F1.8 Di VC USD」はクローズアップ撮影やレンズ内手ブレ補正が特徴のタムロンの単焦点レンズです。刷新されたタムロンの高性能レンズ「SP(Super Performance)シリーズ」の第一弾として、「SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」と同時に発表されました。高品位なデザインに変更され、ルミナスゴールドの「ブランドリング」がマウント部近くに配置されています。また、ユーザー自身がファームウェアの更新やレンズのカスタマイズを行えるアクセサリー「TAP-in Console」が使用できるようになりました。
「SP 45mm F1.8 Di VC USD」はクラス最高となる近接撮影能力が特徴です。「50mm F1.4 DG HSM」は最短撮影距離が0.4m(最大撮影倍率は0.17倍)なので通常の50mm前後の標準レンズより近づけるレンズですが、「SP 45mm F1.8 Di VC USD」は最短撮影距離が0.29m(最大撮影倍率は0.29倍)でさらに近接撮影ができるレンズになっています。「SP 45mm F1.8 Di VC USD」は大口径の単焦点レンズとしては珍しく、レンズ内手ブレ補正が搭載されています。3.5段分の強力な補正効果を活かして、三脚なしの撮影や動画撮影に対応することができます。ライバルレンズとは異なる特徴を持った便利な標準レンズです。

「50mm F1.4 DG HSM | Art」の特徴

シグマ 2014-04-25

「50mm F1.4 DG HSM」は圧倒的な描画力が特徴のシグマの単焦点レンズです。シグマはレンズを「Art」「Sports」「Contemporary」の3つのカテゴリーに分けており、「50mm F1.4 DG HSM」は画質を追求した「Art」シリーズのレンズです。ユーザー自身がファームウェアの更新やレンズのカスタマイズを行えるアクセサリー「SIGMA USB DOCK」に対応し、レンズのマウントを交換できる「マウント交換サービス」にも対応しています。また、シグマのマウントアダプター「MC-11」を装着することで、シグマ用とキヤノン用のレンズをソニーEマウント機で使用できます。
「50mm F1.4 DG HSM」は超高画素のカメラに対応するために光学性能を追求して作られたレンズで、シグマが「最高性能の標準レンズ」と謳う描写性能を実現しています。一般的な50mmの大口径レンズと比較するとサイズは非常に大きく重いですが、高解像度とボケ味を両立し、軸上色収差やサジタルコマフレア、歪曲(ディストーション)の補正、周辺光量落ちの確保など、徹底した高画質設計になっています。「フローティングシステム」により近接撮影時でも描写性能を維持した撮影が可能です。高画素機により超高解像度画像が楽しめる標準レンズです。

タムロン「SP 45mm F1.8 Di VC USD (Model F013)」とシグマ「50mm F1.4 DG HSM | Art」の違いを比較しました。