「EOS M6」と「EOS M3」の違い


キヤノン(Canon)

「EOS M6」と「EOS M3」の違いを比較しました。

「EOS M6」は2017年2月15日に発表されたキヤノンのミラーレスカメラです。2015年3月26日に発売された「EOS M3」の後継機種になっています。「EOS M5」は「EOS M6」の上位機種になっており、キヤノンのミラーレス機は、最上位機が「EOS M5」、ミドルクラスが「EOS M6」、エントリークラスが「EOS M10」のラインナップになっています。全体的なスペックが向上しているので外観・スペックを比較してみました。(EOS M4の名称は欠番になっています)

「EOS M6」と「EOS M3」 1
「EOS M6」と「EOS M3」の正面比較

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「EOS M6」と「EOS M3」の背面比較

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「EOS M6」と「EOS M3」の上部比較

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「EOS M6」と「EOS M3」の左側比較

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「EOS M6」と「EOS M3」の右側比較

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「EOS M6」と「EOS M3」の左側比較

「EOS M6」と「EOS M3」 7
正面と背面を重ねた比較画像。「EOS M3」が赤色です。

「EOS M6」と「EOS M3」 8
上側と下側を重ねた比較画像。「EOS M3」が赤色です。

「EOS M6」と「EOS M3」 9
左側と右側を重ねた比較画像。「EOS M3」が赤色です。

外観・デザイン
  • 【サブ電子ダイヤル】
    「EOS M6」は露出補正ダイヤルの下にサブ電子ダイヤルが設置されて2段ダイヤルになっています。露出補正ダイヤルはそのために一段高い位置に移動しています。
  • 【電源ボタン】
    「EOS M3」は押しボタン式の電源ボタンでしたが、「EOS M6」は右端に移動されてレバー式の電源ボタンに変更されています。
  • 【ボタン配置】
    「EOS M6」は「動画ボタン」や「再生ボタン」などの背面のボタン配置が「EOS M3」から変更されています。
  • 【大型化】
    「EOS M6」は、幅が1.1mm、奥行きが0.1mm、重さが24gの大型化をしています。
  • 【その他の違い】
    「EOS M6」はその他に、右側面にWi-Fiボタンが新設され、カラーはツヤ消しブラックからツヤありグラファイトブラック、ストラップ装着部の向きが変わり丸型に変更、端子カバー内にリモコン端子の新設、などの変更点があります。

追加した機能
  • 【動画時の電子手ぶれ補正】
    「EOS M6」は動画撮影時のみですが、ボディ内5軸電子手ブレ補正に対応しています。対応するレンズと組み合わせるとより強力にブレを抑える「コンビネーションIS」が使用できます。
  • 【Bluetoothに対応】
    「EOS M6」は、Bluetoothで常時接続が可能です。電源をオンするだけで自動的に接続が完了したり、スマートフォンをカメラのリモートコントローラーにすることができます。
  • 【「スムーズゾーンAF」に対応】
    「EOS M6」は滑らかにゾーンAF枠を移動できる「スムーズゾーンAF」に対応しています。
  • 【AFフレームサイズ「小」に対応】
    「EOS M6」は、AFフレームサイズ「標準」より小さい、AFフレームサイズ「小」が選択可能です。
  • 【回折補正、カメラ内RAW現像、流し撮りモードの追加】
    「EOS M6」は、「回折補正」「カメラ内RAW現像」「流し撮りモード」が追加されています。

向上した機能
  • 【新しい映像エンジン】
    「EOS M6」と「EOS M3」は同じ約2420万画素のセンサーですが、画像処理エンジンが「DIGIC 6」から「DIGIC 7」に向上しています。これにより、画質、高感度性能、AFの追尾性能、情報処理量などが向上しています。
  • 【高感度性能の向上】
    「EOS M3」は常用ISOが100~12800でしたが、「EOS M6」はISO 100~25600になりました。
  • 【オートフォーカス性能の向上】
    「EOS M3」は「ハイブリッドCMOS AF III」が搭載されていましたが、「EOS M6」は「デュアルピクセルCMOS AF」が搭載されています。「EOS M3」はコントラストAFと位相差AFを組み合わせ、条件によっては位相差AFのみで合焦していました。しかし、「EOS M6」は位相差AFのみで高速オートフォーカスが可能です。撮像面の80×80%の範囲で測距が可能です。動体追従性やオートモードの色検出性能も向上しています。
  • 【連写性能の向上】
    「EOS M3」は最高約4.2コマ/秒の連続撮影速度でしたが、「EOS M6」はワンショットAF時が最高約9.0コマ/秒、サーボAF時が最高約7.0コマ/秒、低速連続撮影時が最高約4.0コマ/秒に向上しています。
  • 【動画機能の向上】
    「EOS M3」はフルHD 30pまでの動画性能でしたが、「EOS M6」はフルHD 60pに対応しています。
  • 【撮影間隔やブラックアウト時間の短縮】
    「EOS M6」は撮影間隔やブラックアウト時間が大幅に短縮したことで快適な撮影が可能です。起動時間は「EOS M3」から0.58秒の短縮を実現して1秒で起動完了します。
  • 【その他】
    「EOS M6」はその他に、ノイズリダクションやオートライティングオプティマイザーの性能向上、ブラックアウトの短縮、全体的なレスポンスの向上、なども向上しています。



製品名キヤノン EOS M6キヤノン EOS M3
発売日2017年04月20日2015年03月26日
価格9万円前後4万5000円前後
シリーズEOS(イオス) Mシリーズ
マウントキヤノンEF M系マウント
センサーAPS-C(22.3×14.9mm CMOS)
ローパスフィルター○(予想)
ダスト除去機能
画像処理エンジンDIGIC 7DIGIC 6
総画素数2580万画素2470万画素
有効画素数2420万画素
最大記憶画素数6000×4000px
ISO100~25600100~12800
拡張ISO100~25600
連写9コマ/秒、サーボAF時:7コマ/秒4.2コマ/秒
連続撮影可能コマ数RAW:17枚、RAW+JPEG:16枚、JPEG:26枚RAW:5枚、RAW+JPEG:4枚、JPEG:1000枚
AF方式デュアルピクセル CMOS AF(像面位相差AF+コントラストAF)ハイブリッドCMOS AF III(像面位相差AF+コントラストAF)
測距点49点
測距輝度範囲-1~182-18
ファインダー-
モニター3インチ (104万ドット)
シャッタースピード1/4000~30秒
電子先幕シャッター
電子シャッター-
サイレントシャッター
バルブ撮影
セルフタイマー2、10秒
撮影枚数295枚250枚
RAW14bit
JPEG
TIFF
RAW+JPEG
動画フルHD (1920×1080) 60pフルHD (1920×1080) 30p
ファイル形式MP4
映像圧縮方式MPEG-4 AVC、H.264
音声記録方式MPEG-4 AAC-LC
録音内蔵モノラルマイク内蔵ステレオマイク
手ぶれ補正動画時
内蔵フラッシュ手動ポップアップストロボ折りたたみ式手動ポップアップ
防塵防滴仕様
ゴミ取り機能
ライブビュー
可動式モニターチルト(上:180度、下:45度)
pictbridge
水準器
タッチパネル
顔認識
英語対応
Wi-Fi
NFC
GPS
Bluetooth
リモートスイッチ RS−60E3
オートライティングオプティマイザ
手持ち夜景
USB給電
ダイヤルファンクション
タッチ&ドラッグAF
SDカードSDXC
112mm110.9mm
高さ68mm
奥行き44.5mm44.4mm
重さ343g319g
総重量390g366g
バッテリーLP-E17
インターフェイスMicro USB、HDMIミニUSB、HDMIミニ

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