レンズの違い
- 「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」と「FE 85mm F1.4 GM」と「FE 85mm F1.8」の3本はどちらも大きなボケが楽しめる中望遠レンズで、ポートレート撮影などに最適な焦点距離になっています。「FE 85mm F1.4 GM」と「FE 85mm F1.8」を比較すると、「FE 85mm F1.4 GM」はソニーの85mmレンズで最上位になっており、「FE 85mm F1.8」は安価版になっています。ソニーはソニーブランドのレンズを、最上位の「G Masterシリーズ」、高性能な「Gシリーズ」、安価な「無印シリーズ」の3つに分けています。「FE 85mm F1.4 GM」はサイズが大きく非常に高価なレンズですが、解像性能やボケ味の美しさは一切の妥協がないハイレベルなレンズです。「FE 85mm F1.8」はF値が暗くなり描写性能は「FE 85mm F1.4 GM」ほどではないと思われますが、サイズは圧倒的に小型軽量化されて価格は1/3~1/4程度まで安くなっています。画質に妥協したくない場合は「FE 85mm F1.4 GM」、コストパフォーマンを重視した場合は「FE 85mm F1.8」がオススメです。
- 「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」は「FE 85mm F1.4 GM」と同様に画質に一切の妥協がないソニーブランドで最上位のレンズです。αレンズ史上最高のボケ味に拘ったレンズと謳われています。「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」は通常のレンズとは異なり、「STF(Smooth Trans Focus)」と呼ばれるボケを美しくするためのレンズが搭載されています。「アポダイゼーション光学エレメント」という特殊効果フィルターの内蔵により柔らかで独特なボケ描写を楽しむことができ、口径食や二線ボケの発生も抑制した理想的なボケ味を実現しています。「STFレンズ」は2006年にAマウント用の「135mm F2.8 [T4.5] STF」が発売されていましたがマニュアルフォーカス専用レンズでした。「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」はオートフォーカスに対応するだけでなく、最短撮影距離:0.57m 最大撮影倍率:0.25倍のクローズアップ撮影ができる「マクロ域切り換え機能搭載」やレンズ内手ブレ補正も搭載されています。他のレンズでは実現できない唯一無二のアポダイゼーション効果によるボケ描写を楽しみたい場合は「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」、大口径レンズによる被写界深度の浅いボケ描写と高解像度な描写を楽しみたい場合は「FE 85mm F1.4 GM」がオススメです。
製品名 | ソニー FE 100mm F2.8 STF GM OSS SEL100F28GM | ソニー FE 85mm F1.4 GM SEL85F14GM | ソニー FE 85mm F1.8 SEL85F18 |
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発売日 | 2017年03月24日 | 2016年04月28日 | 2017年03月24日 |
価格 | 17万円前後 | 19万円前後 | 6万円前後 |
マウント | ソニーE(FEレンズ) | ||
シリーズ | G マスターシリーズ | 無印 | |
タイプ | 単焦点 | ||
センサー | フルサイズ | ||
レンズタイプ | ミラーレス | ||
焦点距離 | 100mm | 85mm | |
オートフォーカス | ○ | ||
マニュアルフォーカス | ○ | ||
絞り | F 2.8~20 | F 1.4~16 | F 1.8~22 |
絞り羽根枚数 | 11枚 | 9枚 | |
レンズ構成 | 10群13枚 | 8群11枚 | 8群9枚 |
最短撮影距離 | 0.85m、マクロ切り替えリング:0.57m | 0.8m | |
最大撮影倍率 | 0.14倍、マクロ切り替えリング:0.25倍 | 0.12倍 | 0.13倍 |
画角 | 24° | 29° | |
フィルターサイズ | 72mm | 77mm | 67mm |
フード付き | 丸型バヨネット式 | ALC-SH142 | ALC-SH150 |
手ブレ補正機能 | ○ | - | |
防塵・防滴構造 | 配慮した設計 | ||
最大径 | 85.2mm | 89.5mm | 78mm |
長さ | 118.1mm | 107.5mm | 82mm |
重さ | 700g | 820g | 371g |