「SU-4」モードを使ってコンデジからスピードライトを使用する方法


「SU-4」モードを使ってコンデジからスピードライトを使用する方法

ニコンのスピードライトの「SU-4」モードを使用してホットシューがないコンパクトデジタルカメラでフラッシュ撮影する方法について掲載しています。

ホットシューがないコンデジで外付けストロボを使う方法」の続き記事になります。ホットシューがないコンパクトデジタルカメラで外付けストロボを使用するために「ETSUMI スレーブユニット ホットシュー付 ETM-83749」を使いましたが、ニコンの「スピードライト SB-700」にある「SU-4」モードを使用すると同じことができるのが分かりました。

では「スピードライト SB-700」の設定を行います。電源ボタンを「REMOTE」にします。ボタンを押し込むと「REMOTE」に設置できます。次に「MENU」を押します。
「SU-4」モードを使ってコンデジからスピードライトを使用する方法 1

メニュー項目の「REMOTE」を「SU-4」に設定します。「SU-4」モードではマニュアルしか使用できないので、「M」を設定します。「MENU」ボタンを押して元の画面に戻ります。
「SU-4」モードを使ってコンデジからスピードライトを使用する方法 2

これで設定は完了です。後はキヤノン「PowerShot G7 X」で内蔵フラッシュを光らせて撮影するだけです。
「SU-4」モードを使ってコンデジからスピードライトを使用する方法 3

今回はニコン「D800」を撮影してみます。「SU-4」モードで発光させる外付けストロボは、以下のように発光部を上にさせて「バウンス」撮影を行います。「D800」から30cm離した右側にこの状態で置いておきます。
「SU-4」モードを使ってコンデジからスピードライトを使用する方法 4

まずは普通に「PowerShot G7 X」の内蔵フラッシュで撮影します。
「SU-4」モードを使ってコンデジからスピードライトを使用する方法 5

次に「PowerShot G7 X」の内蔵フラッシュを最も光量が少なく設定し、ISOを125に固定します。外付けストロボは「M 1/2」に設定しましたが、光量は環境や絞り値によって変更する必要があるので何度も撮影して確かめる必要があります。内蔵フラッシュで撮影したより自然な光で撮影できました。
「SU-4」モードを使ってコンデジからスピードライトを使用する方法 6

Gif画像にすると以下のようになります。「ETSUMI スレーブユニット ホットシュー付 ETM-83749」を使用した場合と、「SU-4」モードを使った場合では撮影方法や撮影された画像に違いはありませんでした。
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試しにスマホのフラッシュで撮影してみましたが、どんなに近づけても反応しませんでした。バウンス撮影をすると被写体に自然な光が当たって綺麗でメリハリがある画像になるだけでなく、ISOも下げることができるのでノイズも少なくすることができます。料理撮影などでは非常に重宝する撮影方法です。

ただし、マニュアルでも外付けストロボの光量調整は非常に面倒なので大変です。SU-4モードはニコン「スピードライト SB-700」以外にも搭載されています。多灯ライティングももちろん可能なので、撮影の幅を広げることができると思います。参考になれば幸いです。


ライター:kou
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