外観・デザイン
- 【グリップ形状の変更】
「α99 II」はグリップ部を見直すことでよりホールドしやすい形状になっています。 - 【レリーズ耐久性の向上】
「α99 II」は新開発したシャッターユニットが搭載されています。「α99」はレリーズ耐久回数が約20万回でしたが、「α99 II」は約30万回に向上しています。 - 【フロントマルチコントローラー】
「α99」は正面右下に録画中の操作に適した「サイレントマルチコントローラー」が設置されていましたが、「α99 II」はさらに進化した「フロントマルチコントローラー」が設置されています。絞り値、シャッタースピード、ISO感度、露出補正、AFエリア、AFモードなどが変更でき、クリック切り換えスイッチで操作時のクリック感が変更できます。 - 【デザインの変更】
「α99 II」はペンタ部が突き出した形になり、上部のホットシュー部分にあった内蔵マイクのデザインが変更されています。 - 【バッテリーグリップ】
「α99 II」はAPS-Cセンサー搭載機の「α77 II」と同じ縦位置グリップ「VG-C77AM」が使用できます。 - 【小型化】
「α99 II」は「α99」から約8%の小型化をし、APS-C機の「α77 II」と同等のサイズを実現しています。幅が4.4mm、高さが7mm、奥行きが2.3mm小さくなっていますが、質量は37g重くなっています。
追加した機能
- 【Wi-Fi・NFC・Bluetoothの対応】
「α99 II」は新たに「Wi-Fi」「NFC」「Bluetooth」に対応しています。しかし、「α99」に搭載されていた「GPS」は非搭載になりました。
向上した機能
- 【画質の向上】
「α99」は約2430万画素のセンサーを搭載していましたが、「α99 II」は「α7R II」と同じ約4240万画素のExmor R CMOSセンサー(裏面照射型)が搭載されています。画素数が増えただけでなく、優れた高感度性能や広いダイナミックレンジも実現しています。 - 【画像処理エンジンの向上】
「α99」は画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」が搭載されていましたが、「α99 II」はさらに改良された「BIONZ X」と高速「フロントエンドLSI」が搭載されています。データをより高速・高画質に処理することができます。 - 【連写性能の向上】
「α99」は最高約10コマ/秒の連写性能でしたが、「α99 II」はAF/AE追従で約12コマ/秒の高速連写を実現しています。 - 【暗所AF性能の向上】
「α99」は測光範囲が「EV-2~17」の範囲でしたが、「α99 II」は「EV-4~18」に向上しています。より暗い場所でもオートフォーカスが可能です。 - 【AFセンサーの向上】
「α99」は19点位相差AFセンサー(クロスセンサー11点)・102点像面位相差センサーを搭載していましたが、「α99 II」は79点位相差AFセンサー(クロスセンサー15点)・399点像面位相差AFセンサーを搭載しています。「トランスルーセントミラー・テクノロジー」構造ならではの、2つのAFシステムが同時に駆動することでより被写体を高速・正確に捉えることができます。ソニーのフルサイズ機として初めて「4Dフォーカス」を実現しています。
「α99」と「α99 II」は位相差AFと像面位相差AFを同時駆動させることができますが、「α99」は2つの検出位置が重なっていないのに対し、「α99 II」は検出位置が重なっています。クロスセンサー以外の64点の位相差は横方向を検出、399点の像面位相差は縦方向を検出し、重なる箇所をハイブリッドクロスAFポイントとして測距できます。(コメントで教えて頂きました。ありがとうございます。) - 【ファインダー倍率の向上】
「α99」はファインダー倍率が約0.71倍でしたが、「α99 II」は約0.78倍に向上しています。よりハッキリと被写体を確認できます。 - 【4K動画に対応】
「α99」はフルHD(1920x1080) 60pまでの動画性能でしたが、「α99 II」は画素加算のない全画素読み出しの4K(3840x2160) 30pに対応しています。フルHDで120pのスローモーション動画も撮影可能です。4KやフルHD動画から静止画を切り出すことも可能です。 - 【向上したスポット測光】
「α99 II」は「フレキシブルスポット」や「拡張フレキシブルスポット」時に、スポット測光位置をフォーカスエリアに連動させる設定が可能です。測光サークルは「スポット:標準」と「スポット:大」から選択できます。 - 【ユーザーインターフェースの向上】
「α99 II」はメニュー表示が見やすく分類され、より扱いやすくなっています。
製品名 | ソニー α99 II | ソニー α99 |
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発売日 | 2016年11月25日 | 2012年10月26日 |
価格 | 38万円前後 | 20万円前後 |
シリーズ | α(アルファ)シリーズ | |
マウント | ソニーA系マウント | |
センサー | フルサイズ(35.9×24mm Exmor R CMOS) | フルサイズ(35.8×23.9mm Exmor CMOS) |
画像処理エンジン | BIONZ X + フロントエンドLSI | BIONZ |
ローパスフィルター | レス仕様 | ○(多点分離方式の光学ローパスフィルター) |
総画素数 | 4360万画素 | 2470万画素 |
有効画素数 | 4240万画素 | 2430万画素 |
最大記憶画素数 | 7952×5304px | 6000×4000px |
ISO | 100~25600 | |
拡張ISO | 50~102400 | 50~51200 |
動画時ISO | 100~25600 | 100~6400 |
連写 | 12コマ/秒 | 10コマ/秒 |
測距点 | 79点位相差AFセンサー(クロスセンサー15点)、399点像面位相差AFセンサー | 19点位相差AFセンサー(クロスセンサー11点)、102点像面位相差センサー |
測距輝度範囲 | EV-4~18 | EV-2~17 |
AF方式 | ハイブリッド位相差検出AFシステム(位相差AF+像面位相差AF) | デュアルAF(位相差AF+像面位相差AF) |
フリッカーレス撮影 | ○ | |
ハイライト重点測光 | ○ | |
画面全体平均測光 | ○ | |
ホワイトバランス(雰囲気優先) | ○ | |
ホワイトバランス(ホワイト優先) | ○ | |
ファインダー | 電子式ビューファインダー (235.9万ドット/視野率100%/倍率0.78倍) | 電子式ビューファインダー (235.9万ドット/視野率100%/倍率0.71倍) |
モニター | 3インチ (122万ドット) | |
WhiteMagic(視野性の高いモニター技術) | ○ | |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 | |
電子先幕シャッター | ○ | |
セルフタイマー | 2、5、10秒 | 2、10秒 |
撮影枚数 | ファインダー時:390枚、液晶モニター時:390枚 | ファインダー時:410枚、液晶モニター時:500枚 |
RAW | 14bit(非圧縮、圧縮で選択可能) | 14bit(圧縮) |
JPEG | ○ | |
RAW+JPEG | ○ | |
動画 | 4K (3840×2160) 30p、フルHD (1920×1080) 60p | フルHD (1920×1080) 60p |
ハイフレームレート | フルHD (1920×1080) 120fps | |
ファイル形式 | XAVCS、AVCHD、MP4 | AVCHD、MP4 |
手ぶれ補正 | 4.5段分 | |
内蔵フラッシュ | ||
防塵防滴仕様 | ○ | |
ゴミ取り機能 | ○ | |
ライブビュー | ○ | |
可動式モニター | チルト(3軸) | |
水準器 | ○ | |
タッチパネル | ||
顔認識 | ○ | |
バルブ撮影 | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
NFC | ○ | |
GPS | ○ | |
Bluetooth | ○ | |
SDカード | ○ | |
SDHCカード | ○ | |
SDXCカード | ○ | |
メモリースティックDuo | ○ | |
幅 | 142.6mm | 147mm |
高さ | 104.2mm | 111.2mm |
奥行き | 76.1mm | 78.4mm |
重さ | 770g | 733g |
総重量 | 849g | 812g |
バッテリー | NP-FM500H | |
インターフェイス | USB、HDMI |