それでは開封していきます。価格は8,770円(ポイント込み)で、決して安くありません。「クリーニングキットプロ2 CK-P2」は専用のダンボールに入っていたので、ニコンが気合を入れて作っているのが伺えます。
開けると本体が出てきます。
内容物の確認ができます。
左上から、「説明DVD」、「シルボン紙」、「ブラシ」、「クリーニングスティック2本」、「ブロアー」、「クリーニングクロス」、「ハンドラップ」です。注意が必要なのは、「無水エタノール」は含まれていません。個別に購入する必要があります。
清掃には「シルボン紙」を「クリーニングスティック」に巻きつけて、「無水エタノール」を付けて行います。
クリーニング方法は全て「説明DVD」から確認して行います。手段は、まずレンズフィルターの清掃から練習し、次にイメージセンサーの清掃をします。「シルボン紙」の巻きつけ方や、「無水エタノール」を付ける量、クリーニング時の速度や角度など重要なことが「説明DVD」から確認できます。
実際にセンサークリーニングを行いましたが、「説明DVD」が非常に重要なことが分かりました。センサークリーニングは難しく、これを見ないとコツが掴めません。文字だけの説明ではたぶん綺麗に清掃することはできないと思います。
初めにマイクロフォーサーズ機で清掃しましたがこれは非常に簡単でした。センサーが小さくて手前にあるので、比較的簡単に清掃できると思います。次にキヤノンのAPS-C機で行いましたが、これもあまり難しくありませんでした。センサーが奥にあるのでミラーレスよりは難しいですが、なんとか綺麗に清掃できました。手こずったのが、ニコンのフルサイズ機です。フルサイズセンサーは非常に大きく、一眼レフのセンサーが奥にある構造では清掃がとても難しいです。どうしても周辺部に拭き残しが残ってしまい、10回以上やっても上手く出来ずかなり落ち込みました。もう一度「説明DVD」を見返すと、「シルボン紙」の巻きつけ方と「無水エタノール」の付け方が雑だったことが分かり、再度落ち着いて行うと綺麗に清掃することができました。
その後は、何度か拭き残しが残ってしまうものの、数回やれば綺麗にクリーニングできるようになりました。センサー清掃料やサービスセンターに行くための交通費も含めると、もうすでに元は取れたと思います。何よりゴミが気になった場合に自分で清掃できるのは非常に便利です。
「クリーニングキットプロ2 CK-P2」は期待以上の製品でした。難しいセンサークリーニングを1人で行えるようになり、とても満足です。しかし、センサーを傷つけてしまうリスクなども考えると、自分で清掃せずに各メーカーのサービスセンターで任せるもの良いと思います。購入の際の参考になれば幸いです。
ライター:kou