「FM10」と「Df」はどちらもニコンFマウントを採用する一眼レフカメラです。
「FM10」はマニュアルフォーカス専用なので、「Df」のようにAF専用センサーを搭載する必要がないためマウント下部にスペースが必要ありません。
ニコンFマウントはフランジバックが46.5mmです。
イメージセンサーやフィルムの位置を示すマーク(撮像面マーク)からのサイズ比較。デジタル一眼レフカメラは背面にイメージセンサーや液晶モニターなどを搭載するために厚みが太くなっています。
次はミラーレスカメラの「α7R II」との比較です。
ミラーレスカメラにAF専用センサーは必要ないので、高さが低く抑えられています。
カメラの厚みは、「FM10」と「α7R II」ではほとんど代わりません。
撮像面マークからサイズを比較すると、フィルムカメラとミラーレスカメラでは全く構造が違うことが分かります。ミラーレスカメラの「α7R II」はフランジバックが18mmのソニーEマウントを採用し、センサーからマウントまでの距離が大幅に短くなっています。それに対し、フィルムカメラの「FM10」は背面にイメージセンサーも液晶モニターも必要がないのでフィルムから背面までの距離が大幅に短くなっています。