デジタル一眼レフシリーズ
ソニーのデジタル一眼レフカメラには、フルサイズとAPS-Cのセンサーサイズを搭載したカメラがあります。ソニーの現在発売されているデジタル一眼レフはSLT(Single Lens Translucent)という特殊な構造で、一眼レフですが光学ファインダーではなく、電子ビューファインダーが搭載されています。α2桁が電子ビューファインダー構造で、α三桁が光学ファインダー構造です。・50番台シリーズ(APS-C)
ソニーのデジタル一眼レフカメラで最も入門向けなシリーズ
は50番台です。とにかく簡単で手軽なデジタル一眼レフが欲しい場合や初めてデジタル一眼レフを購入する場合にお勧めなカメラです。・60番台シリーズ(APS-C)
同じく入門向けですが、50番台より上位なシリーズが60番台です。エントリークラスですが、スペックはミドルクラスに近いので価格帯は50番台より高くなっていますが、
機能が充実したエントリーモデル
が欲しい場合にお勧めです。・70番台シリーズ(APS-C)
APS-Cの最上位シリーズが70番台です。
SLT構造を利用した高速オートフォーカスや連写撮影が可能
で、スペック的にはプロフェッショナル向けカメラに迫る高性能を実現しています。ハードなスポーツ撮影など、プロレベルのオートフォーカスや連写が必要な場合にお勧めのカメラです。・90番台シリーズ(フルサイズ)
ソニーの一眼レフフルサイズシリーズが90番台です。過去には光学ファインダーの一眼レフ構造をしたフルサイズ機の900番台がありましたが、SLT構造に変わったため唯一の
フルサイズシリーズ
になっています。ソニーのフルサイズ機が欲しい場合にお勧めのカメラです。ミラーレスシリーズ
ソニーのミラーレスカメラは、フルサイズとAPS-Cのセンサーサイズを搭載したカメラがあります。・α5000/NEX-3シリーズ(APS-C)
ソニーのミラーレスで最も入門向けなシリーズ
がα5000です。過去にはNEX-3というエントリークラスのシリーズでしたが、α5000に名称が変更されました。小型軽量でオート撮影が充実したカメラが欲しい場合にお勧めです。・α5100/NEX-5シリーズ(APS-C)
α5000とα6000の中間にある中位シリーズがα5100です。過去にはNEX-5というミドルクラスのシリーズでしたが、α5100に名称が変更されました。
スペック的には上位のα6000と同じほど高性能
で、α6000から内蔵電子ビューファインダーを省略して、連写機能を弱めたモデルと言えなくもありません。また、α6000にはないタッチパネルがα5000には搭載されています。電子ビューファインダーが不要で高性能カメラが欲しい場合にお勧めのカメラです。・α6000/NEX-6・7シリーズ(APS-C)
ソニーのAPS-Cミラーレスカメラで最も上位のシリーズ
がα6000です。過去にはNEX-6とNEX-7という上位シリーズでしたが、統一されてα6000に名称が変更されました。電子ビューファインダーを内蔵した、高速オートフォーカスと高速連写機能を搭載したモデルでかなりのハイスペック仕様になっています。α5100・α5000より高価ですが、それほど値段は変わらないので、高性能なEVF内蔵のミラーレスカメラが欲しい場合にお勧めのカメラです。・α7シリーズ(フルサイズ)
ソニーのフルサイズミラーレスで入門向けシリーズ
がα7です。α7・α7R・α7Sシリーズの中で最も低価格でスペックのバランスが整ったモデルです。「II」にはボディ内手ブレ補正機能が搭載されています。バランスの整った入門向けフルサイズミラーレス機が欲しい場合にお勧めのカメラです。・α7Rシリーズ
α7より上位の
高画質を追求したシリーズ
がα7Rです。α7・α7R・α7Sシリーズの中で唯一ローパスフィルターレス仕様で、画素数も最も多くなっています。「II」にはボディ内手ブレ補正機能が搭載され、全体的なスペックアップがされていますが非常に高価になっています。とにかく高画質を追求して撮影したい場合にお勧めのカメラです。・α7Sシリーズ
ソニーのフルサイズミラーレスカメラで最も
高感度性能を追求したシリーズ
がα7Sです。α7・α7R・α7Sシリーズの中で最も画素数が少なく、動画機能が充実しています。「II」にはボディ内手ブレ補正機能が搭載され、α7R IIと同様に全体的なスペックアップがされていますが非常に高価になっています。高感度性能や動画機能を追求して撮影したい場合にお勧めのカメラです。・α QXシリーズ
スマートフォンと連携して撮影
できるユニークなシリーズがα QXです。Wi-Fiでスマートフォンとα QXを接続して、スマートフォンから操作して撮影することができます。スマートフォンを利用したユニークな撮影方法を試したい場合にお勧めのカメラです。コンパクトデジタルカメラシリーズ
ソニーのコンパクトデジタルカメラには、フルサイズや1.0型など様々なセンサーサイズを搭載したカメラがあります。Exmor(CMOS)センサーを搭載したカメラはシリーズ名の後に「X」が付けられ、現在のほとんどのコンパクトデジタルカメラはExmor(CMOS)センサーが使用されているので「RX」「HX」「WX」「TX」「QX」などの名称になっています。・Wシリーズ
ソニーのコンパクトデジタルカメラで最も初心者向けカメラ
がW(WX)シリーズです。高倍率ズームレンズ搭載の充実したスペックを搭載していますが、過剰な機能は搭載していないため、低コストを実現しています。Exmor(CMOS)センサー搭載のWXシリーズより、CCDセンサー搭載のWシリーズのほうがスペックは落ちますがコストパフォーマンに優れています。とにかく安い価格の入門カメラを購入したい場合はWシリーズ
、入門向けカメラだが高性能で高倍率ズームもカメラが欲しい場合はWXシリーズ
がお勧めです。・Hシリーズ
高倍率ズームレンズ
を搭載したシリーズがH(HX)シリーズです。WXシリーズも同様に高倍率ズームレンズを搭載していますが、Hシリーズはその上位シリーズと言うこともできます。Hシリーズは、一眼レフスタイルの三桁と、コンパクトデジタルカメラスタイルの二桁があり、三桁のほうが高倍率です。一眼レフスタイルの高倍率ズームカメラが欲しい場合には三桁のHシリーズ
、コンパクトデジタルカメラスタイルの高倍率ズームが欲しい場合には二桁のHシリーズ
がお勧めです。・Tシリーズ
薄型のボディのエントリー向けカメラ
がTシリーズです。非常に薄いスライド式のカメラと、スライド式ではないが非常に薄いタフネス仕様のTFシリーズがあります。とにかく薄いカメラが欲しい場合にはTシリーズ
、タフネスカメラが欲しい場合はTFシリーズ
がお勧めです。・R三桁シリーズ(1.0型)
ソニーの高級コンパクトカメラシリーズで最も入門向けのシリーズ
がR三桁です。小型軽量化したボディですが、かなりのハイスペック仕様で完成度の高いカメラです。価格帯はW・H・Tシリーズと比べて高価ですが、あまり高価過ぎることはありません。なんでもこなす人気の高級コンパクトデジタルカメラが欲しい場合にお勧めのカメラです。・R二桁シリーズ(1.0型)
R三桁シリーズの上位シリーズがR二桁です。35mm判換算で焦点距離24-200mm相当のズーム全域でF2.8通しの高性能レンズを搭載していますが、ボディは大型化しています。価格もR三桁シリーズより、高価ですが動画機能などの面でもR三桁シリーズより優れています。大きくてもいいので、
高性能な1.0型センサーのカメラ
が欲しい場合にお勧めのカメラです。・R一桁シリーズ(フルサイズ)
コンパクトデジタルカメラながらフルサイズセンサーを搭載した最上位シリーズ
がR一桁です。大型センサーですが小型軽量化したボディで、高画質と小型化の両方を実現しています。末尾に「R」が付くカメラはローパスフィルターレス仕様です。非常に高価なカメラですが、フルサイズセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラが欲しい場合にお勧めのカメラです。シリーズの違い
シリーズ | 意味 |
---|---|
デジタル一眼レフシリーズ | |
α二桁 | SLT(Single Lens Translucent)構造の電子ビューファインダーを搭載したシリーズ |
α三桁 | 一眼レフ構造の光学ファインダーを搭載したシリーズ |
90番台 | フルサイズのシリーズ |
70番台 | APS-Cの上位シリーズ。連写機能を向上したモデル |
60番台 | APS-Cの中位シリーズ |
50番台 | APS-Cの入門向け上位シリーズ |
30番台 | APS-Cの入門向け下位シリーズ |
900番台 | 過去に使われたフルサイズのシリーズ |
500・700番台 | 過去に使われたAPS-Cの上位シリーズ |
350番台以上 | 過去に使われたAPS-Cのエントリー向け上位シリーズ |
330番台以下 | 過去に使われたAPS-Cの中位シリーズ |
200・100番台 | 過去に使われたAPS-Cの入門シリーズ |
ミラーレスシリーズ | |
α7R | フルサイズの上位シリーズ。高解像度モデル |
α7 | フルサイズの入門シリーズ |
α7S | フルサイズのシリーズ。高感度や高品質動画対応モデル |
α6000/NEX-6・7 | APS-Cの上位シリーズ。現在は「NEX」の名称は使われず「α」に統一 |
α5100/NEX-5 | APS-Cの中位シリーズ。現在は「NEX」の名称は使われず「α」に統一 |
α5000/NEX-3 | APS-Cの入門シリーズ。現在は「NEX」の名称は使われず「α」に統一 |
α QX | APS-Cの派生シリーズ |
コンパクトデジタルカメラシリーズ | |
サイバーショット(DSC)ブランド | 現在使われているブランド。カメラ名称に「DSC-」が付く |
デジタルマビカ(MVC)ブランド | 過去に使われたブランド。カメラ名称に「MVC-」が付く |
R一桁 | フルサイズの上位シリーズ |
R二桁 | 1.0型の中位シリーズ |
R三桁 | 1.0型の入門シリーズ |
R・RX | 高級コンパクトシリーズ |
H・HX | 高倍率ズーム。HXはExmor(CMOS)センサー搭載 |
T・TX・TFシリーズ | スリムタイプのコンパクトシリーズ。TXはExmor(CMOS)センサー搭載。TFはタフネスモデル |
W・WXシリーズ | 入門向けのコンパクトシリーズ。WXはExmor(CMOS)センサー搭載 |
QX | レンズスタイルのコンパクトシリーズ |